1.新たな住人
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エスポワール島に帰る途中 アイリス達は買出しのために島に寄っていた。
「付き合わせてしまってすみません。 住人の方が急に増えたものですから…」
マルコとサボとエルリオンは荷物持ちをしていた。
「そうだな。 よく食う奴もいるからな」
「ええ。 エース様の食欲には驚かされました」
「エースは昔っからよく食うからな。 それより 話聞いてると あんたってまだ住み始めたばっかり?」
サボはマルコを見て言った。
「昨日だよい」
「昨日!? 住み始めたばっかりじゃんか!」
「これくらいあれば数日は大丈夫でしょう」
「…この量で数日か…?」
「はい。 会計を済ませて早く帰らないと皆様が心配してしまいますね…」
「「………」」
主にあんた(貴女)のな…
アイリス達はレジに向かった。
「あら アイリスちゃんじゃない!」
「おば様! お久しぶりです」
マルコとサボとエルリオンは持っていた食料等をレジに置いた。
少し膨よかで感じのいいおばさんは手際良く 商品をレジに通していった。
「アイリスちゃん自身で買い物なんて珍しいわね。 それに…」
おばさんはマルコとサボを見た。
「新顔の素敵な男の人を二人も連れて。 アイリスちゃんはホント モテるわよね♡」
「お おば様っ…!!」
「わかっているよ。 新しい住人だろう? はい 合計で…1億ベリーだよ」
「「高っ!」」
マルコとサボは思わず 声を揃えて言った。
「じゃあ これでお願いします」
そう言って アイリスが見せたのはブラックカードだった。
「「ブラックカードっ!?」」
マルコとサボは驚きの声をあげた。
「アイリスちゃんは海軍も従えちゃうくらいの美貌の持ち主だからねぇ」
「私は従えてなんか…っ! ……センゴク様が“生活費に使いなさい”とくださった物で…」
「「………」」
海軍!!
なに 恐ろしいもんあげてんだよっ!?
会計を済ませたアイリス達はおばさんに別れを言って 店を出た。
そして 再びエスポワール島を目指した。
その頃 エスポワール島ではアイリスが帰って来ないことで騒ぎになっていた。
「なんで 朝になっても帰って来ないんだよっ!? 電伝虫 忘れて行ってるし…!」
「慌てていて忘れたのだろう…」
「…もしかして マルコ……」
「「「………」」」
シャンクス達の脳裏に嫌な光景が浮かんだ。
「マルコはそんな簡単に手出さねェよ!」
「お前が言うと説得力がないな サッチ」
ベックマンはルフィを見た。
「ルフィとエースの義兄弟のサボに手紙を届けに行ったんだろ?」
「ああ」
「夜遅いから一泊したとしても……遅すぎるな」
「一泊って…! ベンちゃん!?」
「あくまで仮定の話だ お頭」
「じゃあ もし、実はアイリスとサボは親密な関係で……【今 帰ったよい】」
鳥型のマルコが空から降りてきた。
「お帰り マルコ! アイリスとサボは?」
「アイリスとサボなら… っ!」
マルコは殺気を感じ 恐る恐るその方を見た。
「「「マ~ル~コ~~!!」」」
そこには戦闘態勢のシャンクス達がいた。
マルコの顔に冷や汗が伝った。
「いきなりなんだよい…っ!」
「「「問・答・無・用っ!!」」」
シャンクス達がマルコに向かっていった。
【ここがアイリスさんの島か…アイリスさんと同じく綺麗な島だ】
「「「!?」」」
シャンクス達は止まり 声がした方を見た。
空中へ逃げた鳥型のマルコも声がした方を見た。
「「サボ!!」」
エースとルフィはサボに向かって走り出した。
「エース! ルフィ!」
次の瞬間 エースとルフィは吹っ飛んでいった。
「え?」
「「「お前が犯人か~~!!?」」」
代わりにシャンクス達が向かってきた。
「えっ!? ちょっ 何のこと!?」
【おやめになってくださいっ!!】
「「「!?」」」
シャンクス達は止まって声の主を見た。
そこには サボより少し遅れてやってきたアイリスが申し訳なさそうに立っていた。
「…私が悪いのですよね……? 私が一日なら平気かなと思い 私を気遣って泊めてくれると仰って下さったサボ様に甘えてしまったから……。 本当にごめんなさい…」
アイリスは頭を下げた。
サボはアイリスの顔が疲れてそうだったことを付け足した。
シャンクス達は武器をしまい ばつが悪そうにした。
「なんだ~…もしかしたらって思ったけど…俺の考え過ぎか。 よかった よかった。 逢引とかじゃなくて…」
「…逢引っ!?」
アイリスは驚いた。
「俺とアイリスさんは昨日が初対面だよ…っ!?」
アイリス達は笑い合い ギスギスした雰囲気はいつも通りに和やかになった。
サボはこの島に住むためのルールを1つ理解した。
アイリスに手を出す者には容赦ない体裁が下される
…ただし アイリスの意思である場合を除く