吸血鬼たちのお話
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『!...もう朝なんだ』
窓から差し込んでくる太陽の光で私は目を覚ました。
『...よく寝てるけど、今日はちゃんと起こさないと...』
隣で横になっている彼...椿に目を向けると、規則正しい寝息を立てながら気持ち良さそうに眠っている。
私は彼の下位吸血鬼であり、恋人でもある。
今日はベルキアやオトギリ達、何人かの下位吸血鬼と朝から出かける予定あるという...
(私と桜哉は学校なんだけどね。
椿の下位吸血鬼である私でも、16歳の私は学校には行かなければならない。
1日椿と一緒にいられる、ベルキアやオトギリが少しだけ羨ましい...
『椿、朝だよー!』
「ん......友梨花?...もう...朝なのかい?」
友梨花が少し大きめの声で呼びかけると、椿は眠たそうに目をこすりながら友梨花を見つめる。
『そうだよーほら、起きてっ!これから出かけるんでしょ?』
「友梨花は、朝から元気だね…僕、朝は弱いんだ...」
『知ってる。昨日の夜、椿から私に"朝起こしてくれるかな?"って言ってきたんだよ?忘れたの?』
「あはっ...そうだったね...」
朝の椿は、いつものような高らかな笑いは出ず...
今、他の吸血鬼に襲われてもすぐには反撃できないんじゃないかと思う。
「う、ん...じゃあ...友梨花からキスしてくれたら起きようかな」
『なっ//』
ベットに横になって、少し上目遣いでそんな提案をするため
彼は本当にずるい人だと心の底から思う。
「無理ならもう少し横に...
『む、無理じゃないっ!』
「!」
そう言うと友梨花は、椿に顔を近づけ...
チュ
と触れるだけのキスをした。
『こ、これでいいでしょっ//早く起き......んんっ!?』
友梨花が恥ずかしくて顔を離そうとすると
後頭部に手を回され、今度は椿からキスをされた。
「...おはよう友梨花。」
『っ...おはよう椿//』
おはよう
終
◯あとがき
椿が朝が弱いのCDで聞いて書こうかなとw
朝、弱いとかほんと可愛い...
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