3.真実と愛
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アイリス達は橋を渡り アルカンシエル島に戻って来た。
アルカンシエル島では新しく王様になったタンドルの指示のもと 既に城壁の撤去が行われていた。
「アイリス!」
タンドルはアイリスに気づき 駆け寄ってきた。
「城壁…壊してくれたんだね」
「もちろんだよ! アイリスが兄さんの命を奪わないために出してくれた条件だもの! 守らないわけないよ!!」
「…ありがとう」
アイリスは微笑んだ。
「それで…この城壁を壊し終えたら 国全体でユメリアさんの供養をしようと思っているんだ…。 だから アイリス達にも出席して欲しくて…」
「もちろん! あ…」
アイリスはシャンクスを見た。
「ん? もちろん 参加するさ」
「シャンクス ありがとう!」
「じゃあ また後でね」
タンドルは去っていった。
「それまで暇になるなァ…。 あ! アイリス 島の中を案内してくれないか?」
「ごめん シャンクス……そのことなんだけど…」
「?」
「私 お父さんにもお母さんの供養に出席して欲しいから 連れてこようと思っているの…」
「ああ それはいい。 そうした方がレイリーさんも喜ぶだろう」
「今から行けば 夜には戻ってこれるな」
「なら早く行かないと…」
「その前に寄りたいところが…」
アイリス達はダリアに会うためにアイリスの家にいた。
「ダリアさん 心配をおかけしました!」
アイリスは頭を下げた。
「何事もなく 帰って来てくれてよかったよ。 まさか 国王が変わるとは思わなかったがね…」
「国王だけでなく これからは国も豊かな国になっていきます! 昔のような素敵な国に!」
そう言うと アイリスは笑った。
「ああ。 楽しみだね」
ダリアも笑った。
「じゃあ シャンクス、私 行くね」
「一人で大丈夫か?」
「大丈夫だよ。 シャンクス達は島でも回って楽しんでいて」
「…ああ」
アイリスは獣型に姿を変えた。
「アイリス 気をつけろよ」
〔ええ。 じゃあ また後でね〕
獣型のアイリスはシャボンディ諸島へ向かって飛んでいった。
「お頭 島を見て回るのか?」
「いや アイリスがいないんじゃつまらない…。 あ~あ…折角 アイリスと初デートできるかと思ったのに…」
シャンクスは残念そうだった。
「あんた達 暇なのかい?」
「ああ」
「なら アイリスの思い出の品物でも見るかい?」
「それは見たいな!」
シャンクス達はアイリスのアルバムを見始めた。
夕方頃 アイリスはシャボンディ諸島に着いた。
〔お父さん いるかな?〕
アイリスは人間の姿に戻し シャッキー’S ぼったくりBARに入った。
「こんにちは」
「あら アイリスちゃん!?」
「アイリス!?」
「お父さん、シャッキーさん お久しぶりです!」
「アイリス ますます綺麗になった。 だが どうしてここに?」
アイリスはレイリーに歩み寄った。
「ありがとう。 詳しい話は後で話すから 一緒に来て!」
「………わかった」
レイリーはシャクヤクを見た。
「シャッキー 少し留守にするが頼んだよ」
「ええ。 いってらっしゃい」
アイリスとレイリーは店を出た。
アイリスは獣型の姿に変えた。
「! ……こちらの姿も美しいな…アイリス」
〔ありがとう お父さん! 乗って!〕
レイリーは獣型のアイリスに乗った。
アイリスは飛んだ。
「それで どこに行くのだ?」
〔アルカンシエル島!〕
「!?」
アイリスはアルカンシエル島に向かいながら 事情を話した。
「そうか…全て 理解したんだな……」
〔……うん〕
「……すまなかった…アイリス」
〔………お父さんも知ってたんだね…〕
「…ああ。 シャンクス達を責めないでくれ。 彼らは…〔その話なら大丈夫。 もう…仲直りしたんだ〕」
アイリスはレイリーを見て笑った。
「アイリス…何か変わったか?」
〔え? 別にないけど…あ!〕
もしかして…
「どうした?」
〔……お父さん…怒らない?〕
「アイリスが決めたことに関しては口を出すつもりはないよ」
〔じゃあ…言うね? ……私…シャンクスと付き合うことにしたの…〕
「……そうか…やはりな」
レイリーは笑った。
「いつかはそうなるのだろうと思っていたよ」
〔!〕
「アイリスはシャンクスには勿体無いとは思うが、私はアイリスが幸せならそれで構わんよ」
〔……ありがとう お父さん! 私 シャンクスと幸せになるね!〕
まだ付き合ってる実感がないけど…
私 ずっとシャンクスといたい!
この先ずっと……