サモンナイト2夢 短編
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なんとかこの状況を打破する術はないか。
今、私の目の前には、不機嫌な顔をしたネスティがいる。
「身体を冷やすからこういうことになる」
「別に好きで冷やしたわけじゃないよ…。ただ最近、夜に出掛けることが多かったもんだから…」
「薬も常備していない」
「それは…まだ大丈夫かと思っていて…」
「まったく君は…どこまで馬鹿なんだ」
風邪をひいたらしく体調が悪く、朝ご飯を食べた後「今日は寝てるわー」って部屋に戻った。
ベッドに横になると、ほどなくネスティが氷枕だのスポーツドリンクだのを持って部屋に来てくれた。
それは有り難いのだが。
説教が始まってしまいました…まあこうなるだろうってことはわかっていたけどね。
「そうだ。せっかくだしリンゴでも食べる?」
説教から逃れるために、ユハは枕元にうず高く積まれたフルーツを見た。
部屋に来るときにアメルやマグナにたくさん持たされたのだ。
一人ではこれ食べきれないもんな。
「こちらに気を回す暇があったら寝てろ」
「でも…」
このままじゃ説教終わらないじゃないですか。
ユハは懇願の目を向ける。
それを食い意地ととったのか、ネスティはため息をつく。
「食べたいなら僕が剥いてくる」
そう言ってリンゴを手に取ると、部屋を出て行ってしまった。
「ネスが包丁持つとこ見たことないな。見たいな…」
短剣は使っているけども。
要領は似ているんだろうな、って言ったら同じにするなって言われそう。
見に行ったら怒られそうなのでおとなしくベッドで待っている。
「待たせたな」
「いえ…ありがとう」
なんだかんだ世話はしっかりしてくれている。
ネスティの手にはフルーツ椀に入ったリンゴ。
「いただきます…ってこれ、ウサギさん!?」
ネスティらしくないことに驚いて、彼のほうを見ると、赤くなって視線を逸らされる。
「君がこういうの好きかと思って…」
お子様だと思われているな。
「あはは、好きだよ。ありがとう」
そう言うと、ネスティはほっとしたようだった。
ウサギさんも好きだけど、ネスティが私のことを思ってわざわざそうしてくれたことのほうが嬉しい。
マグナにはやってあげなそうだもんな。
そんなわけでこのリンゴは、特別おいしい。
「何をにやにやしているんだ」
「別にー」
少しは特別視してくれているんだろうか。
期待してもいい…?
「養生するんだな」
「はぁい」
食べ終わってまた横になると、氷枕が気持ちいい。
ユハは、いつの間にか眠ってしまった。
目が覚めると、間近にネスティの顔があった。
どうやら、ベッドにうつ伏せで頭をのせて寝ているようだ。
ユハはその頬に触れる。
「…すぅ」
「よく寝ている」
こうして見ると、寝顔が美しい。
きっと心配して、ここにいてくれたのだろう。
「ありがと、ネスティ」
私はネスティの頭に、自分の額をくっつけた。
今、私の目の前には、不機嫌な顔をしたネスティがいる。
「身体を冷やすからこういうことになる」
「別に好きで冷やしたわけじゃないよ…。ただ最近、夜に出掛けることが多かったもんだから…」
「薬も常備していない」
「それは…まだ大丈夫かと思っていて…」
「まったく君は…どこまで馬鹿なんだ」
風邪をひいたらしく体調が悪く、朝ご飯を食べた後「今日は寝てるわー」って部屋に戻った。
ベッドに横になると、ほどなくネスティが氷枕だのスポーツドリンクだのを持って部屋に来てくれた。
それは有り難いのだが。
説教が始まってしまいました…まあこうなるだろうってことはわかっていたけどね。
「そうだ。せっかくだしリンゴでも食べる?」
説教から逃れるために、ユハは枕元にうず高く積まれたフルーツを見た。
部屋に来るときにアメルやマグナにたくさん持たされたのだ。
一人ではこれ食べきれないもんな。
「こちらに気を回す暇があったら寝てろ」
「でも…」
このままじゃ説教終わらないじゃないですか。
ユハは懇願の目を向ける。
それを食い意地ととったのか、ネスティはため息をつく。
「食べたいなら僕が剥いてくる」
そう言ってリンゴを手に取ると、部屋を出て行ってしまった。
「ネスが包丁持つとこ見たことないな。見たいな…」
短剣は使っているけども。
要領は似ているんだろうな、って言ったら同じにするなって言われそう。
見に行ったら怒られそうなのでおとなしくベッドで待っている。
「待たせたな」
「いえ…ありがとう」
なんだかんだ世話はしっかりしてくれている。
ネスティの手にはフルーツ椀に入ったリンゴ。
「いただきます…ってこれ、ウサギさん!?」
ネスティらしくないことに驚いて、彼のほうを見ると、赤くなって視線を逸らされる。
「君がこういうの好きかと思って…」
お子様だと思われているな。
「あはは、好きだよ。ありがとう」
そう言うと、ネスティはほっとしたようだった。
ウサギさんも好きだけど、ネスティが私のことを思ってわざわざそうしてくれたことのほうが嬉しい。
マグナにはやってあげなそうだもんな。
そんなわけでこのリンゴは、特別おいしい。
「何をにやにやしているんだ」
「別にー」
少しは特別視してくれているんだろうか。
期待してもいい…?
「養生するんだな」
「はぁい」
食べ終わってまた横になると、氷枕が気持ちいい。
ユハは、いつの間にか眠ってしまった。
目が覚めると、間近にネスティの顔があった。
どうやら、ベッドにうつ伏せで頭をのせて寝ているようだ。
ユハはその頬に触れる。
「…すぅ」
「よく寝ている」
こうして見ると、寝顔が美しい。
きっと心配して、ここにいてくれたのだろう。
「ありがと、ネスティ」
私はネスティの頭に、自分の額をくっつけた。