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第187話:『バリアン遊馬の最期』








凌牙:『そうだ。必ず、勝機は来る…。遊馬、俺は最後まで諦めない!』
凌牙がそう呟くと、No.3のエースのマークが浮かび上がり輝きを放つ。


小鳥:「これは…」

カイト:「あいつはまだ諦めていない…」

ゴーシュ:「あぁ」

ドルべ:「凌牙は、このデュエルを勝とうとしている…!」
エースのマークを通して、凌牙の気持ちが伝わってきた。


それはNo.1のエースのマークを持つ遊馬にも伝わってきた。


遊馬:『そうこなくっちゃな』
心の中で遊馬は呟いた。





8ターン
凌牙
LP200
遊馬
LP3100


遊馬:「俺のターン!」
遊馬はカードを引いた。



遊馬:『シャーク、俺がお前にしてあげる本当の絶望は、これからだぜ』
遊馬は目を大きく開けた。

そこから放たれる殺気は尋常ではなかった…。



凌牙:『今まで以上の殺気…!遊馬の奴、まだこれほどの気迫を隠していたのか…!』



遊馬:「このターンで、決着を付けるぞ!シャーク!」
遊馬は、このターンで決着を付ける気のようだ。


果たして、勝負は付いてしまうのか。








第10OP『鏡のデュアル・イズム《petit milady》』







第187話:『バリアン遊馬の最期』






遊馬は、このターンで決着を付けると宣言をした。


オーバーハンドレット・カオスナンバーズの総攻撃が来る…と凌牙は少し動揺した表情を見せる。


遊馬:「行くぞ!ネオ・ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴンで、ブラック・ティブロン・ランサーに攻撃!アルティメット・タキオン・スパイラル!!」
3つの顔から螺旋状の光線が放たれ、ブラック・ティブロン・ランサーを粉砕した。


凌牙:「っ!」


遊馬:「続いてジャイアントハンドレッドの攻撃!万死紅掌!!」
ジャイアント・ハンド・レッドの燃え盛る手が、凌牙の裏守備モンスターを破壊した。



アンナ:「マズいぜ!」

ロビン:「彼のモンスターが全て破壊された!」

鉄男:「遊馬には、まだノーブル・デーモンとアンブラルの攻撃が残っている!どちらかの攻撃を喰らったら、シャークの負けだ!」


Ⅲ:「ここまでなのか…」

Ⅳ:「いや、凌牙は、まだ諦めていないようだぜ」
Ⅳは凌牙の目を見てそう思った。まだ、負けを認めていないその目は、Ⅳも何度か体験している。


遊馬:「最後だ、ノーブルデーモンの攻撃!」
ノーブル・デーモンが攻撃を仕掛ける。

凌牙:「俺はまだ諦めない!俺は、破壊された裏守備モンスター、”シー・アネモニー・シャーク”の効果発動!」
凌牙の場にイソギンチャクのようなモンスターの幻影が現れる。


凌牙:「このカードが戦闘では破壊されたとき、エンドフェイズまで相手フィールド上に存在するモンスターの効果を無効にする!」
4体のオーバーハンドレット・カオスナンバーズから力が失われる。


凌牙:「これで、全てのカオスナンバーズの効果は無効!」

遊馬:「だが、攻撃は止まっていないぜ!」

凌牙:「わかっている。俺は更に、リバースカードオープン!”噴気孔転生”!このターン、戦闘で破壊された水属性または闇属性モンスターを攻撃表示で特殊召喚する!俺が復活させるのは勿論、ブラック・ティブロン・ランサー!」
凌牙の場にブラック・ティブロン・ランサーが復活した。


ブラック・ティブロン・ランサー
攻撃力2700


遊馬:「だが、ブラック・ティブロン・ランサーの攻撃力は2700。ノーブル・デーモンの攻撃力は2900。まだ攻撃力はノーブルデーモンの方が上だ。そして、この攻撃が通れば、200のダメージでシャークお前の負けだ」
ノーブル・デーモンが攻撃を放つ。



璃緒:「凌牙!」
凌牙の危機に璃緒が叫ぶ。



凌牙:「俺は絶対に負けない!トラップ発動!”アンフェール・ルカン”!」

遊馬:「っ!」
遊馬のフィールド上にいる4体のエクシーズモンスターの足場から巨大な鮫が4匹現れ、それぞれエクシーズモンスターを食い始めた。


凌牙:「アンフェール・ルカンは、相手フィールド上にモンスターが存在するときに、自分フィールド上に水属性または闇属性モンスターが特殊召喚されたとき発動できるトラップカード。相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊し、破壊したモンスター1体につき、400ポイント、相手ライフにダメージを与える」
遊馬の4体のオーバーハンドレット・カオスナンバーズが鮫の餌になり、フィールドから消えた。


凌牙:「破壊したモンスターは4体。よって、1600ダメージをお前に与えるぜ、遊馬!」

遊馬:「くっ!」
遊馬のライフが大きく減った。


遊馬
LP3100→1500





ドラガン:「よしっ!4体のエクシーズモンスターを全て退けた!」

アキ:「これで次のターン、ブラック・ティブロン・ランサーのダイレクトアタックが決まれば…」

カイト:「凌牙の勝ちだ」


未来:「…」
息子が負ける…。そんなことを心の中で思っていた未来は口を開こうとしなかった。



遊馬:「流石だな、シャーク。1ターンで全てのエクシーズモンスターを破壊するとは。やっぱり、お前はすげえ奴だ」

凌牙:「中学時代の仲だ。ナンバーズ対策は、俺だってやっている」

遊馬:「そうだよな。俺とお前は、あの時からデュエルをする仲だったな。最初は、赤の他人が、いつの間にそう言う仲になっていた…。人生ってホント不思議なもんだぜ」

凌牙:「人間の人生は、自分自身では見えないことが沢山ある。昔、お前が似たようなこと言ってたな」
凌牙が昔のことを思い出しながら呟いた。


遊馬:「自分自身では見えないことか。確かにそうだな…。所詮、未来を視ることなんてできない…。だが―」

凌牙:「?」

遊馬:「未来を決めることぐらいはできる」
遊馬の表情がいきなり暗くなった。


凌牙を初め、小鳥やカイトたちが、その表情を見て恐怖した。


遊馬:「シャーク、お前にあるは、真の絶望だけだ。それを、今見せてやる」
遊馬がカードを手にする。




アストラル:『あのカードを呼び出す気か…』
デュエルを見ているアストラルがそう呟いた。




遊馬:「マジックカード”絶望への架け橋-ホープレス”を発動!」
遊馬の場に発動したカードから黒い光の柱が天を差し、そして異次元の渦を生成した。


遊馬:「このカードは自分の墓地に存在するナンバーズを、全て使用することで、真の絶望皇をここに降臨させる!」

凌牙:「真の絶望皇だと…!」
一体、何を言っている…。遊馬が言っていることが全く理解できない凌牙だが、何かとんでもない奴が現れる…、身体が勝手にそう反応していた。


遊馬:「墓地にいる7体のオーバーハンドレットナンバーズ、7体のオーバーハンドレットカオスナンバーズを素材にオーバーレイ!」
14体のモンスターが遊馬の場に現れる。

そして、異次元の渦に全て吸い込まれた。





遊馬:「絶望の幕は下ろされた。これより、始まりし儀式には誰も逃れることはできない!」
異次元の渦が爆発を起こした。


アストラル:『遊馬があまり好まないナンバーズ。なぜなら、これは希望を全て捨て、絶望へと落とすナンバーズ…』
アストラルは腕を組み、目を閉じてそう呟いた。




遊馬:「絶望を司る皇帝よ。黒き翼を広げ、希望を捨てよ!現れろ!最凶ナンバーズ!”No.98絶望皇ホープレス”!」
その姿は、まさに絶望へと落ちた黒きホープだった。


No.98絶望皇ホープレス
ランク4 攻撃力2000


凌牙:「絶望皇…ホープレス…」
黒いホープが現れて凌牙の目が丸くなる。




一馬:「ナンバーズ98だと…」

フェイカー:「希望の逆、絶望の皇」

小鳥:「遊馬が、絶望皇なんてカードを召喚するなんて…」
自分の胸に手を当てながら小鳥は呟いた。


イシズ:「これは、彼の決意。我々と決別を意味しています…」

未来:「遊馬、あなた本当に私たちと…」


鮫島:「これではっきりした。彼の覚悟が…」

カーリー:「遊馬は本当に私たちを…」

ボマー:「切り捨てようとしている…」
ボマー達がそう呟き、小鳥の目から涙がこぼれる。




遊馬:「このターンで決着は付かなかったが、ホープレスが出た今、シャーク、お前に勝機はない。俺はこれでターンエンド」
遊馬のターンが終了した。







9ターン
凌牙
LP200
遊馬
LP1500


凌牙:「俺のターン!」
凌牙がデッキからカードをドローする。



凌牙:『俺も初めてみるナンバーズ…。だが、攻撃力はブラック・ティブロン・ランサーの方が上だ』
凌牙は攻撃を仕掛ける。



凌牙:「ブラック・ティブロン・ランサーで絶望皇ホープレスに攻撃!スピニング・トライデント!!」
ブラック・ティブロン・ランサーが、手に持つ槍を振り回し、ホープレスを攻撃する。


遊馬:「何の考えもなしに攻撃か?らしくないぜ!シャーク!絶望皇ホープレスの効果発動!自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのオーバーレイユニットを1つ取り除き、そのモンスターを守備表示に変更する!」
ホープレスのオーバーレイユニットが1つ取り除かれ、ブラック・ティブロン・ランサーの攻撃が止まる。


No.98絶望皇ホープレス
オーバーレイユニット:14→13


ブラック・ティブロン・ランサー
攻撃力2700→守備力900


凌牙:『攻撃を無効化し、表示形式を変更する効果か…。それほど珍しい効果ではないが…』
真の絶望…。このカードにそれを教えるほどの力があるのか…。凌牙は心の中で、そう呟いた。


凌牙:「カードを1枚セットし、ターンエンドだ」
凌牙のターンが終了した。







10ターン
凌牙
LP200
遊馬
LP1500


遊馬:「俺のターン!」
遊馬がデッキからカードをドローする。


遊馬:「俺は装備魔法”バリアンズ・マテリアル”を発動!ホープレスに装備!攻撃力が1000ポイントアップ!」
バリアンの紋章が現れ、ホープレスに闇の力が与えられる。


No.98絶望皇ホープレス
攻撃力2000→3000





エリファス:『攻撃力3000。これで、ブラック・ティブロン・ランサーの攻撃力を上回ったか…』
エリファスは、ホープレスを見てそう言った。





遊馬:「更にバリアンズ・マテリアルを装備したモンスターが攻撃するとき、相手はフィールド上のマジック、トラップ、エクシーズモンスターの効果を発動することはできない。ブラック・ティブロン・ランサーを守ることはできないぞ」

凌牙:「っ!」


遊馬:「絶望皇ホープレスで、ブラック・ティブロン・ランサーを攻撃!」
ホープレスは身体中に電流を浴び、翼を広げ、手に持っている大剣で、ブラック・ティブロン・ランサーを斬り裂いた。


凌牙:「くっ」
前のターン、ホープレスの効果で、ブラック・ティブロン・ランサーは守備表示になっていたため、戦闘ダメージはない。


遊馬:「俺は、これでターンエンド」
遊馬のターンが終了した。


凌牙:「俺はこの瞬間トラップ発動!”エクシーズ・ライフソウル”!自分フィールド上のエクシーズモンスターが戦闘で破壊されたターンのエンドフェイズ時に発動!ライフを半分にし、破壊されたエクシーズモンスターを、特殊召喚する!」
凌牙の場に、ブラック・ティブロン・ランサーが現れる。



凌牙
LP200→100



凌牙:「更に払った数値分、特殊召喚したエクシーズモンスターの攻撃力がアップ!」
凌牙はライフ100をコストにして、トラップカードを発動した。よって、ブラック・ティブロン・ランサーの攻撃力は100ポイントアップする。


ブラック・ティブロン・ランサー
攻撃力2700→2800


遊馬:「フッ、100ポイント上がったところで何も変わらない」
愚弄するような口調でそう言った遊馬。

冷たい目線が凌牙に刺さる。




亜美:「まだ攻撃力3000のホープレスに届いていない…」

吹雪:「けど、モンスターを残すことはできた。なら、まだホープレスを破壊できるチャンスはある」

慎也:「確かに…。だが、あのホープレスを簡単に破壊させてくれる遊馬ではないはずだ…」

羅夢:「あのホープレスが出されたときから、遊馬の殺気が変わっている…。そろそろ決着をつけるつもりで、彼は動いているはずだ…」

一馬:「泣いても笑っても、あと数ターンでケリがつく…!」
一馬はそう強く言った。


デュエルにはいずれ終わりがある。

勝てば、自分の願っていることが叶う。しかし、負ければ何が起きるのか分からない。

それは、デュエルしている本人以外は分からないことだった。






11ターン
凌牙
LP100
遊馬
LP1500


凌牙:「俺のターン!」
凌牙がデッキからドローする。



引いたカードを確認する凌牙、ちなみに、凌牙の手札は、今引いたカード1枚しかない。

目を瞑り、凌牙は引いたカードを場にセットする。


凌牙:「カードを1枚セットし、ターンエンドだ」
凌牙は引いたカードを場に伏せてターンを終了した。





杏子:「カードを伏せただけ…。もう勝負を諦めたのかしら…」


舞:「いえ、おそらくあの伏せカードに賭けたのよ。その証拠に…」
皆が、ブラック・ティブロン・ランサーを見る。





遊馬:『ブラック・ティブロン・ランサーを守備表示にしなかった…。そして、シャークの場に伏せカードは今リバースしたカードを含めて2枚。この状況、どちらかは、この場を脱するカード…。俺を誘っているな…』
凌牙は攻撃を誘っているのだ。ホープレスを攻撃させ、伏せカードで何か逆転を狙っている…。遊馬はそう推理した。






12ターン
凌牙
LP100
遊馬
LP1500


遊馬:「俺のターン!」
遊馬がデッキからカードをドローする。


遊馬:「シャーク、俺がその手に乗ると思っているのか?その伏せカードで逆転を狙っているのだろうが、そうはいかないぜ」
遊馬は引いたカードを見てニヤッとした。

そのカードが、凌牙の逆転の手を封じるカードに相応しいカードだったからだ。


遊馬:「マジックカード”エクシーズ・ハリケン”を発動!自分フィールド上に存在するエクシーズモンスターのオーバーレイユニットを1つ取り除き、相手フィールド上に存在する伏せカードを1枚破壊する!」
マジックカードの効果により、ホープレスのオーバーレイユニットが1つ消える。


No.98絶望皇ホープレス
オーバーレイユニット:13→12


凌牙の場に伏せているカードは2枚。破壊できるのは1枚だけ。


遊馬:「俺が選択するのは……、そっちのカードだ」
遊馬が指を差したカードは、さっきのターンに伏せたカードではなく、もう少し前のターンに伏せていたリバースカードの方を指差し破壊した。


凌牙:「…!」


遊馬:「前のターンに引いたカードが逆転するためのカードという可能性は確率的に低いからな。そっちのカードを破壊させてもらったぜ」
遊馬の攻撃が始まる。


遊馬:「行くぞ!シャーク!こいつで終わりだ!絶望皇ホープレスで、ブラック・ティブロン・ランサーに攻撃!」
大剣を振り上げ、ブラック・ティブロン・ランサーに攻撃を仕掛ける。




レベッカ:「この攻撃を喰らえば、彼の終わりよ!」

小鳥:「シャーク!」

Ⅳ:「凌牙!負けんじゃねえ!」
凌牙の負けは世界の破滅を意味する。

負けは許されない。




凌牙:「お前に言われなくても分かってるぜ!Ⅳ!俺は、たった今、破壊されたトラップカード”鮫の五食”の効果発動!」
凌牙は墓地より、たった今破壊されたトラップカードの効果を発動する。


遊馬:「チッ、破壊したのが仇になったか…」


凌牙:「このカードを墓地より除外することで、バトルフェイズを強制終了する!」
凌牙の目の前に、水で象れた大きな口を開けた鮫が現れ、ホープレスの攻撃を止めた。


ちなみに、ホープレスに装備しているバリアンズ・マテリアルの効果は、フィールド上しか適用しない。つまり、墓地から発動する効果を無効にすることはできないのだ。



凌牙:「更に、相手フィールド上にオーバーレイユニットを持つエクシーズモンスターが存在するとき、合計5つまでオーバーレイユニットを取り除くことができる!」
水で象れた鮫が、ホープレスに乗っているオーバーレイユニット12個の内5つを食べてしまう。


No.98絶望皇ホープレス
オーバーレイユニット:12→7


遊馬:「攻撃を無効にすると同時に、ホープレスからオーバーレイユニットを奪うとはな。やるぜ、シャーク。俺はカードを1枚セットし、ターンエンド」
遊馬のターンが終了した。


遊馬:「このターンは、何とか凌いだが、いつまでも続くものじゃねえ。次の俺のターンで、シャーク、お前を倒す!」

凌牙:「俺は負けねえ。みんなから託されたものを俺は背負っているんだ。後ろにいる連中だけじゃねえ。お前からもだ、遊馬」

遊馬:「シャーク…」

凌牙:「ぶっ倒してやるよ、お前を。そして、目を覚まさせてやる!バカなお前をな!」
凌牙は叫んだ。生涯の友である遊馬を必ず助けると。


アストラル:『シャーク…』

エリファス:『彼は本気で遊馬を助けようとしているのか…』
凌牙がデュエルを始めるときに、「お前を止めて、世界を救う」と言っていた。

その言葉の裏には、遊馬を助けるという意味も込められていたのだ。


遊馬:「フッ、おもしれえ。なら、俺を止めて見せろ!どの道に、次のターンがお前の最後だ」

凌牙:「お前に言われなくてもわかっている!俺は、このドローに全てを賭ける!」
凌牙のNo.3のエースのマークが輝き始めた。


このドローが最後だ。全てが、この1枚に掛かっている…。


凌牙は自分の思いをデッキに伝える。このデュエルに勝つことが、今、自分がやるべきことだと…。





13ターン
凌牙
LP100
遊馬
LP1500


凌牙:「俺のターン!これで全て決める!ドロー!」
凌牙はカードを引いて、そのカードを確認する。

そして、引いたカードは使用せず、リバースカードを発動した。

凌牙:「リバースカードオープン!”オーバーレイユニット・カバー”!フィールド上に存在するオーバーレイユニットを全て破壊する!」


遊馬:「前のターンに伏せていたカードは、オーバーレイユニットを破壊する効果を持つカードだったか…」
少し予想外だった。攻撃力を上げるカードとかだと思っていたが、まさかオーバーレイユニットを破壊するカードだとは、遊馬も思っていなかった。


No.98絶望皇ホープレス
オーバーレイユニット:7→0


凌牙:「更に破壊したオーバーレイユニット1つに付き、取り除かれたモンスターの攻撃力は100ポイントダウンする。ホープレスは7個のオーバーレイユニットを失った。よって、700ポイント攻撃力がダウン!」
ホープレスの攻撃力が下がる。


No.98絶望皇ホープレス
攻撃力3000→2200



遊馬:「ブラック・ティブロン・ランサーよりも攻撃力が下回ったか」


凌牙:「まだ、このターンで決めるには、もう一押し足りない。だが、このカードを使用して、このデュエルに終止符を打つ!」
凌牙は、このターン、ドローフェイズで引いたカードを前に突き出してそう言い、そのカードを発動する。


凌牙:「マジックカード”デファンス・ポワゾン”!相手フィールド上に存在するモンスターの攻撃力が下がったとき、更に同じ数値分、そのモンスターの攻撃力がダウンし、自分フィールド上に存在するモンスターの攻撃力が、1000ポイントアップする!」

遊馬:「くっ、ということは、ホープレスの攻撃力は1500になり、ブラック・ティブロン・ランサーの攻撃力が3800になるということか…!」
遊馬の言う通りに、モンスターの攻撃力が変化する。






No.98絶望皇ホープレス
攻撃力2200→1500


ブラック・ティブロン・ランサー
攻撃力2800→3800


凌牙:「最も、攻撃力が上がったモンスターは、エンドフェイズ時に除外されるがな…」
このカードのコストは、攻撃力が上がった自分のモンスターがエンドフェイズに除外されるというところだ。

だが、これでブラック・ティブロン・ランサーで、ホープレスを破壊することができる。それに破壊して戦闘ダメージが通れば、遊馬のライフは0になる。



右京:「今、ホープレスにはオーバーレイユニットがない。よって、攻撃を無効にする効果は発動できない!」

明里:「この攻撃が通れば、遊馬は負ける…」
遊馬が負ければ世界は救われる。

しかし、実の弟が負けたとき、弟は一体どうなるのか。明里は、それが心配だった。


凌牙:「これで終わりだ!ブラック・ティブロン・ランサーでホープレスに攻撃!スピニング・トライデント!!」
ブラック・ティブロン・ランサーの攻撃が遊馬に迫る。



ハルト:「これで、ホープレスは破壊されて、デュエルに決着が着く!」

カイト:「…!」
カイトは、遊馬の表情を見た。彼の口は笑っていた。

カイト:「いや…、まだ終わりじゃない…」
カイトは小さい声で呟いた。


遊馬:「詰めが甘かったな、シャーク」

凌牙:「!?」

遊馬:「リバースカード発動!”バトル・ブレイク”!」
遊馬が伏せカードを発動した。

発動されたカードを見て、凌牙が驚く。


遊馬:「このカードは相手モンスターの攻撃宣言時に発動し、その攻撃モンスターを破壊し、バトルフェイズを終了する。ただし、相手が手札からモンスター1体を見せた場合、このカードの効果を無効になる」
遊馬がカード効果の説明をする中で、凌牙は自分の手元を見た。

何もない…。そう、凌牙の手札は1枚もないのだ。


遊馬:「お前の手札は0枚。よって、バトル・ブレイクのこの効果は無効化されない」
バトル・ブレイクの効果で、ブラック・ティブロン・ランサーが破壊される。



凌牙:「…」
凌牙戦意喪失。もう何もできない。


手札は0枚。発動するカードがない。


遊馬の場にホープレス。つまり、次の遊馬のターンで凌牙はトドメを刺されるということだ。


遊馬:「もうお前にできることはない。さっさとターン終了の合図をだせ」
遊馬がターンエンドの宣言をしろと凌牙に言う。


遊馬:「よくここまでやってきた。だが、もう苦しむことはねえ。さっさとターンを終わらせろ」
遊馬がそう言うと、凌牙は拳を握り占める。


凌牙:「まだだ」

遊馬:「?」

凌牙:「まだ諦めない。お前を助けるまで絶対に諦めないぞ!」
もう負けは見えている。だが、凌牙はそう叫んだ。

遊馬を助けたいと…。本音を隠さず、思っていることを叫んだのだ。



璃緒:「凌牙…」
凌牙の気持ちが胸に刺さったような感じがした璃緒。

皆も、彼の気持ちが痛いほどわかる。遊馬は、自分たちを強くしてくれた。だから、必ず助けたい。また彼と笑った人生を過ごしたいのだ。



凌牙:「俺が負けても、まだカイトたちがいる。お前を助けるまで、俺たちは何度でも、お前の前に現れる。それを忘れるな!ターンエンド」
凌牙のターンが終了した。


凌牙の言葉は、遊馬の胸にも突き刺さっていた。


遊馬:「お前も、俺に似てきたな。これが人生って奴か」
そんなことを言い始めた遊馬の足元が輝き出した。


凌牙:「?」

遊馬:「ホント、あの時とは逆になっちまったな」
遊馬は笑った。


遊馬:「お前なら、必ずホープレスのオーバーレイユニットを取り除いてくると思っていたぜ。まさか、伏せカードでやって来るとは思っていなかったがな…」

凌牙:「遊馬、お前何を…」


遊馬:「バリアンズ・マテリアルの効果発動。このカードを装備したエクシーズモンスターのオーバーレイユニットが全て取り除かれたターンのエンドフェイズ時、コントローラーは、装備モンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける」
その効果を聞いて、みんなの目が丸くなる。


未来:「元々の攻撃力分のダメージを受けるって…」

一馬:「ホープレスの元々の攻撃力は2000…」



小鳥:「ってことは…」
顔を曇らせながら小鳥は言った。




遊馬:「あぁ、俺のライフは…0になる」

凌牙:「遊馬、お前、最初から…」
凌牙が手を伸ばそうとした瞬間、遊馬の足元の輝きが遊馬を飲み込んだ。



小鳥:「ゆうまぁぁ!」


遊馬
LP1500→0





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十数年前


まだ、遊馬が仲間たちと再会するもっと前の時期


フロンティア本部ビル屋上


ライト:「お前が、世界を滅亡させるって?」


遊馬:「もしもの話しだ。四大神王者は、世界勢力で一番強いって言われている。国家政府や組織の上層部は、俺たちが世界を破壊するんじゃねえかって疑う奴も多い」
遊馬は、緑色の髪の毛をした男性矢橋ライトと話していた。


当時、四大神王者の正体を知る者は数少なかった。

国家政府の上層部、各大組織の上層部、フロンティアではSOA特務隊の各リーダーが、遊馬たちの正体を知っている。

そんな中、SOA特務隊第4係に属するライトはリーダーでも何でもないが、遊馬とは特に話す仲であった。


ライト:「あぁ、確かにそうだな。四大神王者は凄く強い。俺だって、この目でそれを見たからな」

遊馬:「それで、俺がもし世界を破壊しようとしたら、お前はどうする?」
遊馬はペットボトルに入っている水を飲む。


ライトは「そうだな…」と悩み始める。



腕を組んで悩んでいると、ライトは「ぷっ」と笑い始めた。


遊馬:「なんだよ?俺は真剣なんだぞ」

ライト:「あ、あぁ、わりい。でも、お前が世界を破壊することなんてできるのかよ」

遊馬:「どういう意味だよ?」

ライト:「もしお前が世界を破壊しようと動いて、俺や仲間たちが止めたとしても、お前、自分で負けそうな気がしてよ」

遊馬:「はあ?なんだよそれ」

ライト:「だって、そうだろ。世界を守る奴がいきなり、そんな立場になっても、心はすぐに切り替えられねえ。身体が勝手に、世界を守ろうと動いちまうぜ」

遊馬:「そんなものか…」
遊馬は空を向いて言った。

ライト:「そんなもんだよ。人間は案外1つの道にしか歩けねえものさ…」




懐かしい会話。今は亡き友が、俺にそう言ってくれたことは、今でも覚えている…。

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遊馬:『ライト…。お前の言う通りだな。俺に世界を破壊することなんてできないぜ』
遊馬の身体は、地面に叩き付けられ倒れる。




凌牙:「遊馬!」
凌牙が遊馬の倒れている場所へ走る。


遊馬:「来るな、シャーク」
凌牙は起き上がり、手を突き出してストップを呼びかける。


凌牙の後ろに小鳥や一馬たちが来た。




一馬:「遊馬、これがお前が求めていた結末か…」

遊馬:「…」

未来:「自分を犠牲にして、世界を本当の意味で救う。ドン・サウザンドの脅威から…」
遊馬を心配そうに見つめる未来。

遊馬はゆっくりと口を開いた。


遊馬:「さっきも言ったはずだぜ、母ちゃん。ドン・サウザンドの出現は、この多元世紀にとって始まりに過ぎないって…。まだまだ世界を襲う脅威は迫ってくる。俺は、身体を張って、その脅威の1つを、この世界から断ち切っただけだ…」
遊馬の身体が徐々に輝き出した。



明里:「遊馬…!」

右京:「遊馬君!」
信じたくはない。だが、遊馬はデュエルに負けた。ということは…。


遊馬:「デュエルに負けたんだ。敗者の定めは、当然こうなるさ」


ハルト:「そんな…」

カイト:「遊馬、お前は、これで満足なのか…!世界の脅威を1つだけ救って…!」

ゴーシュ:「世界は、まだまだ沢山の脅威が迫るんだろ!なら、お前の力はこれからも必要なはずだ!」
ゴーシュ達が遊馬に思っていることを叫んだ。

涙が出るの堪えて…。


遊馬:「俺がいなくても、まだ遊戯さんがいる…。それに…」
遊馬は話しを続けようとしたが、少し笑って言葉を止めた。


遊馬:『あの人達とは、きっと会えるよな…』
遊馬は心の中で呟いた。



遊馬:「俺が消えれば、カイゼル・サウザンドは、ネオコーポレーションシティ上空より消える。その前に、早く脱出しろ」
遊馬の言う通りなのかもしれない。周りの空間が徐々に崩壊しているような気がしていた。


遊馬:「50年本当に心配かけて悪かったな。みんなに会えて嬉しかったぜ」
遊馬は笑ってそう言ったが、その目には涙が流れていた。


小鳥:「遊馬!」
小鳥は遊馬に駆け寄り、ギュッと抱きしめた。


遊馬が消えれば、この感触はもう味わえない。


絶対に離すもんかと、小鳥は遊馬は強く抱きしめる。



キャッシー:「遊馬…」

鉄男:「くっ」
キャットちゃんや、鉄男たちからも涙が出る。



遊馬の覚悟は、みんなに伝わったようだ。



遊馬は小鳥のぬくもりを感じながら目を閉じる。



遊馬:『遊戯さん、結局俺は、あなたの足を引っ張ってばかりでしたね…。後のことは任せましたよ』
遊馬の涙は止まらない。

もう消えることが、今俺にできることだから…。



エリファス:『遊馬…』

アストラル:『思っていた通り、君はまだ消えるべき存在ではないようだ』
エリファスとアストラルがそう呟くと、遊馬のNo.1のエースのマークが輝き始めた。


それだけじゃない。小鳥のNo.2、凌牙のNo.3、カイトのNo.4、ⅤのNo.5、アンナのNo.6、ドルべのNo.7、ゴーシュのNo.8のエースのマークが輝き始めた。


思い、努力、友情、知性、怒り、癒し、勇気。7つの力が、遊馬のエースのマークに力を与え、光のオーラが遊馬を包み込む。



慎也:「これは…!」

ペガサス:「一体、何が追起きているのデース!?」
何が起きているのか理解できないペガサスたち。


遊馬の身体の中から、何かが抜けている…。



遊馬:『体の中が温かい…。小鳥に抱きしめられているからか…。いや、これは俺自身の闇の力が…』



遊馬はゆっくりと目を開ける。

小鳥:「遊馬…」
遊馬を抱きしめていた小鳥も一旦、遊馬から離れる。

消えかけていたはずの、遊馬の身体は、消えずに何事もなかったかのような状態になっていた。


遊馬:「これは…」
自分の身体を見て、今現実に起きていることが信じられない遊馬は目をパチクリさせる。






アストラル:『エースのマークが君の消滅を止めたのだ。代わりに君の中にあるドン・サウザンドの力を消滅させたようだ』
アストラルが目の前に立ちそう言った。

遊馬は自分の掌を見つめる。



アストラル:『最もオーバーハンドレットナンバーズは、残っているようだが』


遊馬:「なぜ、エースのマークは、俺の消滅を止めた。俺は、世界を破滅しようとしたんだぞ」

アストラル:『エースのマークは、君の本心に気づいていたのだろう。キミは最初から世界を破滅しようとはしていなかった。自分を犠牲にして、世界を守ろうとしていた。結果、その思いがエースのマークに通じて、君を守ったのだ』
遊馬にとって予測していないことだった。

いや、そもそもエースのマークに、こんな力があることすら知らなかった。みんなより、エースのマークのことは知っているつもりだったが、この紋章はまだまだ未知の力が隠されているのかもしれない。


小鳥:「遊馬…!」
小鳥は遊馬をギュッと抱きしめる。これからも、このぬくもりを感じれる。小鳥は、それだけで嬉しかった。


遊馬:「待ってくれ、小鳥。俺は、みんなの敵に回ったんだ。沢山迷惑かけたんだぞ。そんな俺を許すのか?」
遊馬は抱きしめてくる小鳥を一旦離す。

小鳥の目からは嬉し涙がこぼれていた。


小鳥は涙を拭いてこう言った。

小鳥:「そんなの…、許すわけないでしょ」

遊馬:「…」

小鳥:「けど世界のために、遊馬は自分を犠牲にして戦ってくれた。だから、それでお相子よ」

小鳥は笑ってそう言った。

そして、凌牙がしゃがみ込む。

凌牙:「遊馬、前に言ったよな。人を信じる力、諦めない心、絶対に捨てるなって。お前は、今でもその気持ちを忘れていない。だから、自分を犠牲にして世界を守ろうとしてたんだろ?だが、これだけは言わせてもらう。俺たちも、お前と同じ気持ちを持っている。人を信じる力、諦めない心って奴を」

遊馬:「!」

凌牙:「だから、俺たちはここまで戦えた。世界を守るために、戦いを諦めなかったんだ…」
皆が優しい目で、遊馬を見る。


遊馬は下を向いて、涙を流す。嬉しい気持ちでいっぱいだ。


未来:「もう二度と、こんな真似はしないでよね。お母さん許さないわよ」
未来は笑ってそう言った。未来も怒っていない。表情でわかる。


遊馬:「あぁ…」
遊馬は涙を拭いた。


すると、突然地面が揺れ出した。

フェイカー:「これは…!」
急な揺れに、皆が動揺する。


すると、周りの空間が消滅を開始した。


遊馬は懐に仕舞っていた血のデスリング、ヴィータのペンダント、アラクネーの宝玉を見る。


遊馬:「もう俺でも制御できないか。急げ!カイゼル・サウザンドが消滅する前に脱出するぞ!」
遊馬は小鳥と一緒に立ち上がった。


璃緒:「でもどうやって…!」
確かに脱出する方法がない。入る時は、バリアンズスフィアキューブを使用し、ゲートを生成してここへ入ってきたが、今は誰もバリアンズスフィアキューブを持っていなかった。

だが…。



ピカッ


小鳥:「!」
何かが地面に落ちていた。

小鳥はそれを拾う。

小鳥:「これって…」
それは、バリアンズスフィアキューブだった。


落ちていた場所は、シンディが消滅した場所だった。


小鳥:「シンディ…」
シンディが私たちに逃げ道を作ってくれたのだ。

小鳥:「ベクター!」
小鳥はバリアンズスフィアキューブをベクターに投げる。

ベクター:「これは、バリアンズスフィアキューブ…!」

小鳥:「それを使ってゲートを!」
小鳥の言われた通りに、ベクターはバリアンズスフィアキューブを使って、ゲートを生成した。


ピアーズからもらったとき、使い方は熟知していたから、すぐにゲートは出てきた。


凌牙:「みんな急げ!」
皆は急いで、ゲートの中へ入った。








フロンティア本部ビル屋上


影丸:「カイゼル・サウザンドが消えて行く…!」

斎王:「中にいる、みんなは!」
斎王たちが、中へ潜入した皆を心配する。



すると、目の前にゲートが現れ、そこから中へ潜入した者達が全員現れる。


マーサ:「みんな!」
マーサたちが駆け寄る。


トメ:「みんな、無事だったみたいね」
トメがみんなの無事を確認する。



慎也:「みんな、脱出できたな」
慎也が全員脱出できていることを確認する。


みんなが潜ってきたゲートが消え、ベクターが持っていたバリアンズスフィアキューブが砕け散った。


ベクター:「…」
ベクターは砕け散ったバリアンズスフィアキューブの破片を下に落とす。


カイゼル・サウザンドが少しずつ消滅していく。


凌牙と遊馬はそれを見つめる。


そして、遊馬は側にいた元帥・百々原の元へ近づく。


近づく間に、遊馬はミッションウォッチから1通のメールを送った。宛先は”アッシュ”と書かれていた。つまり、四大神王者のNo.1遊戯宛のメールということだ。

すぐにメールを送った遊馬は、百々原の前に立つ。

遊馬:「ミッション、完了です」
遊馬は、そう一言言った。


百々原:「うむ、ご苦労だった」
百々原は遊馬を見つめる。

百々原:「よく戻ってきた」
安心した表情で、百々原は言った。

遊馬は、ここにも自分待ってくれた人がいたことに涙がこぼれそうになるが、それを堪えて、こう言った。

遊馬:「四大神王者の1人として、仲間をそして世界を守ることが俺の任務です」


凌牙は遊馬の肩を掴み、目を合わせる。

遊馬はその目線に少しだけ笑った。


ようやく、みんなの元に帰って来れたんだ…。



ドン・サウザンドが起こしたバリアン決戦。この戦いは、多元世紀始まって以来の歴史に深く刻まれることになるだろう。








とある男が、1通のメールを受信した。

「ミッション完了です」
メールにはそう書かれていた。

そのメールを見た男の口が安心したかのようににやけた。









第11ED『切望のフリージア《DaizyStripper》』






次回予告

ナレーション:バリアンの決戦から10年。

ここに、新たな戦いが、幕を開けようとする。

その戦いで起きる事件とは一体何か…。

10年の時を越え、SOA特務隊が再び立ち上がる。


吹雪:次回、遊戯王5DXAL「麗しのブランイヤリング」


吹雪:「僕は、一度見た女のことを忘れないんだよね」





遊戯王5DXAL豆知識コーナー!!



遊馬:「俺が今回使用した”No.98絶望皇ホープレス”は、自分または相手の攻撃宣言時にオーバーレイユニットを使用することで、攻撃を無効にして表示形式を変更する効果を持っているぞ。”希望”の逆の”絶望”を司る戦士だ」
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