ゆかりside

ゆかり「んあーーー……」
よく寝たわ
やっぱりあの夢は見なかった
お姫様とかやってたしね、w
お布団の中におそ松がいないことに気づく
どこ行った？
ベットから降りようとしたら足元に何かがぶつかる
ゆかり「……。」
なんでこの人落っこちてるの、？
私が蹴り落とした…？
私そんなに寝相悪かったかなぁ
ゆかり「おーいおそ松ー」
おそ松「…ん……」
おー おー おー
私なんかより女子力高めじゃんなによもう
でも一向に起きる様子はない
学校行かないとだしなぁ
ゆかり「…よいしょ」
おそ松を持ち上げてベットに戻すという力は私にはないのでお布団ずりおろして被しといた
私ってばやっさしーい
思いのほか起きるのがギリギリだったようで、食パンを焼いてその間に着替える
雑だけどいーよね、一人暮らしだし((
食パンが焼ける音がしたので皿に乗っけてラップで巻きつける
めんどくさいので 流しへ とだけメモを貼った
まぁ……伝わるだろ、多分
時間も時間なのでてきとーに済まし家を出る
食パンは咥えてないよ
もしかしたら曲がり角でイケメンとぶつかるかもしれないけどね
あいにく私は歩き食いできないのだ
食べることに必死になっちゃうんだわ
少し急ぎ足で学校に向かう
今日は数学があります
数字が飛び交いますね！
隣「はよー」
ゆかり「はろはろ」
クラスに行き、席に行けば隣の住人が話しかけてくる
隣「お前昨日あれなにしてたの？w」
ゆかり「昨日……あれ、とは？」 ←すでに記憶が飛ぶ
隣「水鉄砲で遊んでなかった？」
ゆかり「あー、あれね！水鉄砲使ったの私じゃないけどね！」
隣「デートじゃなかったのかよw」
後「え！？ゆかりちゃんとデートしたの！？付き合ってるの！？」
ゆかり「おはよっぴー」
後「おはよー え、で？付き合ってるの？」
隣「お前は挨拶する前に否定しとけよ」
ゆかり「流した方がいっかなって」
隣「俺と じゃなくて 誰かと デート中の松田に昨日出くわしたんだわ」
後「えー、ゆかりちゃん彼氏いたんだー」
ゆかり「いや彼氏でもないけど」
後「え？」
ゆかり「別に彼氏じゃないけどそいつが デートしよー って言ってたから」
後「その人ゆかりちゃんのことすきなんじゃないの？」
ゆかり「んーー…懐かれてはいるとは思うけどどーだろーねぇ」
実は昨日途中から会話聞こえちゃってたんだよなぁ
少年とおそ松の会話
かっぷる？ ってたどたどしく可愛らしい感じで少年が聞いてたの
流しゃいーのに 俺はすきなんだけどねー みたいなこと言ってやがって。
それがどーゆ意味のすきなんだかって話よね
悪魔がたかが人間恋愛的にすきになるか と言われたら多分ならんとは思うんだが、おそ松だとわからん
隣「あ、松田が楽しそうに遊んでたから写真撮っといたよ」
ゆかり「やだ盗撮」
隣「お前の写真なんていらねーよw」
ゆかり「うわ失礼」
後「ゆかりちゃん彼氏は写ってる？」
隣「多分」
ゆかり「だから彼氏じゃねーんだって君ら聞いてる？」
隣「あ、これじゃね」
ゆかり「うっわぁ、めっちゃ楽しそうじゃん私もこいつも」
写真見たらめためた笑顔だった
おそ松もね
…こんな顔して笑ってたのね
随分人間らしい顔しちゃってー
ゆかり「写真くれ」
隣「気に入ってんじゃん」
ゆかり「思ってたよりそいつ楽しそうだったから写真見せていじってやろうかと」
隣「まじお前」
後ろ「え、カッコいいね！」
ゆかり「うぇぇ、そーかなぁ」
後「なんか嫌そうだね」
隣「こいつそーゆやつだよ」
ゆかり「お？結構撮ってんのね」
触ったらスライドしちゃって隣いった
そしたらさらに私たちの写真だった
ゆかり「あ、お、お、」
隣「どしたwww」
ゆかり「あ、いや言葉の誤作動？」
後「言葉の誤作動ってなにwwww」
ゆかり「なんか言おうとしたけど違う言葉が出たみたいな」
いやー、びっくりした
何枚か送られてきたの見たらなんとまぁ。
おそ松くんがね、すっげぇなんか……兄さん！！ って感じの優しい笑い方してんのあってね
おそ松相手にときめいちゃったよやだねぇ
ゆかり「写真ありがとー」
隣「おーよ」
楽しかったからこれ印刷してアルバムに突っ込んどこー
隣「あ、俺帰りもお前らみっけたんだよね」
ゆかり「え、全然気づかなかったよ」
隣「ラブラブしてたからな」
後「なにそれkwsk」
ゆかり「やめなよw」
隣「ラブラブしてたから撮ってやったよ」
ゆかり「まじでやめなよw」
隣「ほら」
後「きゃーー♡♡」
ミーハーだなこの子
この子ががっついてるからなんも見えないけど
帰りなにしたし私
普通に喋って帰ったよね
隣「いる？」
ゆかり「えー、見えんからわからんけどいらんわ」
隣「いらんの？」
ゆかり「いや送ってきてんじゃん」
ぶー ってきたから開いて見た
あー お手て繋いでるやつだ
あれ、恋人繋ぎしちょる
…そんな繋ぎ方したっけか、？
もう疲れてて放置したから覚えてねぇ…
後「これで付き合ってないの？」
ゆかり「付き合ってないよ」
後「えー、もったいなーい」
ゆかり「いやなにが」
そんな話をしてたら授業始まった
HRは小声でずっと話してた
先生も大したこと言ってないしね ←