5.お前を愛す
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コリーダコロシアムでは “Dブロック”での戦いをしており レベッカが“背水の剣舞”で奮闘していた。
ドレスローザ地下 スクラップ場には剣闘会の敗者たちが落とされ 集まっていた。
その中には先代国王であるリク王の姿もあった。
ルフィはレベッカの戦いを近くに見に行こうと 囚人剣闘士宿舎を出た。
その途中 ゾロに頼まれ ルフィを探していたバルトロメオと遭遇した。
ロビン達はトンタッタ王国国王であるガンチョからドレスローザとトンタッタ族の関係を話した。
そして オモチャの兵隊の姿のキュロスは自分がレベッカの実の父親である事を言った。
オモチャの兵隊の姿のキュロスは国王がリク王からドフラミンゴに変わった悪夢の夜の話をした。
そして オモチャにされた者は周りの人々からの記憶から消えてしまう事を話した。
スクラップ場では次々にオモチャにされていき、記憶から消えていった。
コリーダコロシアムの前では 柵越しにルフィとゾロと錦えもんが合流していた。
ドレスローザ付近 鉄橋ではローとドフラミンゴが一騎打ちをしていた。
だが 能力を使う程に体力を消耗するローにとって持久戦は不利であり、ドフラミンゴに押されていた。
そして ローは体力の限界が来て とうとう“ROOM”でサークルを出せなくなってしまった。
ドフラミンゴは地面に伏しているローに歩み寄ってきた。
「フフフ。 さァどうする……ロー? ドレスローザはすぐそこだぞ」
「…ハァ…ハァ…」
【ローっ!】
アイリスを乗せたアネモネがローとドフラミンゴの間に割って入った。
「アイリス!? なぜ来た!?」
「ごめん ロー! 私 やっぱりあなたを放っていけない!」
「!」
「フッフッフ…アイリス 自らローの死に様を見に来たのか?」
「ローは殺させない! っ!」
ドフラミンゴは能力でアイリスとアネモネの身動きを奪った。
少しして ディアマンテからドフラミンゴに電伝虫で連絡が来た。
ローのシナリオを把握したドフラミンゴはラオG達を“SMILEの工場入口”に配備するように言った。
ドフラミンゴは地面に伏しているローに歩み寄ってきた。
「やめて ドフラミンゴ様!」
「フフフ…お前には特別にローの死に様を目の前で見せてやる アイリス」
「っ!」
そんなの…見たくないっ!
ドフラミンゴはローに視線を戻した。
「この作戦には“麦わらの一味”への絶大な信頼が必要だ…。 なぜ…そこまで“麦わら”を信じる!?」
「……ハァ……ハァ…““D”はまた…必ず嵐を呼ぶ”……!!! ハァ」
その言葉にドフラミンゴは怒り 眉間に皺が寄り 血管が浮き出た。
そして ローを切り刻んだ。
「…ロー――――っ!!!」
アイリスは悲痛の叫びをあげた。
コリーダコロシアム前ではルフィと合流した錦えもんが電伝虫でサンジにつなぎ、サンジは花畑 地下で“リク王軍”と一緒にいるウソップにつなぎ、お互いに状況を確認し合った。
その時 ドレスローザの町の建物が切り刻まれていき ゾロと錦えもんがいるコリーダコロシアム前に何かが落ちてきた。
爆煙が晴れると そこにはボロボロのローが地面に倒れており アイリスを抱えたドフラミンゴがすぐ側に立っていた。
「ガキが……」
「もうやめて お願… !」
アイリスが泣いて止めるのを無視して ドフラミンゴは銃でローを撃った。
「図に乗りすぎだ!!」
続けて二発撃ち 合計で三発撃った。
ローは力なく横たわり 気を失った。
「トラ男ォ~~~!!!」
ルフィは悲痛の叫び声をあげた。
「…ロー」
ドフラミンゴの手から逃れたアイリスはローの体に触れた。
ローはぐったりとしたまま動かなかった。
「……そんな…ロー…」
アイリスの瞳から涙が溢れた。
「…いや――――っ!!!」
アイリスも悲痛の叫び声をあげた。
ドフラミンゴはローが今朝の“王位放棄誤報事件”の犯人であることを言って 動揺する国民を丸く収めた。
ルフィは激怒していた。
「お前 よくもトラ男を!!!」
「ローは元々 俺の部下!! “ケジメ”は俺がつける!!! !」
その時 ドフラミンゴは気迫を感じ 下を見た。
そこではアイリスがドフラミンゴに向けて銃を構えていた。
「許さないっ!」
「おいおい アイリス、俺を撃てるのか?」
アイリスはセイフティレバーに手をかけた。
「フフフ…相手を本気で撃ちたいんだったら 構えた時点で外しておくべきだったな…アイリス」
その瞬間 ドフラミンゴはアイリスの銃を掴んでいた。
「!」
「……アイリス…お前はちょっとお痛が過ぎたな…」
そして ドフラミンゴは覇王色の覇気でアイリスを気絶させた。