1.運命の悪戯
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「ケイミー 探したぞ~~~!!! よかった――――――!!!」
ルフィはケイミーに向かって階段を駆け下りた。
「ちょっと!!! 待て 麦わら!!! 何する気だよ!!!」
それをハチが止めに入った。
ハチはルフィを止めるため 無意識に隠していた残りの4本の腕を出してしまい 魚人であることがバレてしまった。
「今 助けるぞ ケイミー!!」
そんなことを知らず ルフィはケイミーに向かって走っていた。
「あっ! ドラゴン!! かっけェ~~~!!」
輝いた目でルフィはアネモネを見た。
ドン!! ドォン…!!
その時 後ろで銃声が聞こえた。
「!」
ルフィは立ち止まって 振り返った。
そこにはハチが血だらけで倒れていた。
「………!!」
ルフィはスタスタとチャルロス聖に向かって歩いていった。
途中 ハチに止められたが 振り切った。
「麦わら屋…何を……?」
ドゴォン!!!
「ヴォゲァア!!!!」
ルフィはチャルロス聖を殴り飛ばした。
ガシャア…ン!!
チャルロス聖は後ろに吹っ飛び 気を失った。
ディスコや観客たちは固まってしまった。
キッド達は微笑していた。
ローも微笑した。
「…あいつ…やりやがった……」
悩んでいた俺がバカだったみてェだな…
さて 俺もやるか…
ローは眠っているアイリスを見た。
ロズワード聖は怒り 銃を撃ってきた。
天竜人が怒ったのを見た観客たちは外へ逃げ出した。
「チャンスだ」
今なら騒ぎに乗じて楽に連れ出せる…!
ローは能力でアイリスの首輪を外した。
ローはアネモネを見た。
「ファードラゴン 体を小さくしろ」
ローがしようとしていることを理解したアネモネは頷くと 体を肩乗りサイズに変えた。
ローはアイリスを抱き上げ 騒ぎの中を ベポ達のもとに向かって走り出した。
アネモネはその後を飛んで追った。
ルフィ達は衛兵たちを倒していった。
その頃 レイリーが商品が収容されている檻から動き出した。
ルフィ達が次々に衛兵たちを倒していくのに痺れを切らしたロズワード聖は「海軍大将」と「軍艦」を呼ばせた。
「お父上様! 女とドラゴンがいないアマス!!」
「なにィ!!」
ロズワード聖とシャルリア宮は辺りを探した。
その時 ウソップは着地した時にロズワード聖を踏みつけてしまった。
「お父上様~~~~~~っ!!!」
シャルリア宮は悲鳴をあげた。
ウソップとロビンとブルックもルフィ達と合流した。
「チャルロス兄さまとお父上様をよくもやってくれたアマス!!」
怒ったシャルリア宮はケイミーを殺すことにした。
「「「キャプテン(船長)!!」」」
その頃 アイリスを抱き上げたローはベポ達のもとに戻ってきた。
ローはイスにアイリスをそっと寝かせた。
「キャプテン この子どうすんの?」
「連れてく」
「“連れてく”って勝手な…!」
「この子 天竜人に買われたんだし…!」
「まだ金を払ってねェ。 それに…」
ローはアイリスを見た。
「ほっとけねェ…」
ローは悲しそうな顔をして言った。
【あ! ドラゴン!!】
ルフィはアネモネを見た。
ルフィはローを見た。
「お前のか?」
「俺のじゃねェ」
「じゃあ くれ!!」
「それは無理だ」
「何だよ お前…ケチだなァ…」
【ルフィ、海賊よ 彼】
ルフィはロビンを見た。
「あなた トラファルガー・ローね。 それに そのドラゴンはその女の子のものみたいよ」
「なんだ…そうなのか…」
ルフィは残念そうに言った。
ジャキン!!
ケイミーを殺しに向かったシャルリア宮はケイミーに銃を向けた。
「さァ “魚”!!! 死ぬアマス!!!」
「!!?」
ケイミーは両手で顔を覆った。
ルフィ達は技を構えた。
その時 シャルリア宮は気を失って倒れた。
そこに レイリーと巨人が現れた。
ドン!!
そして 状況を把握したレイリーは覇気で衛兵たちを気絶させた。
「人間屋」 ステージ裏の部屋ではディスコがドフラミンゴに助けを求めていた。
『黙れ…面倒臭ェ野郎だ。 俺は今、大切なものをなくして お前に構っていられねェんだよ。 じゃあな』
「おい! 待っ…」
そこで電伝虫が切れた。
ドフラミンゴはイスに寄っ掛かった。
アイリス…今 どこにいる……?
…生きているのか……?
俺がお前を追いかけなかったことを怒っているか……?
俺はお前が言ったとおりだったよ……
人間、“愛する者ができると強くなる”と聞いたことがあるが…
俺は鼻で笑った
だが、今はわかる……
俺は…お前がいなくなっただけでこんなにも弱くなっちまうんだから……
…なあ…アイリス……