3.哀しき隠し事
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耳栓をして ブリードに操られたふりをしていたローは“ROOM”を出した。
そして ルフィを掴み “シャンブルズ”で自分とルフィを岩と入れ替えた。
入れ替えた岩は海に落ち 2つの波紋が広がった。
アネモネとクンフージュゴンが見た波紋は岩が落ちてできた波紋だった。
その頃 ブリードから逃げ出したシーザーはロー達が乗ってきたを見つけたシャークサブマージをシーザーはそれに乗り込み 脱出しようとした。
そこに “シャンブルズ”で入れ替わったローとルフィが現れた。
「なっ!」
「!」
ローはシーザーに気づいた。
そして シーザーはローとルフィによって再び捕まった。
その頃 ブリードはパチパチと手を叩いていた。
「ペトトトトト! いい突進といいパンチだったなァ…ドラゴン、クンフージュゴン!」
アネモネとクンフージュゴンはブリードを睨んでいた。
「どうだ? クソ人間たちを自分の拳で地獄に落とした気分は? ペトトトトト!」
アネモネとクンフージュゴンはブリードに向かっていった。
「伏せ!」
アネモネとクンフージュゴンの体は地面に落ちた。
「次は俺様を裏切ったお前たちの調教だ」
ブリードは鞭を持った。
「その前に…」
ブリードはアイリスを見た。
「このクソ人間をどうしようか? そうだ…人造悪魔の実の第一人者にでもするか…! ペトトトトトト!」
「やめろ!」
チョッパーは動けない体で必死に叫んだ。
「おお! チャッピー!!」
ブリードの声が高くなった。
ブリードはチョッパーを抱えた。
「麦わらのことなんてもう忘れまちょうね~! お前は忠実なペットとして、俺様の作る王国で一生暮らしていくんでちゅよ~!」
バシン!!
チョッパーはブリードを殴った。
ブリードの声が低くなった。
「……なんの真似だ?」
「俺は“海賊”だ!!」
チョッパーはかぶせられていた可愛い帽子を取って床に捨てた。
「海賊は“自由”なんだ!! お前のペットなんか 死んでもなるもんか――!!」
クンフージュゴンはルフィの言葉を思い返した。
「お前…この俺様を裏切るつもりか…!?」
「裏切る? 俺の船長はルフィだけだ!」
ブリードはチョッパーを抱える力を強めた。
「っ!」
「バカか! 麦わらはトラファルガーと共に海の藻屑となった! わかってんだろ!? 悪魔の実の能力者が海に落ちたら…「ルフィがお前なんかに負けるもんか!!」」
チョッパーは大きく息を吸った。
「ルフィは海賊王になる男だぞ!!!」
「海賊王だと!?」
ブリードはチョッパーを床に投げ捨てた。
「イかれてるのか てめェ!!」
「イかれてるのは…お前だ。 従順な動物だけの王国を作るって…!?」
チョッパーは顔を上げた。
「そんなのお前なんかに絶対に無理だ!! お前みたいな 仲間の気持ちをわかろうとしない奴なんかには誰もついてこねェ―――!!」
ブリードの脳裏に昔 言われた同じような言葉がよぎった。
「黙れェ!!!」
ブリードはチョッパーを鞭で叩いた。
クンフージュゴンはチョッパーのもとに駆け寄った。
怒ったブリードはシーラパーンにアイリス達を殺すように命令した。
「さあ…やれ!!」
シーラパーン達はアイリス達に向かってきた。
だが いきなりシーラパーン達が後ろに吹っ飛んだ。
「なんだ!?」
そこに シーザーを取り戻したローとルフィが現れた。
「ルフィ!」
「チョッパーとアイリスを返しにもらいに来た! あと お前を一発ぶん殴る!!」
「なぜだ!? てめェらは海に叩き落としたハズだろ!」
「てめェの能力はもう通用しねェ…」
「あァ!? なに言ってやがる!?」
ブリードはローとルフィに“おすわり”を命令した。
だが ローとルフィには命令がきかなかった。
「フッ。 やはりそうか」
ローは耳を示した。
「命令が聞こえなきゃ てめェの能力は効果がない…だろ?」
「!?」
ローは耳栓を外した。
「こうすりゃあ お前の命令は聞こえねェ。 シャットアウトだ」
ローは気を失っているアイリスの側にしゃがんで様子を見た。
「呼吸は正常に戻ったようだな…」
ローはアイリスが握っている銃を取った。
銃の持ち手にはアイリスの手から滲み出た血がついていた。
「銃に血 ついてるぞっ!?」
「血が滲むほど銃を握りしめていたのか……」
辛い思いをさせて悪ィ…アイリス……