『魁と勇ってﾋﾟｰなの？』
「なっ!?何を申すのだ急に!!」

英語の授業中、先生の話を聞かずに普通に言い出した凪。


《…村中。今の話聞いてたのか？》
「…聞いてません」
『魁は悪くないよ。悪いのは…私なんです。』
《二人共廊下に立ってなさい。》

「「はい。」」






誰もいない廊下。
先生の声や生徒の発言、笑い声が聞こえる。
その中で、二人の影が―…‥



『―…で？魁と勇ってﾋﾟｰなの？』
「……」


・・・

『魁？』

「……」
『かーいー？』

「……」



無反応だが魁の顔は何故か紅くなっていく。
これはおかしいと思った凪は思いっきり顔を近づけて

『魁ってばー？』


この行動にむっつりな魁が反応しない訳が無い。

「凪…そう言う行動で他人に性的刺激を与えるな。」


凪は魁の言葉を理解したらしく、少し照れながらも分からない振りをして魁の腕にぴとっ とくっついた。

『こーゆー事？』

「お主…拙者に抱きつくと言う事は好意を抱いておるのだな？」

『…そうだよ。』

「凪…！お主に好かれていると拙者は知っていたが好きと言ってくれて嬉しいぞ！」

好かれている。は魁の妄想でもあった。
むっつりな魁は凪の言葉を一言聞いただけで妄想が始まり、そして凪に抱きついた。

凪は両想いになれた事が嬉しかったが――俯いて。

『でも…魁と勇ってﾋﾟｰなんでしょ？』

「それは違う…凪と情交するために小饂飩から教示を受けようとしただけで…」

『勇とヤろうとしたの！？』


正直に告白してしまった魁はハッとして慌てる。
自分がﾋﾟｰをしたいと妄想しているのが…バレてしまう。

「いや、今のは、その…」
『いいよ。魁だって男だもんね。さっきの授業で"between"(ビトウィーン)って出てきたけど、あれベットインって聞こえても仕方ない……魁？』

ベット インと聞いて又妄想を始めた様子。



ベット イン→ベットに入る→服を脱ぐ→ﾋﾟｰをする

「凪…」

『ん？』

「…すまぬ!!!」



ドサッ。


『え…ちょ、ちょっと待ってココ廊下!!』
「ならば屋上に行けば良かろう!!」


むっつりとは言え、魁は野球部の主将。凪をひょいっと軽々お姫様抱っこして屋上に向かいました。


『やだー！魁のむっつりー!!!!』



そしておめでたく二人は屋上で結ばれたそうな…。

...End



すいませんすいませんすい……(うるさい

ベッドインとかアホですよね！ありえないですよね！

最初のﾋﾟｰとはﾎﾓの事です(´∀⊂)ｱﾊｰ｡