サモンナイト2夢 短編
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さて。
ユハは目の前のお屋敷を見上げる。
ここはレイムさんの家、らしい。
なんでこんなところにいるのかというと。
「冬だねぇ」
「そうですね」
「寒いねぇ」
「はい、冷えますね」
マグナたちには内緒で、私はたまに出かけている。
主にレイムさんとデートするためだ。
この時期となると、外は冷える。
レイムさんに会うためなら寒さなんてどうってことない…わけではなかった。
「マグナたちの宿泊しているところの近くなのに、毎回宿屋に行くのも気が引けるしねぇ」
「私はそれでも構わないのですが。宿代なら私が払いますし」
「ええ…悪いよ…」
「では…こうしませんか」
私の家にいらっしゃい。
「え!?いいの!?」
というかレイムさん家あったんだ…旅しているから、適当にその辺で寝ているのかと思った。
あと悪魔だと家っていうか根城…。
というわけで。
「お邪魔しまーす…」
家もとい根城、に来ています。
ノックはしたが返事はなかった。
そこで中に入ってみると、素晴らしく整った、無駄なもののない装飾が目に入る。
しかし。
「どうも色合いといい模様といい、趣味が悪いんだよね…」
それがレイムさんらしく、ぞくりとした美しさはあるのだが。
なにこのハート模様。
って突っ込んでいる場合じゃなかった。
家主はどこ行った。
いろんな部屋を開け、主の姿を探す。
と、尋ね人の影を見つけた。
「ここって…」
どう見てもお風呂、だよねぇ…。
悪魔の入浴。
天使だったら画になりそうなものを。
そんなことを思っていると、突然ガラッと扉が開いた。
「…」
「…」
綺麗な銀髪…じゃなくて!下履いて!
「男の入浴を覗き見るとは、いいご趣味をしていますね」
「いや貴方が勝手に出てきたんでしょ。というか早く服着て」
落ち着いて言葉を返しているけど、ユハさん心臓バクバクですよ。
「先ほどは失礼致しました。何の御用でしょう」
濡れている髪を拭きながら、レイムさんは私にソファを勧めてくれた。
「家に来いっていうから、来たんですよ…」
そしたらノックしても反応がなくて、と経緯を説明する。
「要するに」
私に会いたくて来た…そうですね?
「まあ、そういうことです」
拗ねている私の髪を、レイムさんは無遠慮に撫ぜる。
「ほら、こっち向いてください」
「嫌です」
「そんなこと仰らずに」
レイムさんが私の隣に座る。
ふわっと石鹸のいい香りがする。
それだけで、心臓がバクバクと音を立て、クラクラしてくる。
「ちょっとレイムさ…」
ぎゅっ。
「ひっ」
抱き締められた。
変な声出た。
なんで?
なんで抱き締められているの?
あのメルギトスに?
頭熱いし心臓バクバクだしわけわからない。
耳元でそっと囁かれる。
「『ひっ』は心外ですねぇ」
「だだだってレイムさんが…」
「私がどうしました?」
抱き締めているからああああ!
もうなるようになれ!
私はレイムさんを睨みつける。
すると、すっと拘束が解かれた。
「あー死ぬかと思った…」
「ふふふ」
ぜーぜーと息をする私をよそに、レイムさんは笑っている。
この人、本当に悪魔だ…。
「いけないんですかねぇ、恋人を抱き締めたら」
「心の準備というものがありましてね…」
その後。
しっかり距離をとって話させていただきました。
毎回これじゃ心臓がもたないし、レイムさんの家には当分来ないでおこう。
そう思うユハであった。
ユハは目の前のお屋敷を見上げる。
ここはレイムさんの家、らしい。
なんでこんなところにいるのかというと。
「冬だねぇ」
「そうですね」
「寒いねぇ」
「はい、冷えますね」
マグナたちには内緒で、私はたまに出かけている。
主にレイムさんとデートするためだ。
この時期となると、外は冷える。
レイムさんに会うためなら寒さなんてどうってことない…わけではなかった。
「マグナたちの宿泊しているところの近くなのに、毎回宿屋に行くのも気が引けるしねぇ」
「私はそれでも構わないのですが。宿代なら私が払いますし」
「ええ…悪いよ…」
「では…こうしませんか」
私の家にいらっしゃい。
「え!?いいの!?」
というかレイムさん家あったんだ…旅しているから、適当にその辺で寝ているのかと思った。
あと悪魔だと家っていうか根城…。
というわけで。
「お邪魔しまーす…」
家もとい根城、に来ています。
ノックはしたが返事はなかった。
そこで中に入ってみると、素晴らしく整った、無駄なもののない装飾が目に入る。
しかし。
「どうも色合いといい模様といい、趣味が悪いんだよね…」
それがレイムさんらしく、ぞくりとした美しさはあるのだが。
なにこのハート模様。
って突っ込んでいる場合じゃなかった。
家主はどこ行った。
いろんな部屋を開け、主の姿を探す。
と、尋ね人の影を見つけた。
「ここって…」
どう見てもお風呂、だよねぇ…。
悪魔の入浴。
天使だったら画になりそうなものを。
そんなことを思っていると、突然ガラッと扉が開いた。
「…」
「…」
綺麗な銀髪…じゃなくて!下履いて!
「男の入浴を覗き見るとは、いいご趣味をしていますね」
「いや貴方が勝手に出てきたんでしょ。というか早く服着て」
落ち着いて言葉を返しているけど、ユハさん心臓バクバクですよ。
「先ほどは失礼致しました。何の御用でしょう」
濡れている髪を拭きながら、レイムさんは私にソファを勧めてくれた。
「家に来いっていうから、来たんですよ…」
そしたらノックしても反応がなくて、と経緯を説明する。
「要するに」
私に会いたくて来た…そうですね?
「まあ、そういうことです」
拗ねている私の髪を、レイムさんは無遠慮に撫ぜる。
「ほら、こっち向いてください」
「嫌です」
「そんなこと仰らずに」
レイムさんが私の隣に座る。
ふわっと石鹸のいい香りがする。
それだけで、心臓がバクバクと音を立て、クラクラしてくる。
「ちょっとレイムさ…」
ぎゅっ。
「ひっ」
抱き締められた。
変な声出た。
なんで?
なんで抱き締められているの?
あのメルギトスに?
頭熱いし心臓バクバクだしわけわからない。
耳元でそっと囁かれる。
「『ひっ』は心外ですねぇ」
「だだだってレイムさんが…」
「私がどうしました?」
抱き締めているからああああ!
もうなるようになれ!
私はレイムさんを睨みつける。
すると、すっと拘束が解かれた。
「あー死ぬかと思った…」
「ふふふ」
ぜーぜーと息をする私をよそに、レイムさんは笑っている。
この人、本当に悪魔だ…。
「いけないんですかねぇ、恋人を抱き締めたら」
「心の準備というものがありましてね…」
その後。
しっかり距離をとって話させていただきました。
毎回これじゃ心臓がもたないし、レイムさんの家には当分来ないでおこう。
そう思うユハであった。