4、絆と約束
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ミホークは武器として 首にかけている小さなナイフを取った。
ゾロはそれに怒り ミホークに向かっていった。
「鬼!!! 斬り!!!!」
だが小さなナイフによって止められた。
ゾロはそれに動揺し 乱暴な剣で対抗したが、全てミホークに受け止められた。
力の差は明らかだった。
「何を背負う? 強さの果てに何を望む? 弱き者よ……」
ミホークの言葉にジョニーとヨサクは怒り 手を出そうとしたが、ルフィに止められた。
「虎…狩り!!!!」
ミホークはゾロの胸に小さなナイフを突き刺した。
ルフィ達は手を出したい気持ちを抑え 必死に耐えた。
「………」
…ミホーク……
ミホークはゾロになぜ退かないのかを問いた。
ゾロは説明した。
「そう それが敗北だ」
「へへっ…じゃなおさら退けねェな」
「死んでもか…………」
「死んだ方がマシだ」
ミホークはゾロの胸に突き刺した小さなナイフを抜いて 蓋をした。
「小僧…名乗ってみよ」
ゾロは構えた。
「ロロノア・ゾロ」
ミホークは小さなナイフを首にかけた。
「憶えておく。 久しく見ぬ“強き者”よ! そして…」
ミホークは黒刀を抜いた。
「剣士たる礼儀をもって 世界最強のこの黒刀で沈めてやる」
そして 構えた。
「三刀流奥義!!!」
ミホークはゾロに向かっていった。
「三・千・世・界!!!!」
ゾロの二本の刀は砕け ゾロは血を吐いた。
ミホークは更にゾロを攻撃しようとしていた。
「!」
助けないと…!
アイリスは人獣型の姿に変えて ミホークのもとに跳んだ。
ゾロは鞘に刀を納め ミホークの方を向いて腕を広げた。
「! 何を…」
「背中の傷は剣士の恥だ」
「見事」
ミホークは満足そうに笑った。
「!」
ミホークが笑ってる……
アイリスは宙で立ち止まった。
そして ミホークはゾロを斬った。
「ゾロォ――っ!!!」
ゾロはゆっくりと海に落ちていった。
ミホークは黒刀を背にしまった。
「ミホークっ!!」
アイリスはミホークのもとに降りた。
「アニキッ!!!」
ジョニーとヨサクはゾロを助けるために海へ飛び込んだ。
「よく手を出さなかったな アイリス」
「止めようと思ったけど……ミホーク…楽しそうだったから…。 あの子を殺さないと思ったから…」
「………」
【うおあああ―――っ!!!】
そこにルフィが飛んできた。
ミホークはルフィをかわした。
ルフィは木片に頭を突っ込んだ。
「ルフィ!? 大丈夫!?」
「若き剣士の仲間か…貴様もまたよくぞ見届けた……!!!」
ルフィは木片から頭を出した。
「安心しろ。 あの男はまだ生かしてある」
「ゾロ!!?」
ルフィはゾロを見た。
「我が名 ジュラキュール・ミホーク!! 貴様が死ぬにはまだ早い。 己を知り 世界を知り!! 猛ける己が心力挿してこの剣を超えてみよ!!! この俺を超えてみよ ロロノア!!!」
「…ミホーク……」
ミホークはルフィを見た。
「小僧 貴様は何を目指す?」
「海賊王!」
「ただならぬ険しき道ぞ。 この俺を超えることよりもな」
「知らねェよ!! これからなるんだから!!!」
ルフィはべ――っと舌を出した。
「ふふっ。 応援してるわ ルフィ」
ゾロはルフィに二度と敗けないことを宣言した。
「いいチームだ」
ミホークは背を向けた。
「また会いたいものだ お前たちとは…」
「ルフィ またね」
「おう! 絶対会いに行くからな!!」
アイリスは微笑むと 獣型に姿を変えた。
ミホークは獣型のアイリスに乗り 去ろうとしたが、クリークに話しかけられた。
「帰る前に死んで行け!!!」
そして 攻撃をしてきた。
「さすがだな。 懲りぬ男よ…さらば」
ミホークは黒刀で真っ二つに斬った巨大ガレオン船を更に粉砕させた。
その間にミホークを乗せた獣型のアイリスはバラティエを去った。
〔とても楽しい気分転換だったわ。 ルフィに会えるなんて思ってなかったし〕
「…そうか」
〔それに ミホークの楽しそうな表情も見れたし〕
獣型のアイリスはミホークを見て 笑った。
「……俺はぬしといることの方が楽しいと思っているのだがな…」
「…え?」
「…俺は寝るとする」
ミホークは仰向けになり 獣型のアイリスの首元に頭を置いた。
〔……おやすみ ミホーク…〕
耳がいいって言うのもあまり良くないわね……
…小声でも聞こえてしまうから……
だから 聞こえていないふりをしてるの……
…小声ってあまり聞いて欲しくない事とかを言ってると思うから……
ミホーク…
付き合っている人がいるのに言うのもあれだけど…
私…あなたのことも好きよ……