5.お前を愛す
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ローはドフラミンゴの約束破りにより 取り引きを白紙に戻すことを言った。
「フッフッフッフ!!! それが10年以上も無沙汰をしたボスに言う言葉か!? 置いてけ ロー!!! それと アイリスもな」
「!」
「あちらのお嬢さんは七武海の旦那の部下ですかね…?」
「いえ そのような情報は…」
「………」
ドフラミンゴは藤虎にローの処分をどう決めたのか聞いた。
「記事通り “同盟”なら“黒”!! 彼らが…ローさん あんたの部下になったのなら……“白”だ!!」
つまり 海軍の標的はローと麦わらの一味であり、ローの目論見が狂ってしまった。
「わかるだろう ロー? この状況でアイリスを庇いきれるか?」
「………」
アイリスに危険が及ばねェようにするには 立場を曖昧にする必要がある
「…ロー」
アイリスは心配そうにローを見上げていた。
ローは自分たちが標的である状況をドレスローザに持ち込まないように 時間を稼ぐことにした。
「“麦わら”と俺に 上下関係はないっ!!! 記事通り“同盟”だ!!!」
「!!?」
「フッフッフ!! 不器用な男だ おめェは」
「では 称号剥奪で……。 そちらのお嬢さんは保留としやしょう」
藤虎は刀を抜き 空に何かを飛ばした。
アイリス達が空を見上げていると隕石が落ちてきた。
「ウソだろ…」
ローはアネモネを見た。
「ファードラゴン!」
「オオォ!」
アネモネは大きな姿に変え アイリスを背中に乗せ 避難した。
シーザー達は森の中へ避難した。
ローは“ROOM”でサークルを作り 隕石を真っ二つにし ドフラミンゴと藤虎の方に飛ばした。
ドフラミンゴと藤虎は能力で回避した。
そして 衝撃波と爆煙が起きた。
「ローっ!!」
爆煙が晴れると そこには大きなが穴が開いており 三人の足場だけが無傷だった。
「それじゃあ 逮捕させていただきやす。 ようござんすね ローさん?」
「っ!」
「まさかお前 この俺から逃げ切ろうなんて夢見てんじゃねェだろうな?」
オモチャの兵隊の姿のキュロスと共に行動しているフランキーはサンジと電伝虫で連絡を取っていた。
ヴァイオレットは“工場” 表向きは“オモチャの家”の場所の地図をサンジに渡し 去っていった。
入れ替わりに錦えもんがやって来た。
グリーンビットの森の地下にあるトンタッタ王国ではロビンとウソップが歓迎されていた。
ローは藤虎とドフラミンゴの攻撃から逃れるため 森の中へ入っていった。
「ロー!?」
「アイリス シーザーを連れて ファードラゴンと共にそいつらに捕まらねェように逃げろ!!」
「待って ローは!?」
ローの姿は見えなくなっていた。
「オオォ!」
前を見ると ドフラミンゴがいた。
「!」
「アイリス 後で迎えに来る」
ドフラミンゴはローを追いかけて 森の中へ入っていった。
藤虎たちも森の中へ入っていった。
「アネモネ…私……」
「………オオオオォ!」
アネモネはシーザーを口に咥えた。
「おい! 放せ!」
そして ローを追いかけるために森の中へ入っていった。
ドレスローザ近海では ナミ達がドンキホーテファミリーのジョーラと戦っていた。
コリーダコロシアムの“剣闘会”の“Cブロック”の戦いは ルフィとチンジャオの一騎打ちになっていた。
フランキーは“花畑”に向かいながら オモチャの兵隊の姿のキュロスから ドレスローザの話を聞いていた。
グリーンビットではローがドフラミンゴと藤虎を相手に戦っていた。
ローは戦いながら電伝虫でナミに連絡を取っていたが ナミは出なかった。
ロビンとウソップはレオ達と共にドレスローザに向け 移動していた。
兵隊のオモチャの姿のキュロスと行動を共にしていたフランキーは花畑の地下にある “リク王軍”決起本部にいた。
そこで ウィッカと共に行動していたゾロと合流した。
やっとナミ達に連絡がつき、ローは今すぐにグリーンビットに船を回し、シーザーを預かる様に言った。
森の中を走り回っていたローはドフラミンゴに追い詰められていた。
ドフラミンゴからルフィが“剣闘会”に出場していることを聞かされた。
「同盟は終わりだ。 ロー!!! 観念しろ!!!」
【ロー!!】
そこにアネモネに乗ったアイリスが向かってきた。
「アイリス なぜ来た!? 逃げろっ!!」
「フッフッフ。 シーザーを運んで来てくれるとは…」
アネモネはローを掴み 飛んだ。
「ファードラゴン 何しやがる!? アイリス!!」
「少し黙ってて!」
「! ………」
コリーダコロシアムでは ルフィがチンジャオを倒し “Cブロック”での勝者となっていた。
ルフィはレベッカと仲良くなり、オモチャの兵隊の姿のキュロスの話を聞いた。
その後 レベッカは“Dブロック”の出場者として リングに向かっていった。
ローはアイリスと共にアネモネの背中に乗っていた。
アイリスはローに自分の考えを話した。
「私…ローを置いてけない! …だって……ドフラミンゴ様はローを……」
「………」
【アイリス 止まれ】
ドフラミンゴが前に先回りしていた。
アネモネは慌てて方向転換をしたが 藤虎の能力の重力により 地面に伏せられた。
「アネモネ!」
「…オオォ…」
【お嬢さんには手を出せねェもんで ドラゴンの方を止めさせていただきやした…】
藤虎が空から降りてきた。
「“シャンブルズ”!!」
ローはアネモネを重力から逃がした。
ローはアネモネから降りた。
「アイリス お前は早く逃げろ!」
そして 走り去ってしまった。
「ロー! ……どうしてわかってくれないの……」
私は…
アイリスの瞳から涙が流れ落ちた。