3.哀しき隠し事
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
アイリスはアネモネやクンフージュゴン達と共に1つの部屋に入れられていた。
「ローとルフィ…大丈夫かな…?」
「オオォ…」
そこに可愛い服を着せられたチョッパーがブリードに抱えられてきた。
「チャッピーもこの部屋で待っていてくだちゃいね~!」
チョッパーは“チャッピー”と名付けられていた。
ブリードはチョッパーを置いて 部屋を出ていき 鍵を閉めた。
「俺はチョッパーだ!!」
「チョッパー!」
チョッパーはアイリスを見た。
「アイリス!」
「チョッパー…可愛い!!」
アイリスはチョッパーを抱きしめた。
「そんなこと言われても嬉しくなんかねェ~ぞ~~~!」
チョッパーは言葉とは裏腹に、ブリードに着せられたとはいえ 褒められたことに対してとても嬉しそうだった。
「ってそんなことしてる場合じゃなくて…!! アイリス 叩かれたところは大丈夫か?」
「うん。 大丈夫!」
「よかった! 女の子に手を上げるなんて あいつ 最低だぞ!!」
「ふふっ!」
アイリスの表情が暗くなった。
「…これから…どうすればいいんだろう…?」
「……トラ男とルフィも捕まっちゃったし…う~ん……」
「ペトペトの実に弱点とかないのかな…?」
「…弱点……」
その頃 海楼石の手錠をされたローとルフィは牢屋に入れらていた。
「おい ペト! こっから出せ! チョッパーとアイリスを返せ! チクショー!」
ルフィは檻を掴んだ。
海楼石の檻だったため ルフィは力が抜けて倒れた。
「やはり この檻も…【海楼石だ】」
ローは声をした方を見た。
「!」
檻の外にはリードで繋がれたシーザーがいた。
「惨めだなァ お前ら…。 シュロロロロ…」
「シーザー…」
「おい ここを開けてくれ!」
「うるせェ! どいつもこいつも俺に命令しやがって!」
「シーザー 奴はドフラミンゴの仲間か?」
「はァ? バカかてめェ! だったらなんで俺様もアイリスも囚われてんだよ…! 俺の知る限り ドフラミンゴの部下にあんな奴はいねェよ!」
ブリードはその様子をモニターで見ていた。
【シーザー…伏せ!!】
シーザーはこき使われていることに怒っていた。
そして なぜかブリードの命令がきかなかった。
【おい シーザー!】
「?」
【伏せだ! 聞こえねェのか!】
シーザーは伏せをさせられた。
ローは何かに気づいた。
そして ブリードはアイリス達を連れて ロー達が捕まっている牢屋にやってきた。
ブリードはチョッパーをとても可愛がった。
だが チョッパーはブリードを攻撃して ブリードの手から逃れた。
ブリードは反抗されたことを怒り チョッパーを鞭で叩いた。
「おい やめろ!!」
ブリードはルフィの言葉を無視して チョッパーの調教をやめなかった。
「やめて!」
アイリスはチョッパーの前に立った。
「邪魔だ! どけ!」
「…どかない…っ!」
「お前も俺に反抗するな クソ人間!!」
バチン!
ブリードはアイリスを鞭で叩いた。
「痛っ!!」
アイリスは地面に倒れた。
「「「アイリス!!」」」
ブリードはアイリスに歩み寄った。
「まったく 俺様が気に入ったからクソ人間のお前を可愛がってやっていると言うのに…」
そして ブリードはアイリスを見下ろした。
「…っ……!」
「言うことを聞けよ!!」
ブリードはアイリスに向かって鞭を振り下ろそうとした。
「“やめろ”って言ってんだろ!! 俺の“仲間”に何すんだ――!!」
「!」
ブリードは“仲間”と言う言葉が胸に刺さった。
「何が“仲間”だ…そんなものは信用できねェ…!」
そして 性格が変わったように語り出した。
「俺様の命令に歯向かう奴は必要ねェんだ!! クソ人間どもは俺様に反抗しやがる!! そんなものは“仲間”になんかなりゃあしねェ!!」
ブリードは少し落ち着いた。
「だが 動物は…ペットはどうだ? 従順に黙って俺様の命令に従う…。 動物が…ペットが…最高なんだよ!!」
ブリードは伏せをしたままのシーザーを見た。
「だからお前が必要なんだ…シーザー…」
「……!?」
「これを…作るために…!」
ブリードは手に人造悪魔の実“SMILE”を持っていた。