3.真実と愛
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そして 曲が終わり、ダンスパーティ大会の結果発表まで自由時間になった。
「アイリス 足大丈夫か?」
シャンクスはアイリスの踏まれた足を見た。
「大丈夫よ」
「…よかった」
その後 アイリスとシャンクスはテーブルに並んでいる料理を食べていた。
【先程の踊り 素敵だったわ】
1組の男女が話しかけてきた。
「いえ 私は何も…」
アイリスはシャンクスを見た。
「シャンクスがリードしてくれたので…」
「俺 一人じゃできなかったよ。 アイリスがいたから…」
「彼の言う通りだわ。 ダンスはペアでできるものよ。 一人ではできないわ」
「審査員も君達のことを注目していたし 優勝できるかもしれないね」
「優勝だなんて…」
「でも 気をつけた方がいいわ…」
そう言って 女性はある男女を見た。
アイリスもつられて見た。
「!」
あの女性は…
女性はアイリスの足を踏んだ女性だった。
「あの人たち 優勝したくて酷いことするので有名なのよ」
「去年 優勝した人なんて怪我させられたって噂があるぐらいなんだ」
「…そうだったんですか…」
【皆様 お待たせしました。 只今より結果発表を行います。 ホール中央へお集まりください】
「結果が楽しみね」
そう言うと 男女は去っていった。
「行こう アイリス」
「ええ」
アイリスとシャンクスはホール中央にやって来た。
結果発表により 優勝したのはアイリスとシャンクスだった。
「優勝…? 私たちが…?」
「ああ。 やったな アイリス!」
【待って! おかしいわ!】
【優勝するのは僕たちだ!!】
男女は警備員に抑えられ ホールを出ていった。
「行こう アイリス」
「……うん」
アイリス達は壇上に上がって トロフィーとメダル、そして 優勝商品である高級ホテルの宿泊券をもらった。
アイリスとシャンクスは高級ホテルにやって来て チェックインした。
案内された部屋は 窓から絶景が見えるスイートルームだった。
「素敵なお部屋…」
アイリスは窓から絶景を見た。
「そうだな」
シャンクスはアイリスの隣に並んだ。
「今日のアイリスは一段と綺麗だ」
「…あなたも素敵だわ シャンクス」
アイリスとシャンクスは窓に映る自分たちを見て 笑い合った。
「…アイリス」
シャンクスはアイリスに口付けた。
「果物でも 食べる?」
そう言って シャンクスはアイリスから離れようとした。
アイリスは咄嗟にシャンクスの腕を掴んでいた。
「……アイリス?」
「あ…ごめんなさい…」
アイリスはシャンクスから顔を逸らした。
私…
「アイリス こっち向いて」
「……嫌よ…」
アイリスは体を逸らした。
「アイリス」
シャンクスはアイリスを後ろから抱きしめた。
「どうした アイリス?」
「………わからない。 …私…あなたに……触れていたい……」
アイリスは頬を染めて言った。
なんでだろう…
今日の私…何か変……
「!」
シャンクスはアイリスの体を向けさせ 口付けた。
それは段々と深くなっていった。
「……んっ…」
シャンクスはアイリスと共に ベッドに倒れた。
そして シャンクスは唇を離した。
「俺もアイリスに触れたい……いいか?」
アイリスは頷いた。
かすかにする…この甘い匂いのせいなのかもしれない……
シャンクスは嬉しそうに笑って 再びアイリスに口付けた。
「俺に任せとけばいいから…」
アイリスは頷いて シャンクスに身を委ねた。
それとも--…
次の日 アイリスは目を覚ました。
「体のあちこちが痛い…あ…」
…もしかして…以前 ベックマンが言ってたのって……このこと…?
アイリスはくすりと笑った。
「それにしても…シャンクスって 体絞まってるわよね……」
アイリスはシャンクスの残っている左腕の上腕に目が留まった。
アイリスは左腕の上腕に触れた。
「………」
いつもシャツで見えなかったけど……
……私……
アイリスの瞳に涙が浮かんだ。
その時 アイリスの頬が触れられた。
「!」
「どうした? 泣きそうな顔して…」
アイリスは涙を拭った。
「…シャンクス…いつから起きてたの……?」
「アイリスが起きる少し前」
「…起きてるなら言ってよ…」
アイリスは寝返りをして 背を向けた。
シャンクスはアイリスを後ろから抱きしめた。
「まだ気にしてるのか?」
アイリスはシャンクスの方を向いた。
「当たり前でしょ…!」
アイリスは顔を逸らした。
「私はあなたの……ん…」
シャンクスはアイリスの唇を自分の唇で塞いだ。