1.運命の悪戯
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「アイヤ~~~~~~~ッ!!! アイ!!! アイ!!!」
ベポは次々と海兵たちを倒していっていた。
「急げ ベポ!!」
「!」
ベポは跳んだ。
ジャンバールは橋を壊した。
ロー達は船に向かって走っていた。
眠っているアイリスを乗せたアネモネはその後を飛んで追いかけていた。
「船長!! アレ…」
「…………!?」
ロー達は立ち止まって シャチが指さした方を見た。
そこにはキッドとくま(パシフィスタ)がいた。
「何で “七武海”がこんな所に……!!!」
パシフィスタはローを見た。
「トラファルガー・ロー……!!」
ローは剣を構えた。
「――俺の名前を 知ってんのか………!!」
ボォン!!!
パシフィスタはローにレーザーを放った。
「キャプテン!!」
ローはアネモネに抱えられ 無傷だった。
「ファードラゴン 無理をするな! お前はアイリスを守ることだけを考えろ」
「オオォ…」
アネモネは心配そうな顔をした。
「心配するな! 俺たちはそう簡単にやられたりしねェよ!」
ローはアネモネの背中で眠っているアイリスを見た。
「俺はアイリスを治すまで死んだりしねェ!」
「……オオォ!」
アネモネはローを降ろすと 後ろに下がった。
ローはキッドの横に立った。
「トラファルガー、てめェ 邪魔だぞ」
「消されたいのか? “命令するな”と言った筈だ」
ローはパシフィスタを見た。
「こっちは病人がいるんだ。 …だから さらに“大将”になんて遭いたくねェんで…」
ローとキッドは構えた。
「そこを通して貰うぞ バーソロミュー・くま…!!」
そして ハートの海賊団+キッド海賊団 VS 七武海 バーソロミュー・くま(パシフィスタ)との戦いが始まった。
非常に高い耐久力を持つパシフィスタには打撃が効かなかった。
だが キッドが作り出した腕型の金属塊によって潰された。
「フッ…。手間かけさせやがって…」
キッドは背を向けて歩き出した。
「まだだぜ ユースタス屋」
「!」
キッドは立ち止まった。
後ろにはパシフィスタが立っていた。
キッドはまた腕型の金属塊を作り出した。
「フン! まだ喰らいたりねェようだな…」
パシフィスタはグローブを取った。
ボォン!!!
そして レーザーを放った。
ロー達はかわした。
「邪魔なんだよ! 病人いるんだったら とっとと失せろ トラファルガー!!」
キッドはローを見た。
「こいつは俺が始末する!」
ローもキッドを見ていた。
「邪魔してんのはお前だろうが…ユースタス屋! それに…」
ローはアネモネの背中で眠っているアイリスを見た。
「ん?」
キッドもつられて見た。
「アイリスの前で逃げたくねェ…!」
「ケッ! 女かよ!!」
「お前には関係ねェ…」
「俺は今 女になんて興味ねェよ。 …だが あの女は上等だな」
「お前にはやらねェ…!!」
「安心しな トラファルガー! 俺は戦力にもならねェ奴はいらねェ」
「………」
「だが お前がくたばったら俺が代わりに可愛がってやるよ」
「てめェ…!!」
ローはキッドを睨みつけた。
「随分と怖ェ顔だな…。 まあ 今はこいつを倒すのが先だな」
そう言うと キッドはパシフィスタに視線を戻した。
「………」
ローもパシフィスタに視線を戻した。
「いたぞ! ハートの海賊団 トラファルガー・ローとキッド海賊団 ユースタス・キャプテン キッド」
少しして 海兵たちの声が遠くから聞こえてきた。
パシフィスタはその後もレーザーばかり放ってきた。
「あれが あの七武海の一人…バーソロミュー・くま……?」
ローは疑問を感じていた。
キッドは“反発”で腕型の金属塊を飛ばし パシフィスタを倒した。
「フッフッフッ! こいつを食らって起き上がった奴はいねェぜ」
キッドは左腕を上げた。
「七武海の一角を崩したぞ―――!!」
キッド海賊団も腕を上げて答えた。
「バーソロミュー・くまが…この程度なのか…?」
パシフィスタは起き上がった。
「なんだと!? こいつ 機械…改造人間なのか…!?」
パシフィスタはレーザーを構えた。
「っ!?」
ザン!!
“ROOM”で移動したローはパシフィスタの左胸を刀で刺した。
ドン!!
パシフィスタはそのまま倒れた。
「てめェ なんで手を出した!?」
キッドはローを見た。
「自分の技を過信し過ぎたな…ユースタス屋」
「なにィ…!」
「こいつが七武海だと思うか?」
「…どう言う意味だ?」
「次のお客が来るぞ。 話は後にしろ」
そこに 海兵たちが攻めてきた。