狗巻
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その日珍しくユウは髪を束ねていた。
「珍しいな、髪結んでんの」
そう私が声をかけると本人は嬉しそうに笑う。
「えへへ、実は棘にヘアゴム貰ったんだ。かわいいでしょ」
くるりと回って結び目を見せてくれる。
「へぇ、棘にね……。よく似合ってるよ」
そう言ってヘアゴムをよく見るとわかりやすく棘の物と思われる残穢がついていた。
「はあ……。棘のやつこんなことやるのか」
「?どうしたの真希、溜め息ついて」
「あーいや、何でも無い。……もう遅いかもしれないが、気をつけろよ」
「よくわかんないけどありがと!それじゃ、またね」
そう言うとすぐに走って行ってしまった。
「棘、あれ狙ってやってるだろ」
棘の頭を軽く叩いて言う。
「高菜?」
「なにがってお前、あのヘアゴムだよ。お前の残穢がついてた。ずいぶんとわかりやすいことをするんだな」
「……しゃけ」
棘はユウが走っていった方をみて嬉しそうに楽しそうに満足げに笑みを浮かべた。
「で?どんな言葉をこめたんだ?」
棘は一度私の方を見て、すぐに目線を戻した。その目が映すのは執着と独占欲と優越感。
「おかか」
秘密。そう言って棘は笑みを一層深めた。
『好き。大好き。ずっと一緒にいたい。離したくない。触りたい。愛してる』
「珍しいな、髪結んでんの」
そう私が声をかけると本人は嬉しそうに笑う。
「えへへ、実は棘にヘアゴム貰ったんだ。かわいいでしょ」
くるりと回って結び目を見せてくれる。
「へぇ、棘にね……。よく似合ってるよ」
そう言ってヘアゴムをよく見るとわかりやすく棘の物と思われる残穢がついていた。
「はあ……。棘のやつこんなことやるのか」
「?どうしたの真希、溜め息ついて」
「あーいや、何でも無い。……もう遅いかもしれないが、気をつけろよ」
「よくわかんないけどありがと!それじゃ、またね」
そう言うとすぐに走って行ってしまった。
「棘、あれ狙ってやってるだろ」
棘の頭を軽く叩いて言う。
「高菜?」
「なにがってお前、あのヘアゴムだよ。お前の残穢がついてた。ずいぶんとわかりやすいことをするんだな」
「……しゃけ」
棘はユウが走っていった方をみて嬉しそうに楽しそうに満足げに笑みを浮かべた。
「で?どんな言葉をこめたんだ?」
棘は一度私の方を見て、すぐに目線を戻した。その目が映すのは執着と独占欲と優越感。
「おかか」
秘密。そう言って棘は笑みを一層深めた。
『好き。大好き。ずっと一緒にいたい。離したくない。触りたい。愛してる』
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