おそ松side

ゆかりちゃんと公園デート
初っ端から謎の襲撃を受け、追いかけ回した
ゆかりちゃん楽しそう
捕まえて今日初めて顔見た
え、化粧してる
可愛い
なんで化粧してるの…
え、デートだから？
デートだから！？
俺のためにオシャレしてくれた？
うわ、すっげぇ嬉しいどーしよ
どんどんすきになるんだけどこれ…
おそ松「出会い頭から水鉄砲で攻撃するなんて悪い子ー」
もーちょーびびったからあれ
ゆかり「逆ナンされてたから邪魔してやったの」
え、なにそれ
おそ松「ヤキモチ？」
ゆかり「そーゆわけじゃないんだけど」
おそ松「可愛い♡」
ゆかり「あ、ブランコある乗ろー！」
おそ松「うわ、待ってよー」
あれ絶対照れ隠しだ
可愛いね、ゆかりちゃん
微笑ましいよ
おそ松「押してあげよっか」
ゆかり「やだ怖い」
おそ松「そんな強く押さないよ？」
ゆかり「自分でこぐの！」
おそ松「はいはいw」
あーぁ、本当に純粋で可愛い
十四松は自分で体ごと回るんだよなぁ
昔はチョロ松とか押し合いっこしてたのに今じゃ公園行かねぇしなぁ…
兄弟揃いも揃って悪魔に生まれて仲良くしてきた
今はあんまり一緒にいないけど
おそ松「砂かけんなしww」
あいつらのこと考えてたらゆかりちゃんに砂飛ばされた
子どもみたいww
クレープ食べたい って言うから手繋いで一緒に歩く
最初ブンブンして手解こうとしてたけど諦めたのかそのまま放置された
なんだかんだ許してくれるのいいよね、嬉しい
カッコつけてクレープ買ってあげてゆかりちゃんのとこ行ったら誰かと喋ってた
しかも男だよ
…あんな楽しそうに喋っちゃってさーぁ
俺にはあんな風に話してくれたことないのに…
でもそれもそうか
突然来た悪魔なんかに楽しげに話せないよね
邪魔しちゃ悪いと思ってそっとその場を去った
あーぁ、心臓痛いな
歩いて歩いて、さっきの噴水のとこに戻る
男の子「おにーちゃん、おねーちゃんは？？」
あ、さっきゆかりちゃんが連れて走ってた子だ
おそ松「んー、ちょっとお友達と話してるよー」
男の子「おにーちゃんとおねーちゃんはかっぷる？」
おそ松「カップルねぇ……俺はすきなんだけどなぁ」
でもゆかりちゃんは…人間で、きっと学校での男子との付き合いもある
最近ゆかりちゃんがちょっとだけ俺に懐いてくれた気がしてた
だから…勘違いしてた
男の子「…！トイレ行ってくる！またね、おにーちゃん！」
おそ松「はーいまたね〜」
男の子が走って行ってため息をこぼす
俺が一方的にくっついてただけ
ゆかりちゃんは優しいから突き放すことも出来ないで俺といてくれてる
ゆかりちゃんは別に俺のことなんとも思ってない
すきなのは…
おそ松「最初から俺だけ…」
ゆかり「なんの話？」
おそ松「うわ！」
ゆかり「クレープ待ってたんだけど？」
おそ松「ごめんごめん〜」
全然気づかなかった、
ゆかり「考え事ですかー」
おそ松「んー…まぁね」
クレープ渡したらめっちゃ パァ って効果音つきそうなくらい明るい顔してた
可愛いね、本当に
ゆかり「なに考えてたのー んー、美味しー」
おそ松「いやー、大したことじゃないよ」
ゆかり「大したことじゃないの？」
おそ松「うん」
ゆかり「ふーーーーーん」
おそ松「え、なに」
ゆかり「はい持ってて」
ゆかりちゃんが食べてたクレープ渡される
隣に座ってたゆかりちゃんが立つ
え、なになにどこ行くの
おそ松「ぶっ らにすんろ！」(なにすんの)
ほっぺたつままれた
痛い…
ゆかり「私のことデートに誘ったくせに考え事なんていー度胸！」
おそ松「いひゃいいひゃいおめんって！」
ゆかり「わかったならクレープ食べよー」
おそ松「うー…痛いー…んぐ」
クレープ強制的に食わされたんだけど。
なに、これゆかりちゃんなりの気遣いなの？
不器用過ぎない？
ゆかり「美味し？」
おそ松「あまーい」
ゆかり「クレープだからねぇ」
おそ松「なに、ヤキモチ妬いた？」
ゆかり「…そう、妬いたの」
おそ松「え？」
ゆかり「なんでもなーい クレープ美味しいねー」
おそ松「え、なになにゆかりちゃんデレ期？」
ゆかり「ちがうもーん」
逆ナンはヤキモチ妬かないのに考え事にはヤキモチ妬くの？
隣にちょこんと座ってクレープ美味しそうに食べてるゆかりちゃん見てたらさっきまで考えてたのもアホらしくなってきた
どうせ俺は悪魔ですかれることはない
でも一緒にいてくれるからいーや
俺にシリアスとか似合わないもんね！
しかも俺地味にゆかりちゃんと間接ちゅーしちゃった
今更興奮して来た…
ゆかり「(人の金で食うクレープうめぇな)」