焔の間:~青炎と溶けない氷~: 青の祓魔師 奥村燐と勝呂寄り
「上級祓魔師…」
「監察官…!?」
「あ~あとこれ免許と階級証ね」
「ヤヤ…これは確かに。私は中級祓魔師の椿薫です」
「あ――いいよ。かたっくるしいの苦手だからさ。
とりあえずコイツを日本支部基地に連行する。
あと支部長のメフィスト話したいから引きずってでもつれてこい
それ以外の訓練生はみんな寮に帰しちゃってー」
「はは!」
シュラはくるんと向きをかえ奥村燐をつれていく。
「う?うもぉおお!」
「あ、あの!燐……ケガしてるんです…手当てしてからでも…」
「んー?ああ…こいつはこのままでも平気だ。まだ乳くさい子はひっこんでな?」
ちちくさい?って?と言わんばかりに考える表情のしえみ。
「先生!」
「みなさん、今日の任務はひとまず解散です。寮に戻ってください」
みな知らないお姉さんがいることにビックリ。
志摩に関しては通常運転であるが。
「どないしたんやあいつ…」
「なにあれ羨ましい!」
『ほんと男って…』
「あのお姉様だれ!?」
「…下男子の制服やから分からんけど、多分いつもフード被ってた山田くんかな」
「ええ~!?」
「…つーか奥村はなんかやらかしたんか?」
「あ!あんた!一体どうなってんの?」
出雲に質問されるもつれていかれる燐の姿をただみるしえみ。
「…判らないけど…燐はなにも悪くないよ」
正十字学園・最上部――――ヨハン・ファウスト邸
「上への報告は保留にする。だが奥村燐の監視は続行する。
つーワケで日本支部ないにあたしの居場所を用意してくれ」
「…わかりました。何にせよ日本支部としては
あなたのような優秀な祓魔師がいてくださるのは大変心強い。」
「フン。話は終わりだ」
「おや、もうお帰りですか」
「…メフィスト、お前一体何をたくらんでいるんだ?」
「…私は……人間と物質界の平和をたくらむものです。
そのために虚無界を捨て正十字学園にいるのですから☆」
「――フン…お前が悪魔である以上、上はお前を信用してないってことを忘れるなよ」
バタン
「兄上信用されていないんですね…おかわいそうに」
「アマイモン……お前には今回の件で言いたいことが山程あるぞ」
「…つーわけでこの度ヴァチカン本部から日本支部に移動してきました
霧隠シュラ”18歳”でーす。はじめましてー。
なーんちゃって。この二ヶ月半ずっと一緒に授業受けてたんだけどな~
にゃっはははは!」
「「「……………」」」
「えーと?とりあえず魔法円・印章術と…?”剣技”もかよめんどくせ!受け持ちますんでよろしくー」
「え…と先生!」
「んー?何だね勝呂クン」
「先生…は何で生徒のふりしてはったんですか?あと魔印の前の担当のネイガウス先生は?」
「あ~~両方とも大人の事情ってやつだよ。ガキは気にすんな」
「な…なんですかそれ…!」
ギィィィィィ
「燐!」
「あの…昨日あんま寝れなくて…授業中寝てたらHR過ぎてて、だれも起こしてくれなくて…」
「そんなとこで言い訳してないではいってらっしゃい。怒んないからー」
「え?あれ…?お前!」
「ホラいいからとっとと席につけ!」
「なんか雰囲気変わったんやないか?」
「そーですか?」
「なんかあったんかもしれませんねえ」
「ふんじゃまー、全員揃ったところでボチボチ授業始めんぞー。印章学入門の土占いの章から読んでもらおうかな。じゃ遅刻した奥村!」
「えー…土占いに関わる古代のも…もん…もんもんけんは」
「文献な」
「いつも通りやないですか」
「せやな。俺の勘違いやったわ」
to be continued
