3.哀しき隠し事
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「俺とアイリスの別荘に…何の用だ…」
ローは扉に寄り掛かった。
「白猟屋……」
アイリスはローの後ろに隠れて 顔だけを出した。
「「「トラファルガー・ロ~~~~~!!!」」」
ローに恐怖したスモーカーの部下達は後ろに下がった。
「!」
女の子…?
たしぎはアイリスに気づいた。
「なぜお前がここにいる? ここは海賊も政府関係者も全て “立入禁止”の島だ…ロー」
「じゃあ……!! お前らもだな」
たしぎはローに電伝虫の緊急信号の会話を聞かせた。
「!」
ルフィ!
……これってあのおサムライさんの時の……
スモーカーはローとルフィの関係性を話した。
「つまらん問答はさせるな。 研究所の中を見せろ」
「――今は俺とアイリスの別荘だ。 ……断る」
「その娘とはどういう関係だ?」
ローはアイリスを抱き寄せた。
「俺の大事な女でもあり 仲間だ」
「………」
「ここにいるのは俺とアイリスの二人だ。 “麦わら”がもしここへ来たら 首は狩っといてやる…。 話が済んだら 帰れ」
その時 遠くから子供の声が聞こえてきた。
アイリス達はナミ達の登場に呆気にとられた。
寒さで震えていたナミは心優しいサンジから上着を受け取り 着ようとした時にローに気づいた。
「まさか 子供たちを閉じ込めてたの あんた!!? この外道!! この子たち 返さないわよ!!」
「待って! ローはそんなことしてないよ!!」
「あ! 君 確かケイミーと一緒に人間屋に捕まってた子…!」
「はい。 アイリスと言います」
サンジはスモーカー達に気づいた。
そして 別の出口を探すため 中に戻っていった。
「………!! いるじゃねェか!! 何が二人だ!!」
「っ!」
アイリスは恐怖でローのコートを掴んだ。
「……いたな…。 今 驚いている所だ…」
たしぎは“麦わらの一味”を捕まえるため 中に入ろうとした。
「おい 待て!」
「ロー!」
「下がってろ アイリス!」
ローは研究所から出た。
「“ROOM”…!!!」
そして 研究所前にサークルを作った。
「…あいつら――面倒持ち込みやがって……!!! “タクト”」
ローは人差し指を上にあげ 軍艦と河底を宙に浮かせた。
「お前ら もう島から出すわけにはいかねェ…。 人がいねェと言った事は悪かったよ……」
「下がってろ」
スモーカーは十手を抜いた。
「お前らごときじゃあ 手も足も…解体されちまうぞ!!!」
ローも鬼哭を抜いた。
「……ロー…」
アイリスは心配そうにローを見ていた。
ローは後ろを見た。
「……侍もいたな…。 “麦わらの一味”も…逃がす訳にはいかねェ…。 “ROOM”」
ローはナミ達の方にもサークルを作り、4回 鬼哭で宙を刺した。
「“シャンブルズ”」
そして ナミ達の人格を入れ替えた。
ナミ達はサンジの人格が入ったナミを除いて 困惑していた。
「ロー…テメェ 何が目的だ…? 船を返せ」
「いいぜ。 そのまんまとはいかねェがな」
ローは鬼哭の斬撃で軍艦を真っ二つにし、片方を地面に落とした。
「誰 一人…逃がす訳にはいかねェ…」
もう片方の半分の軍艦を島の岩盤にくっつけた。
スモーカーの部下はローがした事は七武海の協定違反であることを言った。
「本部にチクってやるぜ!!!」
「称号 剥奪だァ!!!」
「!」
苦労して七武海になったって聞いたのに…
そんなことされたら……
アイリスは拳を握り締めた。
「…心配 無用…。 “スキャン”」
ローはスモーカーの部下が持っていた電伝虫を全て回収した。
スモーカーの部下は困惑していた。
「お前らがこの島で見た全て “本部”にも“政府”にも報告はさせねェ…」
「海賊風情が付け上がるなよ!」
スモーカーはモクモクの実の能力を使い ローに向かっていった。
「“オペオペの実”の“改造自在人間”…!! ――だったな……!!」
スモーカーはローに十手の先を刺そうとした。
「ロー!!」
ローはそれをかわし スモーカーを斬りかかった。
その斬撃により スモーカーの部下は斬られた。
「お前ら邪魔だ!! “サークル”から出てろ!!」
スモーカーはローの能力を説明した。
「ここは“手術室”。 奴はこの空間を完全に支配 執刀する。 “死の外科医”だ!!!」
ローは笑みを浮かべた。