3.接触
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「エース おかえり…ってその子 どうした!?」
マルコ達はアイリスを抱き抱えているエースを見て驚いた。
「俺は“買い物に行ってくる”と聞いたが…」
「親父 これにはわけが…!」
エースは事情を説明した。
「そしたら お互いに頭をぶつけて この子が気を失っちまったんだ」
「頭がぶつかった!?」
「この子、頭蓋骨 陥没してないだろうな!?」
マルコは慌てて アイリスの頭を確認した。
「ふーっ…大丈夫みたいだよい」
マルコは冷や汗を拭った。
「だが まさか買い物に行って 女の子を連れてくるとは…」
「仕方ねェだろ! サイフ忘れたんだから!!」
「自慢するな!」
「どうせ サイフ持ってたとしても入ってないだろ」
ジョズの言葉にマルコ達は一斉に頷いた。
「……小遣いが足りねェんだ!」
「エースは食費にかかり過ぎなんだよい」
「マルコは小遣い いくらもらってるんだ?」
「…エースの2倍くらいよい」
「2倍!?」
エースは白ひげを見た。
「親父! 俺の小遣い増やしてくれよ!」
「少しは節約しろォ」
「つーか 幾つまで小遣いやる気だよ!?」
「息子は幾つになっても息子だァ」
「それより エース、品物だけ持ってきちまったんだから 金を払ってこい!」
エースはジョズを見た。
「でも 金が…」
「やるよい」
そう言って マルコはお金を渡した。
「…マルコ いいのか?」
「親父の顔に泥を塗るくらいなら安いもんだよい」
「ありがとう!」
エースはお金を受け取り お土産屋さんに向かって走り出した。
その頃 ミホークは街でアイリスを探していた。
「どこへ行ったのだ…」
やはり 一人で行かせるべきではなかった…
アイリス 無事でいてくれ…
「……ん…」
アイリスは目を覚ました。
「あれ…私……」
「「「!!?」」」
めちゃくちゃ 美人だ――…!!
白ひげ達はアイリスに見惚れた。
「お嬢ちゃんはエースと頭をぶつけたらしいよい」
アイリスはマルコを見た。
「…エース…?」
「顔にそばかすがあって 上半身 裸で オレンジ色の帽子をかぶった奴なんだけど…」
「あ! そんな感じの人とぶつかった気がします! それで私は気を失ってしまっんですね…」
マルコはアイリスに歩み寄った。
「頭 痛くないかよい?」
「……少しだけ… !」
そう言えばさっき 誰かに見られてる気配があったけど…
マルコはナースを見た。
「ナース この子の…」
マルコはアイリスに視線を戻した。
「名前は?」
「……アイリスです」
うううん。 この人たちじゃない…
「アイリスの頭を見てくれよい」
「わかりました。 アイリスさん こちらへ」
アイリスはナースに案内された。
アイリスは振り返って マルコを見た。
「あの…!」
「ん?」
「お名前を教えていただけませんか?」
「自己紹介まだだったな…」
白ひげ達はアイリスに自己紹介した。
「マルコさん……ありがとうございます!」
アイリスは微笑んだ。
「いいってことよい!」
笑顔が眩しいよい…
アイリスはナースに検査室に連れていかれた。
その頃 エースはお土産屋さんについた。
「おじいちゃん さっきはごめんな! ちゃんとお金 持ってきたよ!!」
エースはおじいさんにお金を渡した。
「わざわざ戻ってくるとは驚いたよ…」
「ヘヘッ」
エースは笑った。
そこに一人の客が来た。
【すまないが 連れを探している】
「じゃあ 俺は… !!」
エースが帰ろとして客を見ると ミホークだった。
「た 鷹の目!?」
「火拳か」
「なんでここにいんの?」
「“アイリス”と言う連れと買い物に来たのだが 戻ってこないので探している」
「悪いけど アイリスって言う人は知らねェわ。 …見つかるといいな」
「…ああ……」
「じゃあ…俺は…」
そう言って エースはモビー・ディック号に向かって走り出した。
鷹の目は苦手なんだよな…俺……