3.哀しき隠し事
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ひとまず アイリス達はロビン達のもとに向かった。
「「ええ~~~~~!!? “ハートの海賊団”と同盟を組む~~!??」」
ルフィは責められていた。
「ロー…印象悪いね…」
「…放っとけ」
ローはフランキーの人格が入ったチョッパーを持った。
「おい このタヌキを」
「タヌキじゃねェだろ 今!」
「ロー この子 角が生えてるからトナカイだよ」
「! おい 聞いたか みんな! 今 “トナカイ” …って え~~~~~っ!!? 俺~~~~っ!??」
ボロボロになっている自分の姿を見て チョッパーの人格が入ったサンジは驚いた。
チョッパーの人格が入ったサンジは慌てて自分の体を治療した。
アイリスとローはルフィ達の会話についていけなかった。
「……ふふっ。 ルフィ達って面白いね」
「………」
ローはフランキーとチョッパーの人格を戻した。
ナミの人格は残っていたサンジの中に入った。
「何とかしてよ アンタ!!」
「体がねェとムリだ」
ローは眠らせてある子供たちを見た。
「……コイツらか…」
「ああ!! 助けてェんだ コイツら!!」
ローは否定した。
チョッパーは反論した。
「ロー そんなこと言わないで助けてよ!」
「!」
「ローは薬漬けになっていた私を助けてくれたじゃない! お願い ロー!」
「………」
「――あと サンジがサムライをくっつけたがってた。 お前 俺たちと同盟組むんなら 協力しろよ!?」
「!?」
ローは驚き 固まってしまった。
ローはルフィに呆れ 降参した。
「ああ…いや わかった。 時間もねェ…!! じゃあ 侍の方はお前らで何とかしろ!! ガキ共に投与された薬の事は調べておく。 船医はどいつだ? 一緒に来い」
「ロー…ありがとう!」
「…悪かった アイリス」
アイリスもこのガキ共と同じ 元々はどこの誰だかもわからねェ女だった…
俺はただ気に入ったから治療しただけだ……
ウソップは怪物強化の変身の反動によって動けなくなったチョッパーをローのキャスケットに結んだ。
「…………!!!」
ローは鬼哭の紐にチョッパーの角を結ぼうとしていた。
「ちょっと ロー! その子を物みたいに扱わないでよ!」
アイリスはチョッパーを持ち上げた。
「私がこの子を持ってるから」
「勝手にしろ」
「ありがとな! よろしく頼む!!」
「うん」
アイリスは微笑んだ。
その後 ローはシーザーの目的と正体を話した。
「で その“M”を俺たちとお前で“誘拐”すりゃいいんだな?」
「そう言うことだ」
チョッパーを持ったアイリスとローはルフィ達と別れ 研究所裏口に戻ってきた。
「チョッパーちゃん 少しの間 袋の中に入っててね」
アイリスはチョッパーを袋に隠そうとした。
その時 声が聞こえ 何かが飛んできた。
アイリスとローは立ち止まり 飛んでくるものを見た。
飛んできたのはルフィとロビンとフランキーだった。
「……!! あのバカ 誰が全軍相手にしろと言った!!?」
ルフィ達はスモーカー達と戦闘になった。
「どうする?」
「放っておくさ…。 中に入るぞ」
アイリスとローは研究所に入った。
「手筈通りに動けよ」
「ああ。 お前がシーザーともう一人の女を連れ出す間に 俺が薬のことを調べとくんだよな?」
「! オォ?」
アネモネは何かを感じ 後ろを見た。
「どうしたの アネモネ?」
アネモネは首を振った。
研究所外ではルフィがシーザーを捕まえていた。
チョッパーを袋に入れて持っているアイリスとローは モネのみがいるシーザーの研究室にやってきた。
アイリスはチョッパーが入っている袋をソファにそっと置いた。
「この島で見たいものは 色々と見て回った……。 俺たちは ボチボチここを出るつもりだ」
「――そう 寂しくなるわね」
「ちょっと お前の能力を借りてェんだが…一緒にいいか?」
ローは外を示して言った。
退屈していたモネは了承し アイリスとローと共に研究室を出ていった。
チョッパーはその様子を見ていた。
研究所外ではシーザーの能力により ルフィ達は気絶していた。
アイリス達は研究所内を歩いていた。
途中から ローの呼吸が荒くなり 苦しそうに胸を抑え フラフラしながら歩いていた。
「ロー?」
「……誰だ…ハァ………!!」
ローは鬼哭を手から落とし 苦しそうに床に膝をついた。
「ロー!?」
“誰”…って誰のこと!?
アイリスはローの様子を見るため しゃがんだ。
「大変…苦しそうね…」
「モネ ローはどうしたの…!?」
「ハァ……ハァ…」
ローは口から血を流していた。
「ローっ!?」
「……そこにいんのは 誰だァ!!!」
少しして足音が聞こえてきた。
「………俺だ」
「!!?」
ローは目を見開いて驚いた。
「!?」
この声…まさか……
アイリスは恐る恐る声の主を見た。