2.恋の病
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アイリスはミホークと電伝虫で話途中 城に入ってきたシャンクス達を見た。
「ミホーク様 誰か来ましたっ!」
シャンクスはアイリスに歩み寄ってきた。
「! お嬢さん 鷹の目と知り合いか?」
『お前には関係ない』
「鷹の目と話し中? 鷹の目 女ができたなら言ってくれればいいのに…」
シャンクスはアイリスを見た。
「しかも こんなに美人さん」
『何もするな 赤髪』
「お嬢さん 名前は?」
ミホークの言葉を無視して シャンクスはアイリスに興味をもった。
「…アイリス…です。 あなたは…ミホーク様の知り合いですか…?」
「まァな。 俺はシャンクス。 よろしくな アイリス!」
「よろしくお願いします シャンクスさん」
「美人さんと飲む酒は美味そうだ。 ミホークいねェけど 先に始めるか!」
船員たちは賛成した。
「アイリス こっち来て一緒に飲もうぜー!」
「え ちょっ! ミホーク様っ!」
アイリスはミホークに助けを求めた。
『アイリス!』
「ミホークのことは今はいいから」
『赤髪 何をする気だ』
「先に宴してるだけだって! お前が戻るまでアイリス借りるからな。 じゃーな!」
『赤…』
シャンクスは電伝虫を切った。
「さーて 邪魔者はいなくなったし…宴だァ―――!!!」
その頃 買い物を素早く済ませたミホークはクライガナ島へ向かっていた。
そこに伝書バットが飛んできた。
ミホークが伝書バットから手紙を受け取ると 伝書バットは飛んでいった。
ミホークは手紙を見た。
「アイリスって鷹の目の彼女?」
「い いえっ! …違いますっ!」
「なんだ 違うのか…。 彼シャツだし 俺はてっきり…」
「お頭 ストレートに聞きすぎですよ!」
「こう言うことは早く知ってた方がいいだろ! なー アイリス?」
「意味がわかりません…」
ミホーク様 早く帰って来てくださいっ…!
少しして ミホークが帰ってきた。
「お帰り 鷹の目!」
「………」
ミホークはシャンクスを無視して アイリスの前にしゃがんだ。
「何もされていないか?」
「…はい。 大丈夫です」
ミホークはシャンクスを見た。
「何もしてないって! 俺のこと 信用してくれよ!」
「信用ならん」
ミホークはアイリスに視線を戻した。
「話がある」
「…話?」
ミホークはアイリスを立たせた。
「二人で内緒話なんて…妬けるわ」
「お前には関係のないことだ」
「鷹の目 お前が女といると言うことは 何か理由があるんだろう?」
「なになに 訳あり~?」
「……お前には隠し事をしても無駄なのだろうな……ベン・ベックマン…」
「ミホーク様?」
ミホークはイスに座った。
アイリスもミホークに続き ミホークの隣に座った。
「アイリス ぬしのことをこいつらに話す。 いいな?」
「ミホーク様がその方がいいと考えるのであれば 私は構いません」
「では 幹部ども以外はこの部屋から出ていろ」
ミホークは広間から幹部以外の船員たちが出ていくのを確認すると シャンクス達を見て話し始めた。
「アイリスはネコ王国の王女だ。 そして今、海軍が探している」
「“王女”!? お前 何したの?」
ミホークはこれまでの経緯を話した。
「それで お前がこの島で匿ってるってことか…」
「…ああ」
「アイリスも大変だったな…」
「……いえ…」
「海軍から新しい情報はないのか?」
「3日後 七武海の集まりがある。 その議題がアイリスのことだ」
「!」
「俺は情報収集の為 出席する。 ぬしは留守番だ」
「……ミホーク様は大丈夫なのですか…?」
「俺のことは気にするな」
「でも! でも…私のためにミホーク様が何かしらの罰をお受けになったら…私……」
アイリスは顔を伏せた。
「ぬしに心配されるほど柔ではないつもりだが…」
「そうそう 心配しすぎだって!」
「それはわかっています! ミホーク様は大剣豪ですから 私なんかが心配することでもないです…。 それでも…」
「心配症なのだな アイリスは…」
ミホークはアイリスの頭に手を置いた。
「必ず戻ってくることを約そう」
「じゃあ 俺はアイリスを守ろうかな?」
「なに?」
「アイリスは一緒に連れてけねェだろ? お前以外の誰かが守るしかないじゃん。 だから 俺が守ってやるって! 俺なら安心だろ?」
「……お前なら“守ること”に関しては心配はない」
「お前が心配することは俺が見張っている」
「ああ 頼む」
「おいおい 2人で話 進めんなよ!」
ミホークはアイリスに視線を戻した。
「そう言うことだ アイリス。 俺が留守の間はこいつらがぬしを守ってくれる」
「わかりました。 よろしくお願いします」
アイリスは頭を下げた。