「あ……れ？ここは…」

「起きたKa？」

「はわっ！？こっ虎鉄先輩！何でココに？てか、ココどこ！？あ、保健室か」

「凪が心配だからずっとココに居たんだZe☆（ﾆｺｯ）」

「（優しい//）ありがとうございます//……今何時ですか？」

「っと、六時だZe。」
「六時！？」


ってコトは、部活に来たのが三時だから約三時間ずっと傍に居てくれたってコト？！


「あの…」

「N？何Daい？凪」



約三時間もあたしなんかの為に居てくれた事を謝った。



「気にする事ないんだYo☆俺が好きでやってる事なんだからYo☆それに、好きな子の寝顔見れたしNa♪」




？


「虎鉄先輩は凪ちゃんの事が好きじゃないんですか？いつも凪ちゃんをナンパしてますよね？」


意味が分からなかった。何故虎鉄先輩は好きな子の寝顔見れたと言ったのか――

凪ちゃんの事が好きなんじゃないの？


「Aー…あれはNa、違うんだYo凪。凪は実験台だYo実験台。」

「？」

「凪を口説いて、凪が俺に惚れれば凪も惚れると思ったんだYo。凪に振られるのが怖かったからNa…練習台に使ってたんDa。一番愛してるのは凪だZe☆」


「ひどっ！てか、、うそ」

「嘘じゃないZe！！凪は俺の愛の囁きを信じてくれないのKa？」

「はい」

ガーン

「じゃあ…これでもKa？」


虎鉄先輩の目が変わった。

ヘラヘラしているいつもの先輩が、じっと目を見て顔を近づけてきた。


先輩の右腕が、あたしの頭に回されて動かないようにされる。

キス…される…

もう何も考えられなくなり固まった。



ちゅっ



「…っ！…でも…他の人と何回もやってるんですよね…」

「………俺Yo、今のが初めてなんだZe。Naー‥…信じてくれYo」

真剣な目で見つめられている。
本気…なのかな



そして今度は


自分からキスをした。



「Naっ……//凪……///」

「あたしもずっと前から好きでした。」


まさか両想いになれるなんて思ってなかった。





そして次の日。



「凪～♪今日も可愛い……く、ない…か、Na♪凪〜♡」

「先輩…そんなに凪ちゃんが可愛いと思うんなら凪ちゃんと付き合えばいいじゃないですか（怒）」

「凪～；もうナンパはしないからYo（多分）」


ってな光景が在りました。