3.哀しき隠し事
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スモーカーが現れたことにより 心臓を握り締められることから解放されたローはぐったりしていた。
「…………!!」
スモーカー……!!!
「ローっ! しっかりしてっ…!」
ローの額にアイリスの涙が伝った。
「…ハァ…ハァ…アイリス…下がってろって言っただろ…!」
「だって…ローが…!」
「…ハァ…ハァ………」
俺が殺られたら アイリスはアイツのもとに戻っちまう……
それだけはダメだ…!
ローはヴェルゴを見た。
「おい どこを見てやがる?」
ヴェルゴはローを見た。
「俺はまだ 降参なんて…してないぜ…!!」
ヴェルゴは再びローの心臓を握った。
「うわああァアア!!!」
「ローっ!」
アイリスはローの手を握った。
「お前の始末は後回しだ。 大人しく地面を這いつくばっていろ!」
「…っ……」
ヴェルゴはスモーカーと戦いを始めた。
C棟地下 “ゴミ箱”に落ちたルフィは龍型のモモの助と会っていた。
ブルッグと錦えもんはモモの助を探していた。
ウソップは海楼石の錠を探していた。
ゾロとたしぎはモネと交戦していたが、ゾロはモネを倒した。
モチャは子供たちに“ドラックキャンディ”を食べさせないように全部飲み込み 血を吐いた。
子供たちが怯んでいる時にサンジ達は子供たちを取り抑え 鎮痛剤を打った。
スモーカーの部下たちはモチャを治療するために部屋に運んだ。
R棟ではシーザーが事実を知った茶ひげを殺そうとしていた。
そこにモモの助の能力によって“ゴミ箱”から出たルフィが現れた。
そして シーザーを殴り飛ばした。
“SAD製造室”では スモーカーがモクモクの実の能力を執拗に使い ヴェルゴと交戦していた。
だが、強力な武装色の覇気使いであるヴェルゴには不利な戦い方であった。
「“鬼竹”!!!!」
そして ヴェルゴの技により 十手は折れ スモーカーは倒れた。
「海兵さん!? !」
その時 アイリスは手を引かれて立ち上がさせられた。
「ローっ!?」
そこには さっきまでぐったりとしていたローが 自分自身の心臓を持って立っていた。
ヴェルゴはローを見た。
「俺の心臓…確かに返してもらった スモーカー」
「!!?」
ローは心臓を戻した。
ローはアイリスに手を差し出した。
「アイリス すまねェ…。 もう落とさせねェから」
「…ロー…」
アイリスはローにキャスケットを渡した。
「下がってろ アイリス」
「…うん」
アイリスはローから離れた。
「……ロー…負けないで…っ!」
ローは微笑すると キャスケットを被った。
そして ヴェルゴを見た。
「これで終わりだ ヴェルゴ“さん”…」
「………」
「いつまでもそのイスに座ってられると思うな…“お前ら”!!」
「!?」
…まさか…
「聞こえてんだろ? “ジョーカー”!!!」
『フッフッフッ!!』
ヴェルゴのコートにはドフラミンゴに繋がっている電伝虫が入っていた。
「!?」
この声…やっぱり……
…ドフラミンゴ様……
ヴェルゴはコートを脱ぎ 電伝虫を上に置いた。
『人の女をよくも取ってくれたな…ロー? だが…アイリスのことは礼を言っておく……』
「アイリスを助けたことを 恩に感じる必要はねェ。 アイリスを返す気もねェからな」
ローはドフラミンゴがヴェルゴと“SAD”を失うことを言った。
ヴェルゴは怒り 武装色の覇気を体に纏っていた。
「“ジョーカー” いつまでも勘違いをしているな。 アイリスは今は“俺の女”だ」
『……フッフッフッフッフッフッフッフ!! イキがってくれるじゃねェか 小僧 フフフ!! アイリス 聞いてんだろ?』
「………」
…ドフラミンゴ様……
『俺とは会話もしたくねェってか…。 悲しいなァ…』
「…っ……」
『まあいい。 アイリス よく聞け。 ローは昔 ヴェルゴに半殺しにされたことがある…。 だから ローはここで終わりだ』
「! そんなことない!!」
『フフフ…やっと口を聞いてくれたな…アイリス』
「………」
『ローがどうなるかはすぐにわかる。 お前の前で無惨に殺される姿がな!! フッフッフッフッ!』
「っ!」
ローは鬼哭を抜いた。
「行くぞ」
武装色の覇気を体に纏ったヴェルゴはローに向かってきた。
ロー…無事に戻ってきて…!
アイリスは祈る思いだった。
「ロー…っ!!」
ローはヴェルゴと共にパンクハザードを真っ二つに斬った。
「頂上戦争は…“序章”に過ぎない。 お前がいつも言っていたな。 手に負えねェうねりと共に…豪傑どもの“新時代”がやって来る!!! 歯車を…壊したぞ!! もう…誰も 引き返せねェ!!!!」