サモンナイト2夢 短編
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刻は夜。
ユハはこのところルヴァイドの部屋に入り浸っている。
今日も酒を片手に愚痴っていた。
「せっかくこの世界ではお酒が簡単に手に入るのに、身内は未成年者多すぎるよー。ネスティでさえ未成年なんだもん」
戦闘中やむを得ず未成年者が飲む又は飲ませられることはあるが、基本的には若い人にはよろしくないものである。
ルヴァイドが尋ねる。
「…お前は成年過ぎていたか?」
「ご想像にお任せします」
「おい」
「イオスは二十歳だったっけ?祝ってあげようかな」
私はお酒を飲むのが楽しくてくるくる回って踊っている。
「あまり飲ませるなよ」
「イオスってお酒弱そうな顔しているもんね。べろべろにして襲っちゃおうかな、なんて」
「…聞き捨てならぬな」
「冗談だよーそんなにイオスが心配?」
「いや、イオスなら襲われて抵抗できないことはないだろう」
「じゃあ何よ」
私は座っているルヴァイドを覗き込むようにして聞いた。
ルヴァイドはため息をつく。
「…俺も舐められたものだな。あのイオス以上に男扱いされないとは…」
「?」
「なぜだ、ユハ」
「きゃっ」
腕をとられ、じりじりと壁に追いつめられる。
「あの、ルヴァイドさん…?」
壁まで到達すると、そのまま押さえつけられた。
これは、所謂壁ドンというやつでは…?
「なぜイオスは襲う相手なのに俺は酒飲み仲間なのだ」
私の言葉は聞いていないようだ。
酔っていらっしゃる?
「答えろ、ユハ」
顔が近いです。
さらさらの赤髪がかかってきます。
こんなの私の心臓が持たないよ!
助けてイオス!
「とりあえず落ち着いて。ソファーに帰ろう。ほらほら」
「…」
ぐいぐい押してソファーに戻らせた。
やっと一息つける。
「で、なぜなのだ」
「…」
一息つけなかった。
この質問は逃れられない永遠ループのやつだ。
「…それはですね。イオスには親しみもあるし襲っちゃうぞーと言っても冗談になり笑ってくれるからでして」
「俺には親しみがないというのか」
「…違うけど、例えば私がルヴァイドを襲うなんて言った日には」
「望むところだ」
「…ってなっちゃうでしょ!ってこと」
しばし沈黙が流れる。
わかってくれたかなー…ルヴァイド。
「…つまり、俺に襲われるのは嫌だと、そういうことか…?」
「そういうわけじゃないけど…。冗談はさらっと受け流してほしいというか真面目に取られると困るというか」
「そうか、困るのか」
「ルヴァイドはほんと真面目なんだから…」
「悪いか?」
「いや、悪くないよ」
「そうか」
天然ルヴァイドさんは取り扱い大変です。
「…で?俺に襲われるのは嫌なわけじゃないんだな?」
「…ん?」
そんなこと言いましたっけ私。
記憶を遡る。
あれ。
言っていますね。
言っていますねこれは…。
「ルルルルヴァイドさん」
「なんだ、今更なかったことにしろと?」
ルヴァイドの口許が笑っている。
これはもしかして。
嵌められたってことですかね?
「いやー!ルヴァイドのえっち!」
「冗談は受け流してやろう」
「今のは冗談じゃなくてですね!!!」
この後滅茶苦茶笑われた。
ちょっと騒がしい、良い夜。
ユハはこのところルヴァイドの部屋に入り浸っている。
今日も酒を片手に愚痴っていた。
「せっかくこの世界ではお酒が簡単に手に入るのに、身内は未成年者多すぎるよー。ネスティでさえ未成年なんだもん」
戦闘中やむを得ず未成年者が飲む又は飲ませられることはあるが、基本的には若い人にはよろしくないものである。
ルヴァイドが尋ねる。
「…お前は成年過ぎていたか?」
「ご想像にお任せします」
「おい」
「イオスは二十歳だったっけ?祝ってあげようかな」
私はお酒を飲むのが楽しくてくるくる回って踊っている。
「あまり飲ませるなよ」
「イオスってお酒弱そうな顔しているもんね。べろべろにして襲っちゃおうかな、なんて」
「…聞き捨てならぬな」
「冗談だよーそんなにイオスが心配?」
「いや、イオスなら襲われて抵抗できないことはないだろう」
「じゃあ何よ」
私は座っているルヴァイドを覗き込むようにして聞いた。
ルヴァイドはため息をつく。
「…俺も舐められたものだな。あのイオス以上に男扱いされないとは…」
「?」
「なぜだ、ユハ」
「きゃっ」
腕をとられ、じりじりと壁に追いつめられる。
「あの、ルヴァイドさん…?」
壁まで到達すると、そのまま押さえつけられた。
これは、所謂壁ドンというやつでは…?
「なぜイオスは襲う相手なのに俺は酒飲み仲間なのだ」
私の言葉は聞いていないようだ。
酔っていらっしゃる?
「答えろ、ユハ」
顔が近いです。
さらさらの赤髪がかかってきます。
こんなの私の心臓が持たないよ!
助けてイオス!
「とりあえず落ち着いて。ソファーに帰ろう。ほらほら」
「…」
ぐいぐい押してソファーに戻らせた。
やっと一息つける。
「で、なぜなのだ」
「…」
一息つけなかった。
この質問は逃れられない永遠ループのやつだ。
「…それはですね。イオスには親しみもあるし襲っちゃうぞーと言っても冗談になり笑ってくれるからでして」
「俺には親しみがないというのか」
「…違うけど、例えば私がルヴァイドを襲うなんて言った日には」
「望むところだ」
「…ってなっちゃうでしょ!ってこと」
しばし沈黙が流れる。
わかってくれたかなー…ルヴァイド。
「…つまり、俺に襲われるのは嫌だと、そういうことか…?」
「そういうわけじゃないけど…。冗談はさらっと受け流してほしいというか真面目に取られると困るというか」
「そうか、困るのか」
「ルヴァイドはほんと真面目なんだから…」
「悪いか?」
「いや、悪くないよ」
「そうか」
天然ルヴァイドさんは取り扱い大変です。
「…で?俺に襲われるのは嫌なわけじゃないんだな?」
「…ん?」
そんなこと言いましたっけ私。
記憶を遡る。
あれ。
言っていますね。
言っていますねこれは…。
「ルルルルヴァイドさん」
「なんだ、今更なかったことにしろと?」
ルヴァイドの口許が笑っている。
これはもしかして。
嵌められたってことですかね?
「いやー!ルヴァイドのえっち!」
「冗談は受け流してやろう」
「今のは冗談じゃなくてですね!!!」
この後滅茶苦茶笑われた。
ちょっと騒がしい、良い夜。