第182話:『死神に染まった地獄の門』
ドン・サウザンド:「理解してもらうつもりはない。これから滅びゆく人間共が味わうのは絶望だけなのだから」
紫色のヌメロン・コードが輝き出す。
凌牙:「何だ…!」
ドン・サウザンド:「さあ、見るがいい。闇のヌメロン・コードの力を…!」
ドン・サウザンドは紫色に染まった闇のヌメロン・コードの力を解放する。
アストラル:『闇のヌメロン・コード…、それが奴が記憶で生み出したヌメロン・コード…!』
紫色に輝くヌメロン・コードは輝きと放つとともに風圧を発生させる。
レイ:「きゃ!」
万丈目:「何だ…!この感じは…!」
風圧を浴びただけで身体が震えそうになる。
ドン・サウザンドが持つヌメロン・コードは、ただのヌメロン・コードではない。遊馬やアストラル、エリファスがそう思った。
紫色に輝くヌメロン・コードが消え、ドン・サウザンドは右手に持つカード1枚を上に挙げる。
ドン・サウザンド:「見るがいい!これぞ!我が真の力の原初!マジックカード”ヌメロン・ダーク・ホープ”を発動!!」
ドン・サウザンドのフィールドに、異次元のワープホールが現れる。
そのワープホールからとてつもない殺気が漂ってきた。
アストラル:『何だ…、あのカードは…!』
遊馬:「それよりもあのワープホールから感じる殺気…。今まで感じたことがねえぞ」
様々な戦いをくぐり抜けてきた遊馬でさえ、ワープホールから感じる殺気にはかなり動揺していた。
ドン・サウザンド:「ヌメロン・ダーク・ホープは、ヌメロン・サンクチュアリが場にある時、エクストラデッキからヌメロンと名の付くエクシーズモンスター4体を特殊召喚するカード」
ドン・サウザンドがそう言うと、ワープホールの頭上に4体のモンスターの幻影が現れる。
エリファス:『あれは…!』
アストラル:『No.1からNo.4のゲート・オブ・ヌメロンモンスター…!?』
凌牙:「なら、奴はその4体を出すつもりなのか…!」
遊馬:「いや、その4枚のカードは、俺の手にある!」
そう言って、遊馬はNo.1からNo.4の4体のナンバーズモンスターのカードを手元に取る。
ドン・サウザンド:「そう、あの時、我が使用した4体のゲート・オブ・ヌメロンは、お前の手にある。だが、闇のヌメロン・コードは、その4体を凌駕する力を我に与えてくれた!」
ドン・サウザンドのフィールドに現れた4体の幻影がワープホールの中へ吸い込まれる。
そして、新たなモンスターが姿を現す。
ドン・サウザンド:「闇のヌメロン・コードは誰も逆らうことのできないカードだ」
ドン・サウザンドのデュエルディスクのモンスターゾーンにセットした4体のエクシーズモンスターカードが、ワープホールの中より現れる。
闇のオーラを纏ったNo.1~No.4までのヌメロンモンスターの姿を象ったモンスターが降臨する。
ドン・サウザンド:「これが、我の新たな力!いでよ!」
遂に、ドン・サウザンドの真の力が、世界を揺るがす!
第10OP『鏡のデュアル・イズム《petit milady》』
第182話:『死神に染まった地獄の門』
ドン・サウザンド:「これが、我の新たな力!いでよ!」
ドン・サウザンドの場に現れたのは、かつてドン・サウザンドが使用し、今は遊馬が持っているNo.1からNo.4の4体のナンバーズモンスターに似ても似つかないモンスターたちだった。
ドン・サウザンド:「”No.Ⅳゲート・オブ・ヌメロン-チャトゥヴァーリ・ネルガル”!!」
No.Ⅳ(ナンバーズ.フォー)ゲート・オブ・ヌメロン-チャトゥヴァーリ・ネルガル
ランク1 攻撃力1000
ドン・サウザンド:「No.Ⅲ(ナンバーズ.スリー)ゲート・オブ・ヌメロン-トゥリーニ・タナトス!!」
No.Ⅲゲート・オブ・ヌメロン-トゥリーニ・タナトス
ランク1 攻撃力1000
ドン・サウザンド:「No.Ⅱゲート・オブ・ヌメロン-トゥヴェー・ホロン!!」
No.Ⅱ(ナンバーズ.ツー)ゲート・オブ・ヌメロン-トゥヴェー・ホロン
ランク1 攻撃力1000
ドン・サウザンド:「そして、No.Ⅰゲート・オブ・ヌメロン-エーカム・オルクス!!」
No.Ⅰ(ナンバーズ.ワン)ゲート・オブ・ヌメロン-エーカム・オルクス
ランク1 攻撃力1000
ナンバーズのNo.1からNo.4は共通でゲート・オブ・ヌメロンの名を持ち、それぞれNo.1はエーカム、No.2はトゥヴェー、No.3はトゥリーニ、No.4はチャトゥヴァーリと言う名を持っていた。
今回、ドン・サウザンドが出してきたモンスターは、その名前の語尾に”死神”の名前が付いた。
そして、カードもそうだが、それぞれモンスターに刻まれているⅠからⅣの数字は黒く染まっていた。
小鳥:「ドン・サウザンドの新たなナンバーズ…!」
闇川:「なんてどす黒いオーラだ…。まるで、人を殺すために出てきたこの殺気…」
闇川はドン・サウザンドが出した4体のモンスターを見て、そう言った。
そして、4体のモンスターは、今デュエルをしている凌牙と遊馬だけでなく、後ろでデュエルを見ている仲間たちにも殺気をぶつける。
六十郎:「奴らの視線は、ワシらにも向いておるな…」
ハラルド:「ここにいる全員が敵ということか」
ハラルドたちは、デュエルとはいえいつ奴らがこちらに攻撃を仕掛けてきても動けるように警戒する。
ドン・サウザンド:「我の場に4体のヌメロンモンスターが現れた。よってヌメロン・サンクチュアリの効果で、ヌメロンモンスターの攻撃力は倍になる!」
4体のヌメロンモンスターの攻撃がアップする。
No.Ⅳゲート・オブ・ヌメロン-チャトゥヴァーリ・ネルガル
攻撃力1000→2000
No.Ⅲゲート・オブ・ヌメロン-トゥリーニ・タナトス
攻撃力1000→2000
No.Ⅱゲート・オブ・ヌメロン-トゥヴェー・ホロン
攻撃力1000→2000
No.Ⅰゲート・オブ・ヌメロン-エーカム・オルクス
攻撃力1000→2000
4体のヌメロンモンスターは揃って攻撃力が2000になる。
ジャック:「攻撃力2000のもんすモンスターがいきなり4体もフィールドに!」
クロウ:「そんなんありかよ…!」
ドン・サウザンドの圧倒的な力の前に驚くジャックたち。
しかし、これはまだ序の口だった。
ドン・サウザンドの力は、こんなものではない…。
ドン・サウザンド:「バトルフェイズ。No.Ⅰゲート・オブ・ヌメロン-エーカム・オルクスで、九十九遊馬のブルブレーダーに攻撃!!」
エーカム・オルクスが、遊馬のブルブレーダーを粉砕した。
遊馬:「くっ」
遊馬
LP4000→3600
凌牙:「遊馬!」
遊馬:「心配するな、問題ねえよ」
遊馬はダメージを受けたものの、身体への負担は全然なかったようだ。
ドン・サウザンド:「No.Ⅰゲート・オブ・ヌメロン-エーカム・オルクスの効果発動。バトル終了後、オーバーレイユニットを1つ取り除くことで、フィールド上に存在するヌメロンモンスターの攻撃力を倍にする」
アストラル:「ヌメロンモンスターの攻撃力を倍にするだと…」
遊馬:「チッ、ということは…」
ドン・サウザンド:「ヌメロン・サンクチュアリの効果の効果でオーバーレイユニットを使用しなくても、エーカム・オルクスの効果は発動できる。さあ、更なる力を手にせよ!!」
4体のヌメロンモンスターが黒いオーラに包まれ、攻撃力がアップする。
No.Ⅳゲート・オブ・ヌメロン-チャトゥヴァーリ・ネルガル
攻撃力2000→4000
No.Ⅲゲート・オブ・ヌメロン-トゥリーニ・タナトス
攻撃力2000→4000
No.Ⅱゲート・オブ・ヌメロン-トゥヴェー・ホロン
攻撃力2000→4000
No.Ⅰゲート・オブ・ヌメロン-エーカム・オルクス
攻撃力2000→4000
攻撃力4000のモンスターがドン・サウザンドのフィールドに4体並んだ。
アキ:「攻撃力4000のモンスターが4体に…」
愛:「ダイレクトアタック1回で済む攻撃力を持つモンスターが4体も出るなんて…!」
一星:「これが、ドン・サウザンドの実力か…!」
ドン・サウザンドの化け物のような力に、唖然とするアキたちであった。
ドン・サウザンド:「まずは、九十九遊馬!お前を消し飛ばしてくれる!No.Ⅱゲート・オブ・ヌメロン-トゥヴェー・ホロンで、九十九遊馬にダイレクトアタック!」
攻撃力4000のトゥヴェー・ホロンが遊馬に迫る。
鉄男:「マズい!このダイレクトアタックで遊馬は瞬殺だ!」
明里:「なんとかしなさい!遊馬!」
姉の明里が、どこか怒ったような口調で遊馬に言った。
遊馬:「姉ちゃんに言われなくてもわかってるぜ。リバースカード発動!”アストラル・オーラ”!このターン、自分のモンスターが戦闘で破壊されたとき、その後の戦闘ダメージは全て0になる!」
トゥヴェー・ホロンが放たれた攻撃が遊馬に当たる直前に遊馬の周りにバリアが現れ、攻撃を受け止めた。
アンナ:「よし、これで、このターン、あいつがどれだけ攻撃しても遊馬へのダメージはねえ」
ドロワ:「どんなに攻撃力が高いモンスターが並んでも、ダメージが通らなければ意味はない」
遊馬へのダメージは全て0になる。それは、誰もが喜んだ。
だが―
ドン・サウザンド:「フッ、あまいな。No.Ⅱゲート・オブ・ヌメロン-トゥヴェー・ホロンの効果発動!バトル終了後、オーバーレイユニットを1つ取り除くことで、フィールド上に存在するヌメロンモンスターの攻撃力を倍にする!」
トゥヴェー・ホロンがどす黒いオーラに包まれる。
エリファス:「また攻撃力が上がるのか!」
凌牙:「ということは…」
ドン・サウザンド:「ヌメロン・サンクチュアリの効果でオーバーレイユニットを使用しなくても、トゥヴェー・ホロンの効果は発動できる。神の力に限界はない!」
ドン・サウザンドが両手を大きく広げて4体のモンスターに更なる力が与えられる。
No.Ⅳゲート・オブ・ヌメロン-チャトゥヴァーリ・ネルガル
攻撃力4000→8000
No.Ⅲゲート・オブ・ヌメロン-トゥリーニ・タナトス
攻撃力4000→8000
No.Ⅱゲート・オブ・ヌメロン-トゥヴェー・ホロン
攻撃力4000→8000
No.Ⅰゲート・オブ・ヌメロン-エーカム・オルクス
攻撃力4000→8000
オブライエン:「攻撃力8000のモンスターが4体!?」
ジム:「デストロイ!たった1ターンでこれだけのことをしてくるとは…!」
ヨハン:「4体中2体のモンスターが攻撃をし、ヌメロンモンスターの攻撃力を倍にした。攻撃が残っているモンスターは残り2体。まさか、こいつらも…!」
ヨハンの予想は的中するのであった。
もう遊馬にダイレクトアタックしてもダメージはない。だが、効果を発動するためあえて攻撃する戦略も、デュエルにはある。
ドン・サウザンド:「No.Ⅲゲート・オブ・ヌメロン-トゥリーニ・タナトスでダイレクトアタック!」
トゥリーニ・タナトスが遊馬に攻撃を仕掛けるが、遊馬の周りに展開されているバリアのおかげで遊馬にダメージはない。
ドン・サウザンド:「トラップカードの影響で、貴様への戦闘ダメージは0だが、No.Ⅲゲート・オブ・ヌメロン-トゥリーニ・タナトスの効果は発動する!ヌメロンモンスターの攻撃力を更に倍にする!」
トゥリーニ・タナトスの効果で、4体のヌメロンモンスターの攻撃力は更に倍になる。
No.Ⅳゲート・オブ・ヌメロン-チャトゥヴァーリ・ネルガル
攻撃力8000→16000
No.Ⅲゲート・オブ・ヌメロン-トゥリーニ・タナトス
攻撃力8000→16000
No.Ⅱゲート・オブ・ヌメロン-トゥヴェー・ホロン
攻撃力8000→16000
No.Ⅰゲート・オブ・ヌメロン-エーカム・オルクス
攻撃力8000→16000
ペガサス:「攻撃力が10000を越えた…!」
隼人:「なんてことなんだな…」
デュエルモンスターズの生みの親でもあるペガサスですら、この状況に驚く。
ドン・サウザンド:「そして最後だ。No.Ⅳゲート・オブ・ヌメロン-チャトゥヴァーリ・ネルガルでダイレクトアタック!!」
チャトゥヴァーリ・ネルガルが遊馬にダイレクトアタックを仕掛ける。
勿論、遊馬へのダメージはない。
ドン・サウザンド:「No.Ⅳゲート・オブ・ヌメロン-チャトゥヴァーリ・ネルガルの効果で、ヌメロンモンスターの攻撃力は更に倍だ」
チャトゥヴァーリ・ネルガルが黒いオーラに包まれ、他のヌメロンモンスターと共に力を倍増する。
No.Ⅳゲート・オブ・ヌメロン-チャトゥヴァーリ・ネルガル
攻撃力16000→32000
No.Ⅲゲート・オブ・ヌメロン-トゥリーニ・タナトス
攻撃力16000→32000
No.Ⅱゲート・オブ・ヌメロン-トゥヴェー・ホロン
攻撃力16000→32000
No.Ⅰゲート・オブ・ヌメロン-エーカム・オルクス
攻撃力16000→32000
遊馬、凌牙:「「!!」」
ドン・サウザンドを相手にしている遊馬と凌牙は開いた口が塞がらなかった。
ハラルド:「攻撃力32000のモンスターが4体…!」
海馬:「これが神を名乗る力だというのか…」
海馬たちもドン・サウザンドのフィールドを見て唖然とする。
もう、この状況を簡単に潜り抜けることはできない。
攻撃力30000越えのモンスターが4体も場に出るのはそう滅多にない。
改めてわかる。ドン・サウザンドの力は化け物だと。
遊馬:「昔に比べてかなりパワーアップしてんな」
凌牙:「あぁ、次の俺のターンであいつらを何とかしないと、ドン・サウザンドのターンが回ってきた時点で、俺たちの負けだ」
遊馬:「できるか?シャーク」
遊馬はこの状況を何とかできるのか、凌牙に確認する。
凌牙は、自分の手札を見つめる。
凌牙:「やるしかないようだな」
凌牙はドン・サウザンドを見てそう言った。
ドン・サウザンド:「この状況を何とかするようだが、お前にできるのか?我の場には攻撃力32000のモンスターが4体もいる。この状況を、覆すのは簡単には行かないぞ」
ドン・サウザンドは凌牙にプレッシャーをかける。
ドン・サウザンド:「なぜなら、まだ我には更なる高みへ行かねばならんのだからな!」
ドン・サウザンドの頭上に、異次元のワープホールが現れる。しかも、かなり大きいワープホールだ。
本田:「あいつ、まだ何かする気か!」
ヴァロン:「これ以上、何するつもりだ…!」
大きなワープホールが現れたことで、皆が動揺する。
ドン・サウザンド:「ヌメロン・ダーク・ホープのもう一つの効果を発動!この効果で特殊召喚したモンスターすべてがこのターン攻撃を行ったとき、エクストラデッキから”CNo.Ⅰゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ・ブラックホール”を特殊召喚する!!」
大きなワープホールがブラックホールのように黒く染まる。
遊馬:「カオスナンバーズ…」
アストラル:「シニューニャ・ブラックホールだと…」
ドン・サウザンド:「死神が作りし、暗黒の領域ブラックホール。全てを飲み込み、全てを抹消する。さあ、現れるがいい!ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャの力を受け継いだカオスナンバーズよ!」
ブラックホールからドン・サウザンドの新たな切札が舞い降りる。
ドン・サウザンド:「CNo.Ⅰゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ・ブラックホール、ここに降誕」
どこかゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャに似た巨大な門が現れる。
CNo.Ⅰゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ・ブラックホール
ランク2 攻撃力5000
凌牙:「死神…、これが奴の真の力なのか…!」
突然、現れたドン・サウザンドの新たな力に圧倒されてしまう凌牙。
ドン・サウザンド:「ヌメロン・サンクチュアリの効果でシニューニャ・ブラックホール
の攻撃力は2倍になる」
CNo.Ⅰゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ・ブラックホール
攻撃力5000→10000
シンディ:「攻撃力10000のモンスターも出てくるなんて…!」
ドン・サウザンドが召喚したモンスターを見て、シンディが小さい声でそう言った。
ドン・サウザンド:「ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ・ブラックホールは、自分フィールド上にヌメロン・サンクチュアリが存在するとき、次の我のターンのスタンバイフェイズ時に、ヌメロン・サンクチュアリとゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ・ブラックホールが存在すれば、ライフに関係なく、我はデュエルに勝利する」
”特殊勝利”。それはデュエルモンスターズの中にあるカード特有の条件で勝利することである。
有名なカードで例えれば”エクゾディア”である。
そして、このゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ・ブラックホールも特殊勝利の効果を持つ。
エド:「これで、尚更次のターンで何とかしなくてはいけなくなったな」
明日香:「えぇ、次にドン・サウザンドのターンが来てしまったら…」
亮:「2人の負けは確定。世界は滅亡する…」
世界滅亡のカウントダウンが急激に減ってしまった。
元々1時間以上もあったリミットが5分まで縮まった感じだ。
ドン・サウザンド:「我はこれでターンエンド」
ドン・サウザンドのターンが終了した。
しかし―
ドン・サウザンド:「この瞬間、4体のナンバーズヌメロンモンスターの効果発動!」
チャトゥヴァーリ・ネルガル、トゥリーニ・タナトス、トゥヴェー・ホロン、エーカム・オルクスがそれぞれ天に光を差す。
すると、次の瞬間、天から遊馬と凌牙に裁きを与えた・
遊馬:「ぐわああああ!」
凌牙:「がああああ!」
突然、天からの光に襲われる遊馬と凌牙。
小鳥:「遊馬!!」
璃緒:「凌牙!」
Ⅳ:「何だ!?今のは!」
誰もが何が起きたのか状況が理解できなかった。
遊馬
LP3600→400
凌牙
LP4000→800
エリファス:『遊馬たちのライフが…!』
遊馬達のライフが大幅に減っていることに驚くエリファス。
ドン・サウザンド:「ナンバーズヌメロンモンスターがエンドフェイズ時、場に存在するとき、全てのプレイヤーに800ポイントのダメージを与える。ただし、ヌメロンモンスターを場に持つプレイヤーへの効果ダメージは0になる。我の場には4体のナンバーズヌメロンモンスターがいるため、800×4で3200のダメージが、お前たちを襲った」
ドン・サウザンドは少し笑みを浮かべながらそう言った。
その笑みは、凌牙たちを見下している恵美にしか見えなかった。
凌牙:「くそっ…」
ダメージを受けた身体で立ち上がる凌牙。
遊馬:「ヌメロンモンスターを持つドン・サウザンドには有利な効果ということか…」
遊馬も傷ついた身体を引っ張りながら立ち上がる。
フロンティア本部
屋上でモニターに映る遊馬達を見届ける春たち。
春:「遊馬…」
斎王:「ドン・サウザンド、まさかここまで圧倒的なデュエルを見せるとは…」
美寿知:「次のターンで何か策を立てなければ、彼等の負け。この世界は終わりです」
ドン・サウザンドのどう立ち向かえばいいのか。デュエルを見届ける者たちも考えるが、全然いい案が思いつかない。
それほどの戦略で戦っているということだ。ドン・サウザンドの戦略は誰にも破ることができないのか。
東アメリカ大陸のオレガンシティ
大組織サイファー本部
クザン:「破れない戦略などない。必ず打開できる策はあるはずだ」
大組織サイファーの”αG8隊”のリーダーであるクザンが部下たちと共にモニターに映る遊馬達を見ていた。
クザン:「奴は神かもしれない。だが、やっているのは俺たちが知るデュエルモンスターズだ」
クザンの言う通りだ。デュエルモンスターズは、ペガサス・J・クロフォードが作り、人々が広めたものだ。
サイファー本部総帥室
ジェームズ:「打開策はあるはずだが、今の彼にそれを可能にするカードが揃っているかが問題だ…」
1人総帥室に籠りモニターを見るサイファー総帥ジェームズが言う。
モニターに映るのは、手札を見つめる凌牙だった。
カイゼル・サウザンド内部
ドン・サウザンド:「さあ、次はお前のターンだ。バリアンの力があったら、この場を何とかできたかもしれないが、お前にその力はない。つまり、お前にはこの状況をどうすることもできない」
ドン・サウザンドが凌牙に向かって挑発させるような口調で話す。
凌牙:「好き放題言ってくれる。バリアンの力があろうとなかろうと関係ねえ。俺は、このターンで全てをひっくり返すぜ!」
凌牙がデッキの上に指を置く。
4ターン
遊馬
LP400
凌牙
LP800
ドン・サウザンド
LP4000
凌牙:「俺のターン!ドロー!」
凌牙がデッキからカードをドローする。
Ⅳ:「頼むぜ!凌牙!」
右京:「この状況を何とかできるのは君だけだ!」
皆は凌牙を信じ、彼を応援する。
凌牙は引いたカードを見つめる。
凌牙:『この状況をひっくり返すためには、遊馬の力が必要だな』
凌牙はそう言って遊馬を見る。
目線が合った遊馬は、軽く頷いた。
その頷きは、まるで自分が何をしたいのか分かっているようだった。
凌牙:『やっぱり、こういう時は、お前と気が合うな』
凌牙は引いたカードを手札に加え、元々手札にあったモンスターカードをセットする。
凌牙:「俺は”ハンマー・シャーク”を召喚!!」
凌牙の場に頭部が、縦向きの釘抜きハンマーになっているシュモクザメが現れる。
ハンマー・シャーク
レベル4 攻撃力1700
凌牙:「ハンマー・シャーク効果発動!1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に、こいつのレベルを1つ下げ、手札から水属性・レベル3以下のモンスター1体を特殊召喚する!」
ハンマー・シャーク
ランク4→3
凌牙:「俺は”キラー・ラブカ”を特殊召喚!」
ラブカと呼ばれる深海魚をモデルにしたモンスターが現れる。
キラー・ラブカ
レベル3 守備力1500
Ⅲ:「これでレベル3のモンスターが2体…」
Ⅴ:「やるのか…」
凌牙が次に何をするのか何となくわかる。同じレベルを揃えれば、ほとんどはあれをやるはずだ。
凌牙:「行くぞ!俺はレベル3のハンマー・シャークとキラー・ラブカでオーバーレイ!」
2体のモンスターが、フィールド中央に出てきた異次元の渦の中に飲み込まれる。
凌牙:「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」
異次元の渦が爆発を起こし、新たなモンスターが姿を現す。
凌牙:「漆黒の闇より出でし赤き槍!”ブラック・レイ・ランサー”!」
赤い槍を持つ漆黒の魚人が現れる。
ブラック・レイ・ランサー
ランク3 攻撃力2100
慎也:「ブラック・レイ・ランサー…、凌牙が愛用するエクシーズモンスター…」
葵:「けど、あの程度の攻撃力じゃ、とてもじゃないけど太刀打ちなんてできないわ」
攻撃力2100のエクシーズモンスターでは、ドン・サウザンドのモンスター軍団には敵わない。それは誰もがわかっている。勿論、凌牙自身も。
だが、これで終わりではない。
凌牙:「本番はここからだ。マジックカード”マディ・ストリーム・サモン”を発動!!自分フィールド上に存在するエクシーズモンスターを墓地へ送ることで、相手のエクストラデッキから、闇属性または水属性モンスターのエクシーズモンスターを1体を選択し、自分フィールド上に特殊召喚する!!」
マジックカードの効果で、たった今召喚したばかりのブラック・レイ・ランサーが墓地へと送られる。
氷室:「あれを使って、奴からエクシーズモンスターを奪う気か…」
氷室が小さい声で呟く。
ドン・サウザンド:「残念だが、我のエクストラデッキに、水属性と闇属性のエクシーズモンスターはいない。よって、その効果は無効となる!」
その言葉を聞いて、皆が唖然とする。
トロン:「つまり、効果は不発…」
フェイカー:「ブラック・レイ・ランサーは既に墓地へ送られている…。戻ってくることはない」
龍亜:「くそっ!奴から強力モンスターを奪って危機を脱するつもりが、逆に追い込まれた!」
右手の拳を左手の掌にぶつけて悔しがる龍亜。
ドン・サウザンド:「もう諦めることだ。お前にはもう何もできない」
凌牙:「フッ、誰もお前のエクストラデッキからモンスターを呼び出そうとは思っていないさ」
ドン・サウザンド:「何…?」
凌牙:「俺は遊馬のエクストラデッキから水属性のエクシーズモンスターを選択!」
遊馬のエクストラデッキが輝き、1枚のカードが凌牙の手元に飛び出す。
凌牙:「現れろ!No.94!」
異次元の渦から新たなモンスターが目を覚ます。
凌牙:「氷の心をまといし霊界の巫女、澄明なる魂を現せ!”極氷姫クリスタル・ゼロ”!」
凌牙の場に現れたのは氷の姫だった。
No.94極氷姫クリスタル・ゼロ
ランク5 攻撃力2200
一馬:「遊馬が持つナンバーズを彼が召喚した…」
ベクター:「凌牙は初めから、遊馬のナンバーズを呼び出すつもりだったのか」
ドルべ:「しかし、なぜクリスタル・ゼロを…」
凌牙がクリスタル・ゼロを呼び出したわけ…。
それは、後に分かる。
ドン・サウザンド:「お前がナンバーズを出したところで、我が最強のナンバーズ軍団には勝てない」
ドン・サウザンドがそう言うと、ドン・サウザンドの場のヌメロンモンスターたちが物凄いオーラを放つ。
凌牙:「ドン・サウザンド、お前は確かに強い。だが、お前には1つ欠けているものがある」
ドン・サウザンド:「欠けているもの?」
凌牙:「そうだ。お前にかけているもの。それは、信頼できる友、される仲間がいないことだ」
ドン・サウザンド:「…」
凌牙:「目的のためには手段を選ばない。お前はそうやって、下につく奴らを次々と断ち切っていく」
凌牙の頭の中には、ピアーズが消えて行く姿が描写された。
その描写はシンディの中にも浮かんでいた。そして、シンディもまたドン・サウザンドに捨てられた者である。
ドン・サウザンド:「使え無くなればすぐに捨てる。お前たち人間もそうしてきたはずだ」
遊馬:「俺たちは、仲間や友を家族をもの扱いしない。だから、絶対にすぐに捨てることなんてしねえ」
凌牙:「見せたやる、ドン・サウザンド。これが俺達、絆の力。墓地に眠るブラック・レイ・ランサーは今、友の力となるために全てを捧げる!」
凌牙は手札から1枚のカードを場に出した。
凌牙:「”RUM(ランクアップマジック)・フルアーマー・フォース”を発動!!」
凌牙がマジックカードを発動したと同時に、クリスタル・ゼロは光に包まれてしまう。
凌牙:「自分フィールド上に存在するエクシーズモンスター1体を選択し、選択したモンスターと墓地のエクシーズモンスター1体を素材に、選択したモンスターのレベルが1つ上のエクシーズモンスターをエクストラデッキから特殊召喚する!」
クリスタル・ゼロの魂と、墓地のブラック・レイ・ランサーの魂が宙を駆け巡る。
凌牙:「俺はフィールド上の極氷姫クリスタル・ゼロと、墓地のブラックレイランサーを選択し、この2体でオーバーレイ!」
2体のモンスターがフィールド中央に現れた渦の中に吸い込まれる。
凌牙:「フル・アーマード・エクシーズ!!来い!”FA(フルアーマード)-クリスタル・ゼロ・ランサー”!!」
クリスタル・ゼロがブラック・レイ・ランサーをモチーフにした槍と盾を持って現れる。
FA-クリスタル・ゼロ・ランサー
ランク6 攻撃力2200
璃緒:「ブラック・レイ・ランサーとクリスタル・ゼロが1つに…」
龍亜:「こいつはかっこいいぜ!」
凌牙が召喚したモンスターに見とれる龍亜だった。
ドン・サウザンド:「何が絆の力だ。所詮、攻撃力は2200。我のモンスターを倒すことなど、できはしない!」
凌牙:「クリスタル・ゼロ・ランサーの攻撃力は、オーバーレイユニット1つにつき、500ポイントアップする。クリスタル・ゼロ・ランサーには2つのオーバーレイユニットが乗っている。よって、1000ポイントアップ!」
FA-クリスタル・ゼロ・ランサー
攻撃力2200→3200
ドン・サウザンド:「たかが、攻撃力が1000ポイント上がっただけ。やはり無駄なことだ」
凌牙:「無駄かどうかは、このカードを回避してから言うんだな。永続魔法”重武装の電光”を発動!」
凌牙が永続魔法カードを発動した途端、フィールド全体に、落雷が落ちた。
ラフェール:「この落雷は…」
ヴァロン:「一体何が起きるんだ…」
疑問を抱いている間も、落雷は何回も地面に落ちる。
そして、地面に落ち続けていた落雷は、ドン・サウザンドの場にいる4体のゲート・オブ・ヌメロンの攻撃力が全て0になる。
No.Ⅳゲート・オブ・ヌメロン-チャトゥヴァーリ・ネルガル
攻撃力32000→0
No.Ⅲゲート・オブ・ヌメロン-トゥリーニ・タナトス
攻撃力32000→0
No.Ⅱゲート・オブ・ヌメロン-トゥヴェー・ホロン
攻撃力32000→0
No.Ⅰゲート・オブ・ヌメロン-エーカム・オルクス
攻撃力32000→0
ドン・サウザンド:「これは…」
少し動揺しているような様子を見せるドン・サウザンド。4体のヌメロンモンスターの力が失われていることにすぐに気づいた。
凌牙:「重武装の電光は、自分フィールド上に、FA(フルアーマード)と名の付くエクシーズモンスターが存在するとき、相手フィールド上に存在するモンスターの効果を、次の相手ターンのエンドフェイズまで無効にする!ゲート・オブ・ヌメロンは、自身の効果で攻撃力を上げていた。つまり、効果を無効化すれば、その攻撃力は0。そして、ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ・ブラックホールの勝利効果も見送られる」
シニューニャ・ブラックホールも力を失った。しかし、シニューニャ・ブラックホールは自身の効果で攻撃力が上がっているわけではないため、その攻撃力は10000のままだった。
凌牙:「行くぞ!FA-クリスタル・ゼロ・ランサーで、Nゲート・オブ・ヌメロン-エーカム・オルクスに攻撃!!」
クリスタル・ゼロ・ランサーが攻撃態勢に入る。
凌牙:「クリスタル・ジャベリン!!」
クリスタル・ゼロ・ランサーは、手に持つ槍でドン・サウザンドのエーカム・オルクスを粉砕した。
ドン・サウザンド:「っ!」
ドン・サウザンドのライフが大幅に削られた。
ドン・サウザンド
LP4000→800
それを見た瞬間、絶望まじかに立たされている世界中の人々が笑顔を取り戻し、凌牙と遊馬達を応援する。
フロンティア本部屋上
斎王:「勝てる…。勝てるぞ」
イェーガー:「あの2人なら、きっとドン・サウザンドに勝てます!」
マーサ:「アンタたち2人に世界の命運がかかってるんだ。絶対に負けるんじゃないよ!」
シュミット:「世界を救ってくれ!」
春:「遊馬、世界中のみんながお前さんたちを応援しているぞ」
遊馬と凌牙たちに期待する世界中の人々がモニターに映る凌牙と遊馬を応援し、絶望から回避した。
璃緒:「凌牙!絶対に勝ちなさいよ!」
明里:「遊馬!あんたも諦めたら承知しないよ!」
2人の怒りが込められたような応援が2人の、耳に響く。
遊馬:「姉ちゃん」
呆れたような表情をする遊馬と、フッと面白そうに笑う凌牙だった。
凌牙:「俺はカードを1枚セットし、ターンエンド」
凌牙のターンが終了した。
ドン・サウザンド:「口先だけではないということか」
ドン・サウザンドが先ほどの攻撃によるもので発生した黒煙の中から姿を現す。
その表情は慌ててるようなことはなく、無表情だった。
雑賀:「不気味な奴だ。ライフを大きく削られて、動じていないとはな」
ミゾグチ:「シニューニャ・ブラックホールを含むドン・サウザンドのモンスターの効果は、次のターンのエンドフェイズまで無効。つまり、遊馬のターンが回ってこれば、勝利を手にする可能性はあると考えられる」
シェリー:「でも、奴の場には効果が無効にあなっているとはいえ攻撃力10000のシニューニャ・ブラックホールがいるわ」
カーリー:「このターンをどう凌ぎぎ切るかが問題ね」
みんなが自分が思っていることを話し合う。
遊馬:『俺の場にはカードがない。攻撃を受ける可能性があるのはまず俺の方だ』
遊馬はたった今、凌牙が伏せたカードを見つめる。
遊馬:『シャークの場にある伏せカードは1枚。バトルを無効にするカードが、もしくは…』
遊馬は心の中で色々と思っていると…。
ドン・サウザンド:「フッ、俺にはお前の考えていることがわかるぞ、遊馬」
ドン・サウザンドは遊馬を見て不気味な笑みを浮かべる。
ドン・サウザンド:「次のターン、我の攻撃をどう防ぐか。凌牙が伏せたカードを期待していいのか。そう言ったところだろ」
遊馬:「…」
ドン・サウザンド:「安心しろ、我は攻撃をしなくとも、次のターンで勝利を手にする。お前たちを絶望に落としてな」
ドン・サウザンドはそう言って、手札にあるカード1枚を発動した。
ドン・サウザンド:「我は、ここでマジックカード”ヌメロン・バイオス”を発動!」
このタイミングでカードを発動するとはだれも思わなかった。
剣山:「相手のターンのエンドフェイズに、手札からマジックカード発動ってズルすぎるドン!」
ジュンコ:「神は何でもありなのね!」
ドン・サウザンドの卑劣な行動に剣山たちが激怒する。
ドン・サウザンド:「そう神は何でもできる。このカードは、相手のエンドフェイズ時に、ヌメロン・サンクチュアリが場にある時、手札から発動できる特別なカード。フィールド上に存在する表側表示のカードを1枚破壊する!我は貴様の重武装の電光を破壊!」
凌牙の永続魔法が破壊され、上空の雷雲が消える。
カイト:「凌牙の永続魔法が消えた…!」
ゴーシュ:「おいおい、ってことは…」
ミザエル:「ドン・サウザンドのモンスターの力が戻るということだ」
ミザエルの言う通りで、3体のゲート・オブ・ヌメロンの攻撃力が最大の攻撃力を持っていたときと同じ数値になる。
No.Ⅳゲート・オブ・ヌメロン-チャトゥヴァーリ・ネルガル
攻撃力0→32000
No.Ⅲゲート・オブ・ヌメロン-トゥリーニ・タナトス
攻撃力0→32000
No.Ⅱゲート・オブ・ヌメロン-トゥヴェー・ホロン
攻撃力0→32000
遊馬:「っ!」
未来:「攻撃力が32000に…」
ギラグ:「それだけじゃない。効果が戻ったということはシニューニャ・ブラックホールの効果も健在となる」
アリト:「つまり、あのブラックホール野郎の特別勝利効果も元に戻ったってことだ」
それを聞いて、みんなが動揺する。
梨香:「そ、そんな…」
色葉:「次のターンが回ってきてしまったら…」
明日香:「2人の負けが確定する…」
小鳥:「世界は…破滅する…」
小鳥の一言は、更にみんなを動揺させてしまう。
ドン・サウザンドの巨大な掌が、遊馬と凌牙に迫る。
その大きな手は、地球そのものを包み込むほどの手になる。それがもうそこまで迫っている!!!
第11ED『切望のフリージア《DaizyStripper》』
次回予告
ナレーション:圧倒的な力の前に苦戦を強いられる遊馬と凌牙。
遊馬は切札を召喚するも、ドン・サウザンドも最凶のモンスターを召喚し、遊馬達をねじ伏せる!
地球滅亡のカウントダウンが刻一刻と迫る中、遊馬はあれを使用し、勝利の方程式を完成させようとする!
アストラル:次回、遊戯王5DXAL「希望のゼアル」
アストラル:『行くぞ、遊馬。我々の光が、世界を絶望から救う』
遊戯王5DXAL豆知識コーナー!!
エリファス:「ゲート・オブ・ヌメロン。それは、ドン・サウザンドが使用する特別なモンスターであり、闇のヌメロン・コードにより、死神の力を手にした。更に、特別勝利効果を持つのが”CNo.Ⅰゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ・ブラックホール”だ。遊馬たちは、これに勝つことができるのか…!」