焔の間:~青炎と溶けない氷~: 青の祓魔師 奥村燐と勝呂寄り
アレから数日
##NAME1##の母の葬儀が終わった。
葬儀に来た人からは「気の毒だったわね。
何か困ったことがあったら言ってね」といわれた。
しかし皆##NAME1##が母を殺したと思っている。
それは目を見ればわかること。
目は口ほどにものを言うとは良くできた言葉だ。
何もできなかった無力な自分が許せない。
母のかたきを討つため、強くなろうと##NAME1##は心に決める。
母のかたきを討つためには"祓魔師"になるのが1番。
そのためにはまずどうしたらいいのか。
そればかり考えて過ごしていた。
ゾロゾロゾロ
少し離れたところに人が大勢いるのが見える。
二人の男の子がたくさんの大人に囲まれてお墓に来ている。
それをボーッと見つめる私に、一人の男が声をかけた。
「はじめまして、##NAME2####NAME1##さん」
『?』
##NAME1##は急に声をかけられ、後ろを振り向くと
そこには派手な格好のピエロ?がたっていた。
「私はメフィストフェレス。あなたのお母様の友人です。この度はお悔やみ申し上げる」
『どこかのサーカスの人?まさか私をサーカスに誘団…』
「私がサーカスの一員ですか!これは面白い。
私は"正十字学園"の者です」
『正十字学園って超名門校の?母がよく言ってた。でもそんな人がなんでここに?』
「実はあなたのお母様からですね、"私が死んだら名無しさんのことを保護してくれ"と頼まれましてね。」
『母が?』
なぜ正十字学園の人に保護を求めたのか。
悪魔の子というのに関係があるのだろうか。
そんなことを考えていた。
「貴方は"クロセルの娘"。人類の虚飯となる前に殺さなければならないんですよね」
保護するよう求められたというのに,
目の前の男は人類の虚飯となる前に殺さなければならないと吐き捨てた。
クロセルはいい悪魔だ、私を守ると約束してくれると名無しさんは言った。
しかし、気づけば周りには布をつけた人たちがいる。
「あなたに残されている選択肢は二つ。"大人しく我々に殺される"か"我々を殺して逃げる"か」
どれも死ぬか殺して生きるか
楽な選択肢はひとつもない。
「おっと"自殺"という選択もありますな?さあどれが一番お好みかな?まだ小さいあなたには難しい?」
『正十字学園って、祓魔師育成機関ありますよね』
「何をお考えで?」
『私を"仲間"にしてください。私は祓魔師になりたい。正十字学園は超名門校でもあり祓魔師育成機関でもある。普段は学校にかよって放課後や休みの日は祓魔師を目指して頑張りたい!私はクロセルの…悪魔の娘。でも私の父親は……とても優しい悪魔です。』
「祓魔師になって……どうするんです?」
『母の敵であるサタンをたおす!!!』
名無しさんは本気だった。
母の痛みの分、殴ってやると手を震わせた。
「フッ…」
『?』
「フフハ、ウハハハハハハハハ!!」
『??』
「グハハハハ!!これはいい!ヤバい…
久々にきました!ハハハハハ!」
『ひどい!おかしいのはあなたの服装!ピエロみたいな服してるのに騎士団の関係者なんて』
名無しさんは笑われたことにムキになって叫んでしまった。
人が真剣に話してるのに笑うなんてとんでもないやつだと。
このピエロ…メフィストフェレスは笑い涙を出している。
「ハハハ。正気とは思えん!」
『本気です!』
「ククク…ソロモンに封印されたクロセルの子が祓魔師を目指す!それにクロセルが優しいときました!クハハハハ!面白い!いいでしょう!」
「ちょ!!フェレス卿!」
(なんか、笑ってたわりに許可くれた)
『本当に?』
「但し貴方が選んだ道は荊の道。例え優しい悪魔の子でも悪魔と言うだけで人は恐れ簡単に近づきません。そんな苦しい生活に進むとおっしゃるのならば」
名無しさんは昔から人間でも悪魔でもない。
『…生まれつき人間でも悪魔でもない…だったら祓魔師になってやるんだ!』
こうして数日後から正十字学園での新生活が始まろうとしていた。
To be continued
