3.哀しき隠し事
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アイリスはローの言葉を思い返した。
“後で必ず助けに行くから 大人しく待ってろ”
「……ロー…」
あの状態からどうやって抜け出せるの……?
…だって 海楼石の鎖…… !
…もしかして…ローの鎖は普通の鎖……!?
アイリスはローと共に 普通の鎖を用意したことを思い返した。
「やっと諦めたか アイリス。 “ジョーカー”に逆らう…「うううん。 諦めてなんかないよ シーザー…」」
アイリスはシーザーを見た。
「…バカか お前…! あの状況で…」
アイリスは首を横に振った。
「私はローの仲間だよ? 仲間は信じるものでしょう? だから 私はどんな時でもローを信じてる」
「……勝手にしろ!」
シーザーがモニターを見ると 軍艦が燃えていてその煙で檻の中の様子は見えなかった。
その頃 ロー達は動き出していた。
普通の鎖だったローは自分の鎖を取り 鬼哭を自分のもとに移動させ、ルフィ達の鎖を切った。
そして スモーカーとたしぎの人格を元に戻し 条件をつけてスモーカーとたしぎの鎖を切った。
ロー達はローの能力で研究所内へ入った。
そして シャッターを開けてスモーカーの部下たちを入れた。
「――さて 心臓どうするか」
アイリスも取り戻さねェとな
そこに ゾロ達も合流した。
ローはナミとサンジの人格を戻した。
ロー達が檻から抜け出したことを知らないシーザーは モニターの“シノクニ”に覆われたパンクハザードを見て喜びの声をあげていた。
「シュロロロロ!! 見たか この素晴らしい公開実験を! 麦わらの一味も トラファルガー・ローも 海軍G-5も 全て俺のためにその身を犠牲にして “シノクニ”の効果を証明して見せてくれた! シュロロロロ!!」
「………」
ロー どうか無事で……
「ん?」
ご機嫌だったシーザーは正面入口にいたはずのG-5の固まった姿がないことに気づいた。
ヴェルゴはロー達が檻から抜け出し G-5の逃亡を手助けしたことを言った。
ロー達はそれぞれの作戦を決行するために動き始めていた。
その情報はすぐにシーザーに伝えられた。
「……!! んなァアにィイ~!!? 中へェ!!?」
シーザーは目を見開いて驚いた。
アイリスは安心した。
…よかった…ロー
シーザーがどうするかを考えている間にチョッパーはシーザーの研究室を抜け出した。
シーザーはA棟とB棟の間のゲートを閉じ A棟を破壊して“シノクニ”を流し込むことにした。
「アイリス 俺と来い」
「え? !」
ヴェルゴはアイリスの腕を掴み動き出した。
「ん? 何かする気か ヴェルゴ…!!」
ヴェルゴは説明した。
「――どれ 若造どもを叩き潰して来よう……!!!」
ヴェルゴはアイリスを連れ シーザーの研究室を出た。
「放してよ ヴェル… !」
ヴェルゴは急にアイリスの腕を放した。
「…ヴェルゴ…?」
「アイリス お前は本当にドフィよりローを選んだんだな…」
「………」
「好きにしろ。 だが それがローと会うのは最後になる」
「! …っ……」
アイリスは大きな姿に変えたアネモネに乗り ローのもとに向かった。
「……愚かな選択をしたものだ…」
ヴェルゴはたしぎ達のもとにやってきて 次々に自分の部下を倒していった。
そこにサンジが助けに入り ヴェルゴと交戦した。
チョッパーは正気のままでいるモチャを見つけ 他の子供たちを救うため ビスケットルームに向かった。
ルフィはシーザーを捕まえる為、スモーカーはヴェルゴに自分の手でケリをつける為 シーザーの研究室にやって来た。
だが 研究室にはシーザーしかおらず、スモーカーは研究室を後にし、ルフィはそのままシーザーを捕まる為 交戦したが、途中でモネに阻まれ シーザーを逃がしてしまった。
その頃 ローはD棟にある“SAD”製造室の前にいた。
「ロー!」
アイリスはローを見つけた。
「アイリス!」
「ロー!」
アイリスは嬉しそうにローの胸に飛び込んだ。
「…ローっ…本当に…本当によかった…!」
アイリスは涙を流した。
「…ああ…心配をかけた」
ローはアイリスを抱きしめたまま “KEEP OUT”と書かれた大きな扉を見た。
「ここは…?」
「この中にあるものが…俺が七武海になり この島にいた本当の理由だ」
ローはレバーを下ろし 扉を開いた。
それと同時に警告音が鳴り響いた。
そのことはシーザーの研究室がある第三研究所の全棟に緊急連絡として伝えられた。
ローはSAD製造室に入った。
アイリスも続いて入った。
緊急連絡を聞いたスモーカーは研究所の地図を頼りに“SAD製造室”に向かっていた。
同じく緊急連絡を聞いたヴェルゴは“SAD製造室”に向かった。
「あのガキ…頭の中に最悪のシナリオを描いてやがる!!! “新世界”を滅茶苦茶にする気か!!!!」