2.恋の病
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「「「お呼びいただきありがとうございます! 出張レストランです!」」」
やって来たのはルフィ達 麦わらの一味だった。
「あー トラ男! 久しぶりだな~!」
「…麦わら屋…」
「なんだ ローもいた… !?」
サンジはアイリスに気づき 目を見開いて驚いた。
「レディー 名前を教えてくださ~~い!」
「鷹の目に女が……!?」
「あら かなりの美人さんね」
「あんた 女に興味なさそうなのに…どうしたのよ その子?」
「拾った」
「“拾った”!? あんた まさか誘拐したんじゃないわよね!?」
「そんなことはしていない」
ナミはアイリスを見た。
「本当?」
「あ はい。 ミホーク様は私の面倒を見てくれています」
「なら いいわ。 私はナミ。 あなたは?」
「アイリスと言います」
その後 アイリスは自己紹介をしてもらった。
「面倒を見てもらってる…ってことは…アイリスちゃんは鷹の目の恋人じゃないんだよね?」
「“恋人”!? 私 そんな…っ!」
アイリスの顔は真っ赤になっていた。
「こんなところで会えたのは運命! ぜひ俺の… !」
その瞬間 サンジはミホークに黒刀を向けられた。
「余計なことはするな。 早く3人分の昼食を作れ」
「おー 怖ェ…! はいはい 飛びっきり美味しい昼食を作らせていただきますよ!」
「…フン」
ミホークはイスに座り 足を組んだ。
「フッ」
鷹の目が妬いてる…
ローもイスに座り 足を組んだ。
「ぬしも座れ アイリス」
「あ はい」
アイリスはイスに座った。
少しして 料理が運ばれてきた。
「わあ~ 美味しそう!」
「アイリスちゃんを想って作ったんだ! 食べてみて」
「はい!」
アイリスは料理を口に運んだ。
「美味しい! こんな美味しいもの お城にいた時にも食べたことない!」
「お褒めいただけて光栄です レディー! 食後にはデザートもお持ちしますよ!」
「楽しみです!」
アイリスとミホークとローは楽しい食事をした。
「ごちそうさまでした! とっても美味しかったです!」
「アイリスちゃんがあんなに幸せそうに食べてくれて 作った甲斐があったもんだよー!」
【おい】
ミホークは机にお金を出した。
「これを持って 早く帰れ」
「…ったく…少しは空気を読めよ…」
サンジはお金を受け取った。
「ああ アイリスちゃんの分はいらねェよ。 レディーからはお金は取らねェんだ」
サンジはアイリス分のお金をミホークに返した。
「……そう言うことをするから 儲けがないんだけどね…サンジ君……」
ナミはしょんぼりとしていた。
「ほう…女から金を取らないのか?」
「もちろん」
「じゃあ これから毎食、アイリスにご飯を作りに来い」
「喜んで!」
サンジはアイリスを見た。
ナミはサンジを見た。
「ちょっと サンジ君、勝手に了承しないでよっ!」
「でも ナミさん、レディーのご飯作りは断れないし…」
ナミはミホークを見た。
「鷹の目もふざけたこと言わないでよっ!」
「俺はふざけて言った覚えはないが」
「毎食 ここに料理を作りに来てたら 遠くの注文を受けれなくなるし、無料でなんて 私たちに利益がないじゃない!」
「お前たちの利益など知ったことではない」
「あんた 傲慢過ぎよ!!」
「何とでも言え」
そう言うと ミホークは足を組み直した。
【あの…】
ミホークとナミはアイリスを見た。
「ミホーク様 私、自分で料理できるようになりますので 来ていただかなくても大丈夫です」
「毎回作るなんて面倒であろう」
アイリスは首を横に振った。
「私 料理できるようになりたいんです! …上手くできたら…ミホーク様 食べてくれますか?」
「! ……好きにしろ」
ミホークは羽帽子を少し下げ 顔を隠した。
「フッ」
帽子は顔色を隠すのに便利だよな
アイリスはナミとサンジを見た。
「ナミさん、サンジさん 料理とっても美味しかったです。 またお呼びした時に来てください」
「もちろんよ! お代は鷹の目の分はちゃんともらうからね」
「フン」
「またいつでも呼んでくれよ アイリスちゃん! 腕を振るって作るから!」
「はい!」
そして ルフィ達“出張レストラン”は帰っていった。
「さて 俺も帰るとするか」
ローはイスから立ち上がった。
「また情報が手に入ったら連絡する」
「ああ」
「ローさん また来てください」
ローは微笑して 帰っていった。