1.恩人と航海
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次の航海までシャンクス達はフーシャ村の宿でゆっくりすることにした。
シャンクスはお酒がかかった服を洗濯して 干した。
「さて 風呂にでも入るか。 体もお酒かかっちまったからな」
シャンクスは同室のアイリスを見た。
「お前も一緒に入ろう! 汚れてるからな!」
〔!?〕
お風呂!?
私 女ですっ!!
獣型のアイリスは首を横にぶんぶん振って拒否した。
「そんな拒否しなくてもいいだろ…!」
シャンクスは笑いながら 獣型のアイリスを抱えて無理矢理 お風呂に入った。
シャンクスは洗い終えた。
「さあ 今度は子狐の番だ」
シャンクスは獣型のアイリスの足の包帯をとった。
そして 獣型のアイリスにお湯をかけて 体を洗い始めた。
アイリスの名前はいいのが思い浮かぶまで子狐で保留になった。
「そういや この傷口も洗ったほうがいいのかな?」
そう言って シャンクスはケガをしている足に石鹸をつけた。
〔キュウゥゥゥ――――ッッ!!!〕
痛――――っっい!!!
その瞬間 アイリスの悲鳴の鳴き声があがった。
「ごめんなっ!! 痛かったかっ!!? 痛いの 痛いの 飛んでけーっ!!」
シャンクスは慌ててお湯をかけて石鹸を流した。
【お頭 子狐の鳴き声が聞こえたが 大丈夫か?】
シャンクスの部屋の前にはベックマン達が集まってきた。
「ベックマン いいところに!」
シャンクスは痛がる獣型のアイリスを抱えて お風呂を出た。
そして 部屋の扉を開けた。
「ベックマン! 子狐が!!」
「…お頭…その前に服を着てくれ…」
「!」
シャンクスはベックマンに獣型のアイリスを渡すと 服を着始めた。
ベックマンはシャンクスの部屋に入り ヤソップ達はシャンクスの部屋の前で待っていた。
ベックマンは獣型のアイリスをテーブルの上に置いた。
〔キュゥ…〕
痛いよー…
獣型のアイリスの瞳からは涙が流れていた。
「よしよし」
ベックマンはイスに座り 獣型のアイリスを慰めた。
そして 消毒をして 包帯を巻いた。
ベックマンは着替えを終えたシャンクスを見た。
「お頭 子狐に何したんだ?」
「傷口も洗った方がいいかな…と思ってな…」
「…まさか 石鹸をつけたんじゃ……」
「…そうだけど」
「………」
ベックマンはシャンクスの言葉に呆れてしまった。
ベックマンはアイリスを見た。
「ひどい飼い主だな」
〔キャウ…〕
本当だよ…
アイリスはシャンクスを見た。
でも 私を連れ出してくれた人だから
きっと優しい方なんだと思う
ちょっと抜けているところがあるけど……
「ベックマン 酒でもどうだ?」
「なら あいつらも呼ぶか」
ベックマンは立ち上がった。
「お前だけでいい。 たまには2人で飲みてェからな!」
そう言うと シャンクスはお酒を用意し始めた。
ベックマンはシャンクスの部屋の前で待っているヤソップ達に子狐の悲鳴の鳴き声の事情を説明しに行った。
「ったく お頭は!!」
船員たちは笑いながら各自の部屋に戻っていった。
ベックマンは部屋に戻り イスに座った。
シャンクスはジョッキにお酒を注いで ベックマンに渡した。
「子狐は…「お頭」」
シャンクスはアイリスにお酒をあげようとしたが ベックマンに止められた。
「わかってるよ!」
そう言うと シャンクスはお酒の変わりにジュースをお皿に入れてあげた。
〔キャウ!〕
ありがとう!
そして シャンクスとベックマンはお酒を飲み始めた。
しばらくして アイリスは眠ってしまった。
「子狐 寝ちまったな」
「ああ。 疲れてたんだな」
そう言って シャンクスは獣型のアイリスの体を撫でた。
「そろそろお開きにするか」
「子狐も早く休ませた方がいいだろうしな。 ペットと一緒に寝るの 夢だったんだ!」
「……じゃあ お頭、俺は部屋に戻るぞ」
「ああ。 ありがとな ベックマン!」
ベックマンは獣型のアイリスの頭を撫でた。
「おやすみ 子狐」
〔zZZ〕
アイリスは眠ったままだった。
そして ベックマンは部屋から出ていった。
シャンクスは獣型のアイリスを起こさないように そっとベッドに運んで、シャンクスは隣に寝た。
「おやすみ 子狐」
そして 電気を消した。