1.新たな住人
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
アイリスはイゾウと共にエースとルフィが住む家に向かっていた。
「お付き合いさせてしまってすみません イゾウ様」
「俺が好きで付き合ってるんだ。 気にしないでくれ」
そして エースとルフィの家に着いた。
アイリスは白ひげ海賊団の家と同様にドアをノックした。
【おはようございます。 アイリスです】
「「………」」
だが 返事はなかった。
「恐らく まだ起きてねェんだな…」
【え!? エース様、ルフィ様 入りますよ?】
アイリスはエースとルフィの家に入った。
「おはようございます エース様、ルフィ様。 起きていらっしゃいますか?」
「「zZZ」」
エースとルフィはリビングのソファで寝ていた。
「エース様、ルフィ様 そのような所で寝ていては風を引かれてしまいますよ!? 起きてください!」
アイリスはエースとルフィの体を順番に揺すった。
「…ん…いい匂い…」
「きゃっ!」
アイリスはエースに腕を引かれた。
そして 抱き枕の様にされた。
「エース様っ!」
アイリスはイゾウに助けを求めた。
「イゾウ様っ!」
イゾウは二丁拳銃を構えていた。
「エース……」
「「!?」」
殺気に似た様なものを感じたエースとルフィはびくっと飛び起きた。
「起きたか…」
イゾウは二丁拳銃をしまった。
「…イゾウ? おはよう」
今 二丁拳銃持ってた……?
「ああ おはよう」
「起こしに来てくれたのか?」
「俺と言うより 彼女がな」
そう言って エースに潰されかけているアイリスを見た。
「…エース様……重いです…」
「アイリス!?」
エースはすぐに退いた。
「アイリス 大丈夫か!?」
「…いたた……大丈夫です」
「ごめんな アイリス」
「そんな顔なさらないでください エース様。 大丈夫ですから」
「アイリス ご飯の時間か?」
「いえ まだだと思いますよ?」
「じゃあ もう少し寝よ…」
ルフィはソファに横になった。
「ルフィ様!」
「アイリス 用は済んだだろう? 帰るぞ」
「いえ まだです」
アイリスはエースとルフィを見た。
「エース様は住み始めたばかりですし、ルフィ様は引っ越したばかりですし、何か困っていることはありませんか?」
「え? 別にないけど」
「……うん…」
ルフィは眠気と戦いながら頷いた。
「よかったです」
「それよりさ もう一人 一緒に住みたい奴がいるんだけど」
「それは構いませんが…どなたでしょう?」
「“サボ”って言うんだけど…」
「サボ様?」
「サボは革命軍 NO.2で、俺たちと義兄弟なんだ」
「ルフィ様とエース様は三兄弟でいらっしゃったのですね」
「ああ」
「サボ様にその旨の手紙を届けさせるので 手紙を書いてくださいますか?」
「任せろ!」
「では 後で私の城に来てください」
「わかった」
「イゾウ様 帰りましょうか?」
「ああ」
アイリスとイゾウはエースとルフィの家を出て行った。
「早くサボに会いたいな!」
「………」
イゾウとアイリスって……
イゾウと別れたアイリスはプリエール城に戻り 便箋を探し始めた。
朝食を食べ終えたエースとルフィはプリエール城にやって来た。
「アイリス 来たぞー!」
「お待ちしておりました。 城にある便箋を用意したので お好きな物をお選びになってください」
「だって エース どれにする?」
「このシンプルのでいいんじゃないか」
「えー なんかつまんねェじゃん!」
「じゃあ ルフィはどれがいいんだ?」
「う~ん…あ これは!」
そう言って エースに見せたのは犬の便箋だった。
「サボ 犬好きそうだし」
「ああ まあ いいんじゃねェか。 要は内容だし」
「よし! アイリス これにするぞ!」
「はい ではペンを」
アイリスは羽ペンをルフィに渡した。
「あ 俺パス。 字 汚えェし」
「それなら 俺もパスだ」
「そう言うことだから アイリス書いてくれよ。 文章は俺らで考えるからさ」
「アイリスなら字上手いだろうしな」
「それはいけません ルフィ様、エース様」
「どうして?」
「手紙と言うのは気持ちなのですよ? 字が上手 下手など関係ないのです」
アイリスはエースを見た。
「先程 エース様はおっしゃったではないですか? “要は内容だ”…と」
「………」
「サボ様もルフィ様とエース様自身がお書きになった手紙を喜んでくださるでしょう。 ですから ルフィ様とエース様でお書きになってください」
アイリスはルフィに羽ペンを握らせた。
「不安でしたら 字の練習をしましょう」
「ああ それがいい」
「賛成!」
「では メモ用紙を取ってきますね」
アイリスは部屋を後にした。