3.哀しき隠し事
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ブリードはクンフージュゴン達が整列した間の道から歩いてきた。
ブリードの横には 緑色の首輪をされ リードで繋がれたアイリスが連れられていた。
「「「アイリス!!」」」
「ロー! ルフィ! チョッパー!」
「ご機嫌麗しゅう…クソ人間ども」
バチン!
ブリードはクンフージュゴンの整列が遅かったことに腹を立て 鞭を地面に叩きつけた。
クンフージュゴン達は怯えていた。
「お前がブリードか? アイリスとシーザーを返してもらおう」
「ペトトトトト! いかにも 私がブリード! 海賊だ」
「“海賊”?」
「ペトトトトト! 七武海のトラファルガー・ロー、それに 4億の賞金首 麦わらのルフィまで一緒とは…よくも まあこんな所まで追って来たもんだ…。 面倒なクソ人間ども!」
「………」
「ペトトトトト…」
ブリードは緑色の物体の左手にした。
「そんなもん 俺たちには当たらないぞ!!」
「それはどうかな?」
ブリードは緑色の物体を投げてきた。
「それに触れちゃダメ! この男は…「黙れ! クソ人間!!」」
ブリードはアイリスのリードをグイッと引いた。
「っ!」
ローとルフィはかわしたが、チョッパーに当たってしまった。
「大丈夫か チョッパー!?」
チョッパーの首には緑色の首輪がついていた。
「ペトトトトト! トラファルガー、麦わら!」
「「!」」
ローとルフィはブリードを見た。
「ペトトトトト。 お前たちは強い! だが それだけで俺様に勝てるかな?」
ブリードはチョッパーを指差した。
「さあ お前!」
「なんだよ…!?」
「トラファルガーと麦わらを…八つ裂きにしろ!!!」
「…はァ…!?」
チョッパーは首を傾げた。
「ロー! ルフィ! チョッパーから離れて!!」
「「!?」」
「クソ人間! 何度言わせればわかるんだ!!」
バチン!
ブリードはアイリスを鞭で叩いた。
「痛っ!!」
アイリスは地面に倒れた。
「「「アイリス!!」」」
ローは怒った。
「てめェ! アイリスに何しやがる!!」
その時 チョッパーの首輪が緑色に怪しく光り出し チョッパーは体の自由がきかなくなった。
そして ランブルボールを食べ 怪物強化に変身し、ローとルフィ達を襲ってきた。
「よけろ 二人とも…!」
「どうなってんだ!?」
「意識は残っているようだな…」
「体が言うことを聞かないんだ…。 頼む 逃げてくれ…!」
「ちっ。 仕方ねェ…」
ローは“ROOM”を出そうとした。
「おい やめろ!」
だが ルフィに掴まれ 止められた。
「チョッパーに何するんだっ!?」
「バカ! 殺しはしねェよ! ちょっと大人しくさせるだけ…【ロー、ルフィ 危ない!!】」
ローとルフィが揉めている間に 緑色の首輪がつけられてしまった。
「しまった!」
ローはブリードを睨みつけた。
「ペトトトトト! 俺はペトペトの実を食べた男!」
「ペトペト…まさか…!」
「そうだ! 俺様はこのペトペトの実の力で全ての生き物を思うように操れる!! …そう ペットにできるんだよ!! そいつの力を100%引き出してな!! それがどれほど恐ろしいことか…思い知るがいい!! ペトトトトト!」
ローとルフィにはめられた緑色の首輪は取れなかった。
ローとルフィは攻撃しようとしたが、ブリードの命令によって体の自由がきかなくなった。
「お前たちは一生 俺様の言いなり。 てめェらさえ 奴隷にできりゃあ 怖いもんはねェ…」
ブリードはローとルフィに“お座り”や“お手”をさせた。
「……プッ」
アイリスは思わず 笑ってしまった。
「「笑うな…っ!!」」
「……ごめん…」
アイリスはしゅん…となった。
「ペトトトトト! 七武海も懸賞金 4億ベリーの極悪海賊も俺様の手にかかりゃあ このザマよ」
ローとルフィは苛立っていた。
「動物ならペットにしてやるが クソ人間のお前らは俺様の奴隷だ!! ペトトトトト!」
その時 チョッパーは時間切れで姿が戻った。
ブリードはチョッパーを気に入った。
「おい! チョッパーに何すんだ!?」
「黙れ! てめェらは牢屋行きだ」
ブリードはクンフージュゴン達を見た。
「あいつらに海楼石の錠をかけろ!」
「…っ……!!」
クンフージュゴン達はローとルフィに海楼石の手錠をかけた。
「よし。 あいつらを牢屋に入れておけ」
ブリードはアイリスと怪物強化の変身の反動によって動けなくなっているチョッパーを連れて 戻っていった。
「ロー! ルフィ!」
アイリスはローとルフィを見ていた。
「アイリス…!」
取り戻すどころか 俺たちまで…っ!
ローは悔しそうに拳を握りしめた。