3.哀しき隠し事
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夕食を済ませたアイリス達は眠ることにした。
「トラ男くん 部屋あるから貸すわよ?」
「…いや…いい」
ナミはアイリスのもとに歩み寄ってきた。
「部屋貸すけど アイリスはどうする? トラ男くんはここで寝るみたいだけど…」
「ローがここで寝るなら 私も一緒にここで寝るから 大丈夫だよ」
「遠慮しなくてもいいわよ?」
「大丈夫。 ありがとう ナミ」
アイリスは微笑んだ。
「そう? わかったわ。 おやすみ アイリス」
「おやすみ ナミ」
ルフィ達は各自の部屋に向かった。
ウソップとチョッパーは甲板で見張りをし、フランキーは船の進路を見ることにした。
アイリスは甲板で座っているローの横に腰を下ろした。
「部屋 借りなかったのか?」
「…うん。 ローがここで寝るってナミから聞いたから」
「俺のことなんて気にせずに部屋を借りればよかっただろ…」
「…うううん。 …だって…ローいないと寂しいもん…」
アイリスは微笑んだ。
「……寝るぞ…」
ローはアイリスを抱き寄せた。
「……俺もだ…」
ローは小声で言って アイリスの額にキスをした。
アイリスは嬉しそうにローの肩に頭を乗せた。
「おやすみ ロー」
「ああ おやすみ アイリス」
俺も…アイリスがいないと寂しい……
しばらくして 月が雲に隠れ 暗くなった。
【行け】
その声を合図に 空から何かが飛んできた。
そして サウザンドサニー号を襲撃した。
「「「!!?」」」
ロー達は目を覚ました。
ルフィ達は甲板に集まった。
「なんだ!?どうした!?」
「何が起きた!?」
ロー達が前を見ると 緑色に怪しく光る首輪をつけた者たちがいた。
そして いきなりロー達を襲ってきた。
「アイリス!下がってろ!!」
「うん…!」
アイリスはアネモネを抱えて後ろに下がった。
ロー達は襲ってきた者たちと交戦した。
その時 合図が聞こえ 襲ってきた者たちは戻っていった。
「いったいなんなの!?」
【初めまして 諸君!】
ルフィは声をした方を見た。
「誰だ!?」
【ペトトトトト!】
月にかかっていた雲がなくなり 月明かりが差した。
「我が名はブリード。 ペトペトの実の能力者だ」
「ペトペト?」
「! しまった…!!」
ローはアイリスとシーザーが捕らえられていることに気づいた。
「シュロロロロ…!! お前らなんかに捕まるわけねェだろ!! ドフラミンゴ ナメんな…!!」
「放してよ!!」
アイリスは抱えているアネモネを見た。
「アネモネ… !」
アネモネの首に緑色に怪しく光る首輪がついていた。
「…なに…これ…?」
様子がおかしい…!?
「ペトトトトト! アイリスとシーザーは頂いた! さらばだ!」
ブリード達は消えていった。
「ロー…っ!!」
アイリスはローに手を伸ばした。
「待ってろ! 今 助ける!!」
ローは“ROOM”を出そうとしたが、 船が突然 波に襲われ 激しく揺れたため出せなかった。
「くそっ! なんだ!?」
兎波によって舵が効かなくなったサウザンドサニー号は波に流されていった。
サウザンドサニー号の前にブリードの船が見えた。
「海賊旗!? ってことはさっきの奴 海賊だったのか!?」
「すぐに追うぞ!! アイリスが危ねェ!! それに シーザーを逃がしたら終わりだ!!」
ローとルフィとチョッパーはシャークサブマージ3号に乗って海獣たちの後を追った。
「………」
海獣に指示を出していた あのブリードと言う男……
本当にドフラミンゴの部下か……?
それに…
ファードラゴンがいながら なぜ…
あんな短時間にアイリスを攫えられたんだ……?
ローは疑問を感じていた。
その頃 アイリスとシーザーを捕らえたブリードは大きな島のような船に戻っていた。
「さて ドラゴンはこっちだ」
アネモネはアイリスの腕から抜け ブリードのもとに飛んだ。
「アネモネ!?」
ブリードの肩に乗ると アネモネはアイリスを睨んだ。
「!?」
どうして…!?