2.巡り合いと鍵
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アイリス達はシャボンディ諸島に着いた。
レッド・フォース号を39番GRに止めて アイリス達は船を降りた。
「シャボン玉がいっぱい!」
アイリスは目を輝かせて言った。
「アイリス ちょっとこい」
シャンクスは手招きしながら言った。
アイリスはシャンクスに駆け寄った。
「何 シャンクス?」
「お楽しみだ」
そう言って シャンクスはアイリスを抱えて シャボン玉に乗せた。
「私 シャボン玉に乗ってる!!」
アイリスが乗っているシャボン玉はどんどん上に飛んでいった。
「アイリス 楽しそうだな」
「ああ」
シャンクスはアイリスを見上げた。
「おーい! そろそろ降りてこーい!!」
「降りるって……」
アイリスは周りを見た。
周りはシャボン玉とマングローブの木しかなかった。
アイリスはシャンクス達を見下ろした。
「どうやって降りるの!?」
「どうやってって……どうやって?」
シャンクスは首を傾げた。
「「「おいっ!!!」」」
ベックマン達はツッコんだ。
「お頭 シャボン玉を踏み台にして降りれるよ!」
「なるほど!」
シャンクスはルウの言葉に納得したように 手のひらに拳をぽんっと置いた。
「アイリスー シャボン玉を踏み台にして降りれるから!」
「え!? …シャボン玉を踏み台に……」
アイリスはふわふわと飛んでいるシャボン玉を見た。
「無理だよーっ!!」
アイリスは泣きそうな声で言った。
「能力者なのに 情けないなぁ…」
「お頭 アイリスは確かに能力者だが、まだ能力を使いこなせてない。 今は普通の少女と同じだ」
シャンクスはベックマンを見た。
「…そっか……。 じゃ 俺が迎えに…「お頭 アイリスの姿が…!」」
シャンクスは上を見た。
アイリスの姿はなかった。
「アイリスがいね―――――っ!!!」
その頃 アイリスはマングローブの天辺にいた。
「ずいぶん高くまで上がっちゃったよ……。 どうすればいいの…」
パン!
その時 シャボン玉が割れた。
「え? きゃ――――――!!!」
そして アイリスの体は地面に向かって落ちていった。
「うん? どこかで若い娘の悲鳴が…」
「どこ行くんだい じいさん?」
「ちょっとな」
“じいさん”と呼ばれた男は店を出た。
「アイリスー!」
シャンクス達は上を見上げながら アイリスを探していた。
「お頭!! あれ!!」
ルウは上方を指差した。
上方からはアイリスが落ちてきていた。
「アイリス!?」
シャンクス達はアイリスの落下地点に向かって走り出した。
「シャンクスっ!」
シャンクスはアイリスの落下地点で手を広げて待っていた。
その時 横から人が跳んできてアイリスは抱えられた。
「大丈夫かい 娘さん?」
アイリスは顔を上げた。
「…はい」
「!?」
ユメリアに似ている!?
アイリスが抱えた人は地面に降り アイリスを下ろした。
そして 驚いた表情でアイリスを見た。
「君は…【アイリス!?】」
そこに シャンクス達が走ってきた。
「アイリス よかった!」
シャンクスはアイリスを抱きしめた。
「お頭 助けてくれた人にも礼を… !」
「!!」
ベックマン達はアイリスを助けてくれた人を見て 驚いた。
「ああ」
シャンクスはアイリスを助けてくれた人を見た。
「アイリスを助けて……レイリーさん!?」
「シャンクス!?」
アイリスを見続けていたレイリーはシャンクスを見た。
「レイリーさん なんでこんな所に!?」
「下手にその名を呼んでくれるな。 この島じゃコーティング屋の“レイさん”で通っている」
レイリーはアイリスを見た。
「娘さん アイリスと言うのか…いい名だ」
レイリーは微笑んだ。
「…ありがとう…えーっと…」
「私はシルバーズ・レイリー。 君に一つ聞きたいのだが、“ユメリア”と言う女性を知らないかね?」
「…シルバーズ・レイリー……ユメリア………痛いっ!!」
アイリスの腕輪が七色に光り出し、アイリスは急激な頭痛に襲われた。
「アイリス!?」
シャンクスは倒れそうになるアイリスを支えた。
その名前 どこかで……
そして アイリスは意識を失った。
「アイリスっ!?」
「!」
この腕輪は…!
シャンクスはレイリーを見た。
「レイリーさん 何か知って…「ここではなんだ 場所を変えよう」」