3.哀しき隠し事
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「トラファルガーと麦わらの殺し合いをやめさせろ…と?」
「そうよ!」
「ペトトトト! 冗談はよしな お嬢ちゃん! ほら 可憐な女の子にはそんな怖い武器似合わ…「私は本気よ ブリード!!」」
ガチャ
アイリスはセイフティレバーを外した。
「! ……そんなに…こいつらを助けてェのか?」
「もちろんよ!!」
アイリスは真剣な目でブリードを見ていた。
クンフージュゴンは力強く頷いた。
「だったら しょうがねェ…やめよう」
アイリスとクンフージュゴンの表情が明るくなった。
「麦わら! トラファルガー! “待て”だ!」
ローとルフィの殺し合いが止まった。
アイリスとクンフージュゴンはとても喜んだ。
アイリスはセフティレバーを戻した。
だが 喜びは束の間だった。
「その代わり…お前たちがやれ!」
「「!!?」」
アイリスとクンフージュゴンは驚いた。
「ペトトトトト! あいつらのことが大好きなお前たちがやった方がうんと面白ェショーになるもんなー!」
ブリードはクンフージュゴンを見た。
「さあ 麦わらをぶち殺せ…ジュゴン!!」
クンフージュゴンはブリードの命令によって体の自由がきかなくなった。
そして クンフージュゴンは泣きながら ルフィを攻撃し始めた。
「…ふざけないでっ!!」
「…ふざける? なら その銃はなんのために持ってるんだ?」
「! …それは…」
「人を殺すためだろ!! さあ トラファルガーをぶち殺せ…アイリス!!」
アイリスはブリードの命令によって体の自由がきかなくなった。
そして アイリスは涙を流しながら ローの前に立った。
「アイリス! なぜ…!」
逃げなかった…!?
「……ごめんね…。 こんなことになるならあの時…!」
ローの言う通り 逃げればよかった……っ!
操られたアイリスはローに銃口を向けた。
「こんなこといやなのに……っ!!」
ガチャ…
アイリスはセフティレバーを外した。
そして 引金に手をかけた。
「さあ アイリス! お前の手でトラファルガーを殺すんだ――!!」
「…“殺す”…? …私が……ローを…」
…“殺す”……?
引金にかけているアイリスの手が震え出した。
「命令だ! 早くやれ アイリス!!」
ブリードの言葉は既にアイリスに届いていなかった。
「私が…ローを……殺す……っ!?」
そんなこと できるわけない…っ!!
アイリスの呼吸が乱れ始めた。
「…か…っ……は……っ……」
…息が……苦しい………
「アイリス! ゆっくり呼吸をしろ!!」
ローの言葉もアイリスには届かなかった。
そして アイリスは意識を失い 力なく倒れた。
「なんだと!?」
「アイリス!!」
【オオォ!】
大きな姿のアネモネはアイリスのもとに飛んできた。
「役立たずなクソ人間だ! ドラゴン!」
アネモネはブリードを見た。
「お前が代わりにトラファルガーを殺せ!!」
「!」
アネモネはブリードの命令によって体の自由がきかなくなった。
そして アネモネは泣きながら ローを攻撃し始めた。
アネモネとクンフージュゴンに攻撃されたローとルフィは荒い呼吸をしていた。
「俺に逆らうとどう言うことになるか 思い知ったか!? さあ 海に沈めろー!!」
アネモネとクンフージュゴンは泣きながら首を横に振って 拒否した。
「お前…本当に強くなったな…!」
クンフージュゴンは泣いて ルフィとの思い出を思い返した。
ルフィは笑った。
「アネモネ! 俺は大丈夫だ! やれ!」
「……オオォ……」
アネモネはローに突進し、クンフージュゴンはルフィを殴り飛ばした。
ガシャァン!!
船の窓が割れ ローとルフィの体は船の外へ吹っ飛んでいき 海へ落ちていった。
アネモネとクンフージュゴンがローとルフィが落ちていった海を見ると 二つの波紋が広がっていた。