5.絶望と希望
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「…ルフィは!? ルフィは無事なの!?」
「麦わらは精神が崩れ 命の危機だ…」
「……助けなきゃ…」
アイリスはよろけながら立ち上がった。
「その体では無理であろう」
「でもっ…!」
「どうしてもと言うのなら…」
「!」
ミホークはアイリスを抱き上げた。
「俺が行動を共にする。 いいな?」
「…ミホーク…あなたは七武海でしょう? 私と仲良くしてたらあまり良くないわ…」
「ぬしを見殺す後悔に勝るものはない」
「……ミホーク…」
「捕まっていろ」
「……ええ…」
ありがとう ミホーク…
アイリスはミホークの首に腕を回した。
ミホークはアイリスを抱えたまま 再び戦場に戻った。
「ミホーク 白ひげのもとへ…!」
「麦わらではないのか?」
「黒ひげが白ひげを狙ってる…! 白ひげが危な… !」
その時 アイリスの耳にものすごい数の銃声が聞こえた。
…まさか―――……
「“ひとつなぎの大秘宝”は実在する!!!」
そう言い残すと 白ひげは立ったまま絶命した。
黒ひげ達は白ひげの亡骸に黒い布を被せ その中に黒ひげが入っていった。
「そんな…っ…」
エースも…白ひげも……
守れなかった―――…っ!
アイリスの瞳からポロボロと涙がこぼれ落ちた。
少しして 黒い布から黒ひげが出てきた。
黒ひげにも白ひげにも異変はないように思えたが、黒ひげはもともと持っていた“ヤミヤミの実”の能力、そして 白ひげが持っていた“グラグラの実”の能力を見せた。
「ゼハハハハハ…!! そう…ここから先は!!俺の時代だァ!!!!」
許せない…!!
この手で…仇を取りたい…!!
でもっ……!
アイリスはミホークを見た。
「ミホーク ルフィのもとへ連れてって…! このままじゃ私…ルフィまで失ってしまう……!! お願い!」
「止めても無駄であろう?」
「…ミホーク…!」
「捕まっていろ」
アイリスを抱えたミホークは湾頭に向かって走り出した。
湾頭では 突如現れたローに黄猿に狙われているバギーがルフィとジンベエを預けていた。
「海へ潜るぞ!!!」
ロー達は急いで 船に入ろうとした。
だが 黄猿がレーザーを構えていた。
「ミホーク ルフィが…!!」
「!」
「そこまでだァア~~~!!!!」
コビーの必死の叫びによって 黄猿は動きを止めた。
「「「!」」」
アイリス達は驚いた。
「命がも゛ったいだいっ!!!!」
赤犬は“数秒”無駄にしたことに激怒し コビーを殺そうとした。
だが そこにシャンクスが現れ コビーを守った。
「………よくやった…若い海兵」
「シャンクス…!?」
「!」
赤髪…
黄猿は逃げようとしている麦わらを狙おうとした。
【何もするな“黄猿”!!】
ベックマンが黄猿に向けてライフル銃を構えていた。
「………おォ~つとっとォ ベン・ベックマン~~…!!」
黄猿は両手を上げた。
湾頭に赤髪海賊団の船 レッド・フォース号が現れた。
シャンクスは剣をしまうと、地面に落ちている ルフィに預けている麦わら帽子を拾った。
「この戦争を終わらせに来た!!!」
「「「赤髪海賊団だァ~~~~!!!」」」
マリンフォードにいた全員が驚いた。