3.哀しき隠し事
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世界各所ではドフラミンゴが“七武海”を降りたことが話題になっていた。
ローはドフラミンゴと電伝虫で話していた。
『ウチの大事なビジネスパートナーの無事を確認させてくれ』
【ジョーカー!! すまねェ! 俺のために七武…「わかっただろ」】
『うん 元気そうだ。 それと……アイリスの声も聞かせてくれ』
【!】
「その必要はねェ…」
『おいおい “俺の女”を取っておいてよくそんなことが言えるなァ…ロー』
【! ………】
アイリスが…ドフラミンゴの女?
「今から8時間後!! “ドレスローザ”の北の孤島 “グリーンビット” “南東のビーチだ”!! “午後3時”に シーザーをそこへ投げ出す。 勝手に拾え――それ以上の接触はしない」
ドフラミンゴのペースに乗せられたルフィは話途中に勝手に電伝虫を切った。
サンジは相手の人数指定をしてないことの問題点を言った。
ローはシーザーの引渡しは囮であることを言った。
「トラ男~~お前そこ行ったことあんのかよ…“ドレスろうば”!!」
「ローザだ! ――行ったことはない。 奴の治める王国だぞ」
「ほんじゃ 全部そこ着いてから考えよう!! ししし 冒険 冒険っ!!! 楽しみだなードレスローザ!! 俺 早くワノ国にも行きてェなー!!」
「バカ言え!! 何の計画もなく 乗り込める様な…」
ローの言葉を無視して ルフィ達は朝食であるサンドイッチを食べに向かっていった。
「俺はパンは嫌いだ !」
ローはルフィ達のペースに乗せられた。
「ふふっ」
アイリスは笑った。
アイリス達は朝食を食べていた。
「よかったね ロー」
「………」
ローはおにぎりを作ってもらい 食べていた。
錦えもんはカン十郎の話をした。
「ぶお~~~!! 男じゃねェが!! カンジュロー!!!」
「よし! 俺も助けるぞ そいつ!!」
「お前ら 目的を見失うんじゃねェぞ! っ!」
ローは固まってしまった。
「ロー?」
「どうした トラ男?」
「誰だ! おにぎりに梅干入れた奴は!!」
「作ったの サンジだぞ」
ローはサンジを睨みつけた。
「おい おにぎりに梅干は定番だろ?」
「俺は梅干は大嫌いだ!!」
「そんなこと知らねェよ!!」
ローとサンジはケンカを始めた。
「ちょっと ロー!」
【アイリス 一つ聞きたいんだけど…】
アイリスはナミを見た。
「なに?」
「アイリスは…ドフラミンゴとどう言う関係なの?」
「!」
「「!」」
ローとサンジはケンカを止めて アイリスを見た。
「…私は……「「ナミ屋 それは俺が説明する」」
アイリスはローを見た。
「ロー…」
ローは頷いた。
食器を片付けて 一段落した後、ローはアイリスの正体を説明した。
「「「アイリスがドフラミンゴの仲間!!?」」」
ルフィ達は驚きの声を上げた。
「じゃあ アイリスは敵なのか!?」
「!」
アイリスは何も答えられず、顔を伏せた。
ローはアイリスを抱き寄せた。
「勘違いするな。 ドフラミンゴの仲間だったのは昔の話だ。 今は俺の仲間だ」
「……ロー…」
「それなら アイリスも仲間だな!」
「「「簡単に決めるな!」」」
「ったく…敵かもしれない子を乗せてるんだぞ! もう少し緊張感を持てよ ルフィ!」
「緊張感?」
ルフィは首を傾げた。
「アイリス あなたがトラ男くんの仲間だってことは信じるわ。 でも どう言う経緯でドフラミンゴの仲間になったのか 話してくれない?」
「ナミ屋 それは… 「大丈夫だよ ロー」」
ローは心配そうにアイリスに視線を戻した。
「私がナミの立場だったら同じことを聞くと思う。 それに…」
アイリスはローに視線を戻して 優しく笑いかけた。
「ローにもそろそろ私の過去を話していい頃かな…って思ってたから……」
「……アイリス…」
「…でも…」
アイリスは悲しそうに目を閉じた。
「…ローが私の過去を知って 嫌いにならないかが…怖い……」
「…アイリス…」
ローはアイリスの手を握った。
「俺はお前の過去がどんなものであっても この気持ちが変わることはない」
「………ありがとう…ロー……」
アイリスは微笑んだ。
そして アイリスは自分の過去を話し始めた。