5.絶望と希望
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「みんな ただいま!」
シャボンディ諸島でレイリーとシャクヤクと別れたアイリスは、新世界にいる シャンクス達のもとへ2年振りに帰ってきた。
「「「お帰りー アイリス――!!!」」」
船員たちはアイリスを出迎えた。
「アイリス!!」
「シャンクス!!」
シャンクスは嬉しさのあまりアイリスの体を抱き上げ 口付けた。
「元気だったか?」
「ええ」
「ずっと会えなくて辛かった…」
「…私もよ」
アイリスとシャンクスは再び口付け合った。
「――でね…」
アイリスはシャンクス達と離れていた時に起きた話を沢山話した。
「そうか、そうか! 鷹の目もそりゃいい暇つぶしだったな」
「そうね――…」
アイリスはゾロを思い浮かべた。
敵に男も女も関係ないって言う私の忠告…
ちゃんと守ってくれるかしら―――……
その日の夜、アイリスとシャンクスは自分たちの部屋に戻った。
部屋に入ると直ぐにアイリスはシャンクスに後ろから抱きしめられた。
「…シャン…「……少しの間”って言ってたから、てっきり 数ヶ月なのかと思ってたのに……」」
シャンクスはアイリスの肩に頭を乗せた。
「…まさか…2年もだったなんてな……」
「……黙っててごめんなさい…」
シャンクスは抱きしめる力を強めた。
「……時々 電伝虫で連絡はくれてたけど…寂しかった……」
「! ………」
アイリスはシャンクスの頬にキスをした。
「…アイリス…?」
「…私も寂しくなかった訳では無いわよ」
アイリスは微笑した。
「…こうやって また会えて嬉しいわ」
「! …あぁ 俺もだ」
アイリスとシャンクスは見つめ合い、アイリスは瞳を閉じて シャンクスはアイリスに口付けた。
そして アイリスを抱き上げて、シャンクスはアイリスをベッドにそっと下ろした。
「…シャンクス…」
アイリスは潤んだ瞳でシャンクスを見上げた。
シャンクスはベッドに体重をかけた。
「…ずっと我慢していたんだ…いいだろう アイリス?」
「………」
アイリスは恥ずかしそうに頷いた。
シャンクスは嬉しそうに笑うと アイリスの髪を撫でて 深く口付けた。
「お母さん、エース、白ひげ ご無沙汰にしてしまってごめんなさい」
数日後、アイリスの希望により、エトワール島を訪れ ユメリア達のお墓参りをしていた。
アイリスは3人のお墓を見上げながら この2年間の出来事の話を語りかけた。
ベックマン達はアイリスとシャンクスを残してレッド・フォース号に戻っていった。
「それにしても ここに来ると色々な出来事を思い出すわね」
「…そうだな」
アイリスはアルカンシエル島の方を見て ユメリアのお墓を見た。
「ずっとお母さんが生きているのかと思ってたのに、亡くなっていて……」
「………」
シャンクスは瞳を伏せた。
アイリスはエースと白ひげのお墓を見ながら マリンフォード頂上戦争を思い返した。
「ルフィを守る為に エースと白ひげが亡くなった……」
「……ああ」
「でも あの戦争の時思ったの…」
アイリスはシャンクスを見た。
「こうやって シャンクスの隣にいられるのは当たり前じゃないんだ…って……」
「!」
「だから…ありがとう」
そう言って アイリスはシャンクスに笑いかけた。
「…いや お礼を言うのは俺の方だ」
シャンクスはアイリスを抱きしめた。
「アイリス 今まで俺の隣にいてくれてありがとう。 そして これからもずっと一緒にいて欲しい」
「……シャンクス…」
アイリスはシャンクスを抱きしめ返した。
「勿論よ! これからもあなたの隣にいるわ―――…」
隣にいられる幸せ…
それは私にとって1番幸せな事
と同時に かけがえのない居場所…
だから これからもあなたの隣にいさせてね――――…