帰り道
名前設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
帰り道、たまたま一緒になった恋と駅までの道を歩く。
恋は後輩で、妙に懐いてくれているから、時々こうして一緒に帰るようになった。
そんな恋の外見が、最近少し変わった。
髪がふわふわしていて、いつもの快活な雰囲気より柔らかく、女の子らしさが垣間見える。
俺が無意識の内にチラリと盗み見た瞬間、恋と目が合った。
「先輩?どうかしました?」
俺が無言で歩いていたからか、視線が合ったからか、恋は少し不安そうな顔付きで俺を見上げていた。
「いや…最近、髪型が違うと思っただけだ」
「っ、可愛いですか!?」
恋は、触れた話題に満面の笑みを浮かべると、唐突に疑問をぶつけてくる。
照れるでもなく、淡々と返事をするでもなく、素直に感想を求めてくる所が可愛らしい。
「そうだな」
俺が笑ってそう返すと、恋は一拍置いてから更に笑みを深くした。
照れているのか、少しだけ頬も赤くなっている。
「あ、あの、言葉で言ってもらっても良いですか?」
「何をだ?」
「えっと…やっぱり、何でもないです!」
恋は、少しだけ肩を落とすと笑みを浮かべて首を振った。
そこで、欲しい言葉が分かったのだが、今更どう言ったものかと考えてしまう。
更には、恋の言動が俺に僅かな期待をさせ、無意識に手が恋の頭に伸びた事に気付き、慌てて手を元の位置に戻す。
俺は時々、こうして無意識の内に恋の頭を撫でる事がある。
それは、つい先日、神に言われて気付いた事だったが、無意識過ぎたせいか認識すると後悔をした。
無許可で異性に頭を撫でられるというのは、嫌ではないのだろうか、と。
嫌がる素振りを見せた事はないが、配慮が足りなかったと反省した俺は、それからは極力、今のように手が出そうになったら理性を最大限に働かせて止めている。
ただ、やはりどうしても無意識の内に可愛いと思った時は触れたくなるし、何度か触れてしまっていた。
その理由は、至極簡単な事だ。
俺は、恋に惚れている。
「あ、先輩」
「何だ?」
「今度の試合って、いつですか?また、応援行きますからね!」
恋は、話題を変えて両手に拳を握り、笑みを浮かべた。
また、観に来てくれるのか、と思いの外嬉しさが込み上げる。
「ありがとう。何だか、全試合の応援に来そうな勢いだな」
「え、学校ない日の応援は絶対行きますよ!?当たり前じゃないですか!」
「そうか」
「はい!だって、カッコイイ先輩の活躍みたいですか…ら…」
恋は、自分で放った言葉に顔を赤くした。
俯いた頭からは湯気でも出そうだ。
この言動が、俺を勘違いさせるから困ったものだ。
好きだという想いが強くなる。
頭に手が伸びるのも仕方がないと、俺は無理やり納得した。
髪型も良く似合っていて可愛いと思っているし、俺は恋が好きだと、ちゃんと伝えよう。
恋は後輩で、妙に懐いてくれているから、時々こうして一緒に帰るようになった。
そんな恋の外見が、最近少し変わった。
髪がふわふわしていて、いつもの快活な雰囲気より柔らかく、女の子らしさが垣間見える。
俺が無意識の内にチラリと盗み見た瞬間、恋と目が合った。
「先輩?どうかしました?」
俺が無言で歩いていたからか、視線が合ったからか、恋は少し不安そうな顔付きで俺を見上げていた。
「いや…最近、髪型が違うと思っただけだ」
「っ、可愛いですか!?」
恋は、触れた話題に満面の笑みを浮かべると、唐突に疑問をぶつけてくる。
照れるでもなく、淡々と返事をするでもなく、素直に感想を求めてくる所が可愛らしい。
「そうだな」
俺が笑ってそう返すと、恋は一拍置いてから更に笑みを深くした。
照れているのか、少しだけ頬も赤くなっている。
「あ、あの、言葉で言ってもらっても良いですか?」
「何をだ?」
「えっと…やっぱり、何でもないです!」
恋は、少しだけ肩を落とすと笑みを浮かべて首を振った。
そこで、欲しい言葉が分かったのだが、今更どう言ったものかと考えてしまう。
更には、恋の言動が俺に僅かな期待をさせ、無意識に手が恋の頭に伸びた事に気付き、慌てて手を元の位置に戻す。
俺は時々、こうして無意識の内に恋の頭を撫でる事がある。
それは、つい先日、神に言われて気付いた事だったが、無意識過ぎたせいか認識すると後悔をした。
無許可で異性に頭を撫でられるというのは、嫌ではないのだろうか、と。
嫌がる素振りを見せた事はないが、配慮が足りなかったと反省した俺は、それからは極力、今のように手が出そうになったら理性を最大限に働かせて止めている。
ただ、やはりどうしても無意識の内に可愛いと思った時は触れたくなるし、何度か触れてしまっていた。
その理由は、至極簡単な事だ。
俺は、恋に惚れている。
「あ、先輩」
「何だ?」
「今度の試合って、いつですか?また、応援行きますからね!」
恋は、話題を変えて両手に拳を握り、笑みを浮かべた。
また、観に来てくれるのか、と思いの外嬉しさが込み上げる。
「ありがとう。何だか、全試合の応援に来そうな勢いだな」
「え、学校ない日の応援は絶対行きますよ!?当たり前じゃないですか!」
「そうか」
「はい!だって、カッコイイ先輩の活躍みたいですか…ら…」
恋は、自分で放った言葉に顔を赤くした。
俯いた頭からは湯気でも出そうだ。
この言動が、俺を勘違いさせるから困ったものだ。
好きだという想いが強くなる。
頭に手が伸びるのも仕方がないと、俺は無理やり納得した。
髪型も良く似合っていて可愛いと思っているし、俺は恋が好きだと、ちゃんと伝えよう。