1.新たな住人
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アイリス達は青雉に案内され センゴクのもとに向かっていた。
「いい匂いだな~…」
「勝手にいなくなるなよ 麦わら屋」
ローはルフィを見張っていた。
「昼 まだなの?」
「…ええ。 帰ってから食べるつもりで」
「だったらさ 食べていきなよ」
「でも…」
「いいって。 ほら 行こう」
「「やった!」」
エースとルフィは匂いを辿り 食堂へ走っていった。
「勝手にいなくなるな 麦わら屋!」
ローも後を追っていった。
「廊下は走っちゃダメだって…って聞いてねェか……」
「ふふっ」
アイリス達も食堂へやってきた。
「アイリス こっち! こっち!」
席を取っていたルフィは満面の笑みでアイリスに手を振った。
「今 行きますから、あまり迷惑をかけな…「待て」」
アイリスは肩を掴まれて 振り返った。
「これ 見ろよい」
「え?」
マルコに示されて見たのは張り紙だった。
張り紙には「麦わらのルフィ 出入り禁止!!」と書かれていた。
「「「!」」」
「あー 忘れてた…。 例の件で出入り禁止になったんだよ あいつ」
「例の件? 何したんだ エースの弟は?」
「実は…」
アイリスは以前ルフィが来た時に食堂の食べ物を食べ尽くしてしまったことを説明した。
「アイリス 早くー!」
ルフィは体を横に振って 落ち着きがなく待っていた。
「……どうしましょう…今 取り上げてしまってはあまりにもかわいそうです……」
「んー じゃあ今回はアイリスに免じて 許可するよ。 アイリスの膝枕一回で」
「ひ・ざ・ま・く・ら!? 聞き捨てならねェぞ それは!!」
「…膝枕? それでいいのなら…」
「よし じゃあ今回は…【こらァ クザン!!】」
そこに血相を変えたガープが走ってきた。
「ガープさんっ!?」
「ルフィを中に入れるなと言っておいただろう!?」
「いやー忘れちゃって…すみません」
「ガープ様 すみません!」
アイリスは頭を下げた。
「今回だけは見逃してください。 お願いします!」
「…っ……」
「ガープさん お願いしますよ。 代わりにアイリスが肩揉みしてくれるって」
「え!?」
ガープは咳払いをした。
「……仕方あるまい……アイリスの肩揉みで手を打とう」
「「「甘っ!!」」」
「ありがとうございます ガープ様! クザン様!」
アイリス達は食堂に入った。
「アイリス 遅ェよ! 腹 減った……」
「ごめんなさい ルフィ様。 どうぞ お食べになって。 私は料理を取って来ますから」
「じゃあ 待ってる! みんなで食べる料理はもっと美味いから!」
「……はい!」
アイリスは笑った。
その後 アイリス達は一緒に昼食を食べた。
昼食を食べ終えたアイリス達は青雉の案内でセンゴクのもとに着いた。
「青雉 ご苦労だった」
「はいはい」
青雉はアイリスを見た。
「じゃあ 俺の仕事はここまでだから」
「ありがとうございました クザン様」
「アイリス 後で俺の部屋来てよ」
「はい 約束ですから」
青雉は満足そうに笑った。
「ガープさんの後でいいから」
そう言って 自分の部屋に向かっていった。
アイリス達はセンゴクを見た。
「久しぶりだな アイリス」
「お久しぶりです センゴク様」
「新しい住人がお前らだったとはな…白ひげ海賊団、革命軍 参謀総長 サボ…」
「いいアジトだぜェ。 飽きがこなくてなァ」
「そうか。 お前たちにはこれから 住人登録をしてもらう」
マルコ達は住人登録の手続きをし始めた。
その間 アイリスとローとルフィはガープの部屋に向かっていた。
「ルフィ様 エース様とサボ様と一緒でなくてよかったのですか?」
「んーよくわかんねェけど、“アイリスとトラ男を二人っきりにするな!”ってエース達に言われたからさ」
「? そうですか…」
「………」
ガープの部屋に着き アイリスは約束通りガープの肩揉みをしていた。
「私…センゴク様に怒られると思っていました……」
「センゴクが? ハッハッハッ! アイリスのことを怒れる奴なんて誰もおらんぞ。 な ルフィ? ロー?」
そう言って ガープはローとルフィを見た。
「え?」
アイリスもつられて見た。
ローとルフィは頷いた。
「そもそも アイリスは怒られるようなことはしてないぞ!」
「怒られるとしたら 麦わら屋の方だな」
「ルフィ アイリスに迷惑かけるじゃないぞ!」
「おう!」
「アイリス もうそろそろいいぞ」
「そうですか…?」
アイリスは手を退けた。
「肩が軽くなったわい! ありがとな アイリス」
「いえ よかったです。 お身体 大切になさってください」
「若造にはまだまだ負けんぞ!」
「はい 頑張ってください!」
アイリスは笑った。