5.絶望と希望
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頂上戦争、アイリスのクライガナ島 シッケアール王国跡地へ滞在から2年の月日が経とうとしていた―――…
“お前 方向音痴なんだから 早めに待ち合わせの場所に行ったほうがいい”
ペローナに忠告され、ゾロは渋々 早めにクライガナ島 シッケアール王国跡地を後にすることにした。
「鷹の目 世話になった」
「自分の力に過信するなよ ロロノア」
「“刃毀れは己の恥” だろ?」
「フン。 わかっているならいい」
アイリスは獣型に姿を変えた。
〔そろそろ 行きましょう〕
「ああ」
ゾロは獣型のアイリスの上に乗った。
「アイリス 頼んだぜ」
〔ええ〕
アイリスはペローナを見た。
〔ペローナちゃんは?〕
「私は飛んでいけるからいい…って 見送るなんて一言も言ってないぞっ!」
〔ふふ。 さぁ 背中に乗って〕
「………」
なんだかんだ心配症なペローナは、ゾロを見送る為に アイリスの厚意に甘えて 背中に乗せてもらうことにした。
「………」
ふわふわしてる…
アイリスはミホークを見た。
〔じゃあね ミホーク。 2年間 楽しかったわ〕
「俺もだ。 またいつでも来い」
〔ええ! ありがとう〕
アイリスは満面の笑みを浮かべた。
そして、ゾロとペローナを背中に乗せた獣型のアイリスはシャボンディ諸島へ向かっていった。
「………」
ロロノア お前と次に対峙する時を楽しみにしてる
そして…
アイリス ぬしと離れ離れになるのが辛い―――…
次の日、シャボンディ諸島に到着したアイリスとゾロは、用が済んだので観光してくると言うペローナと別れ “13GR”にある“シャッキーズぼったくりBAR”にやって来た。
「ただいま帰りました」
「………」
……帰った?
「あら お帰りなさい。 珍しい組み合わせね」
「ミホークの所で一緒になって」
アイリスはゾロを見た。
「ああ。 …アイリスとは知り合いなのか?」
「“知り合い”って言うか…【まさか 君が一番乗りとは… ん?】」
奥からルフィの基本的な修行を終え 半年前に戻ってきていたレイリーが姿を現した。
「お前も帰っていたのか アイリス」
「お父さん! ただいま」
アイリスはレイリーに抱きついた。
「……“お父さん”!?」
「そう。 アイリスちゃんはレイさんの娘さんよ」
「!?」
ゾロは目を見開いて驚いた。
「そうか 君は鷹の目の修行を」
「ああ」
ゾロはアイリスを見た。
「最初はアイリスにも相手になってもらったけどな」
「ほう」
レイリーはアイリスを見た。
「ルフィの仲間で 顔見知りだったし、それに お父さんがルフィを鍛えるなら 私も何か手伝いたいなぁって思って」
「赤髪ちゃんや鷹の目ちゃんから乗り換えたのかと思ったわ」
「!? ミホークやゾロとはそんな関係じゃないよ シャッキーさんっ!」
アイリスは慌てて否定した。
「?」
…乗り換え? 何をだ?
意味を理解出来ていないゾロは疑問に思っていた。
「フフ。 赤髪ちゃんは幸せ者ね」
シャクヤクは妖美に笑った。
「…ところで ルフィはどうしてる?」
「ルフィはまだ修行をしている頃だ。 基本を叩き込んで 私は半年前に帰ってきたからな」
「お父さんの修行をつけてもらったって事は、ルフィ すごく強くなっているんだろうね!」
「1人残ってどこまで成長を遂げたのか 私も楽しみだよ」
レイリーは笑みを浮かべた。
ゾロが1番乗りした後、フランキー、ナミ、ウソップ、チョッパー、サンジ、ロビンの順に集まってきた。
アイリスはそれぞれ 自己紹介をし合った。
素敵な仲間たちね ルフィ―――…