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第125話:『アドレーとアラクネーの宝玉の共鳴』








数十名のプラントの連中と戦っている、連続殺人犯レイド。



リボルバータイプのデュエルギアを連発で発砲し、目の前にいる敵を倒していく。


プラント隊員:「たった一人を相手に、これほど手こずるとは!」
悔しそうに話すプラントの隊員。


レイド:「お前たちと俺では、格の差が違うのさ」
レイドが相手をバカにするように話す。


すると―。

レイド:「ん?」
何かに気が付いたかのように別の方向を見るレイド。


レイド:『あの5体を相手に、勝ったみたいだな。また、こちらの手が減っちゃったか。まあいいさ。まだ下部はいくらでも残っている』
心の中で呟きながらレイドは不気味な笑みを浮かべる。








第8OP『Mysterious《Naifu》』






第125話:『アドレーとアラクネーの宝玉の共鳴』









プラント隊員A:「我々だけでも、ターゲットを探し出すのだ!」

プラント隊員B:「探せ!まだ近くにいるはずだ!」
プラントのメンバーがターゲットであるアドレーを捜す。




その頃、アドレーはキャットちゃんたちと隠れていた。


キャッシー:「レミが敵を食い止めているとはいえ、まだあんなにいるなんてね」
茂みに隠れるキャットちゃんがそう呟く。


龍可:「アドレー、あなた、あの人達と一緒に日本に来たのよね。その時、何人ぐらいで来たか覚えてる?」


アドレー:「僕が見た限りでは50人近くはいたよ。プラントが所有する飛行艇はそれぐらい乗れるからね」

キャッシー:「50人か。結構いるわね」

静香:「池にいる人達とレミさんが抑えている人達だけだと思っていたけど、それだけじゃなかったのね」

キャッシー:「それに、アントンとラーヴルもいます」

龍可:「そう言えば、池に来た時には、2人の姿は見えなかったわね。てっきり合流していると思っていたけど」
あの時、キャットちゃんとアドレーを助け、逃げた後から、あの2人を見ていないことに気付いた龍可。


キャットちゃんも、そう言えばという表情をする。


静香:「向こうの数が多くなっている。ここも危険だわ」
静香が敵が増えていることに気付いた。


ここに長くいるのは危険だと思い、その場から離れるキャットちゃんたち。



ともかく走るキャットちゃんたち。


先ほど、連絡が取れた明日香さんたちと合流すれば少しはまともに戦えるはずだ。

キャットちゃんは、そう思っていた。




しかし、キャットちゃんたちは気付いていなかった。

怪しい影が近づいていることに…!






その頃、レミは…!




レミ:「モーメント・カリバー!」
一瞬で敵を倒すレミ。

だが、敵はまだ残っていた。



レミ:「やばいわね」
レミはボソッと呟いた。


敵数人が武器を構えて攻撃を仕掛けてくる。


レミは咄嗟に、木の後ろに隠れた。


レミ:「キャットちゃん!キャットちゃん!聞こえる?聞こえたら返事をして!」
レミがミッションウォッチを通信をONにしてキャットちゃんに呼びかける。


しかし、ミッションウォッチから聞こえるのは砂嵐のような音だけだった。

レミ:「通信が繋がらない…。何か妨害電波のようなものを張り巡らせているわね」
レミの予想は当たっていた。




プラント所有の飛行艇から放たれている探索用の電波は妨害電波の役割もあるのだ。


そのおかげで、フロンティアが使用するミッションウォッチの通信電波を弱らせているのだ。



再び、レミに向かって攻撃が放たれる。


レミ:「ずっとあなたたちの相手をしているわけにはいかないのよ!」
レミはマジークガイドソードとデスサイズ・ラモールを降って、反撃する。










アドレーを連れて逃げ続けるキャットちゃんたち。



それを追う影。



キャットちゃんたちは、それに全然気づいていない。



しかし、しばらくして妙な音が周りでしていることに気付いたキャットちゃん。



キャッシー:「待って」
キャットちゃんが、その場に止まる。

静香:「どうしたの?」

龍可:「早く逃げないと…!」
いきなり止まったキャットちゃんに驚き、動揺する静香達。


キャッシー:「誰かいる…」
キャットちゃんが、そう呟いた。



???:「耳がいいのね、あなた」
周りに響く聞き覚えのある声。


そう、さっきアテーナーの池で会った、ガリーナという女の声だった。


静香:「この声、さっきの人…!」

龍可:「レミが足止めしてたんじゃないの!」

キャッシー:「どこ…!どこにいるの!」
みんなより前に出るキャットちゃん。


ガリーナ:「そうやって、動揺していると、戦場は死を意味するわよ。そして―」
隠れていたガリーナが走って出てきて、アドレーを一瞬で連れ去る。


アドレー:「うわっ!」


キャッシー:「アドレー!」
しまった!そんなことを思いながら、キャットちゃんはアドレーを抱えるガリーナを見る。

ガリーナ:「アドレーは返してもらうわよ」

アドレー:「離せ!ガリーナ!僕は、お前たちと一緒に行くつもりはない!」
ガリーナの背中を叩きながらアドレーは逃げようとする。

ガリーナ:「悪いけど、それを決める権利は、あなたにないわよ、アドレー。さあ、アテーナーの池に戻るわよ!」
アドレーを連れて、ガリーナはアテーナーの池がある方向へ走って行った。


キャッシー:「待ちなさい!」
キャットちゃん、静香、龍可がガリーナを追う。







その頃、ガリーナと合流するために、合流地点を目指すアントンとラーヴル。


すると、携帯端末に通信が入る。


ラーヴル:「こちら、ラーヴル」

ガリーナ:『ラーヴル。アントンと一緒に、今送った座標に来てちょうだい』
通信相手は隊長のガリーナだった。


通信と共に合流地点の場所が送られる。


ラーヴル:「何かあったんですか?」

ガリーナ:『アドレーを捕えたわ。今、フロンティアに追われているの』
明らかに走りながら話している声だ。


ラーヴル:「了解。すぐに向かいます」
ラーヴルは通信を切った。

アントン:「どうやら、獲物は捕まえたようだな」

ラーヴル:「あぁ、急ぐぞ。隊長の援護だ」

アントン:「あいよ」
ラーヴルとアントンは、ガリーナから転送された場所に急いで向かった。








ガリーナに捕まってしまったアドレー。


アドレー:「離せ!ガリーナ!」
必死にもがくアドレー。


ガリーナ:「そうはいかないわ。これ以上、鬼ごっこをするつもりはないわ。レイドって言う連続殺人犯も、ドミナシオンの力を狙っている以上、あなたを狙ってくるだろうしね」

アドレー:「そうなる前に、僕とアラクネーの宝玉を接触させて、エネルギー物質を共鳴させようということか?」

ガリーナ:「そういうこと。あなたも、早く綺麗な身体を取り戻したいでしょ?その身体に眠るエネルギーはあなたにとって邪魔なもの。取り除きたいなら、黙ってアラクネーの宝玉にエネルギーを与えなさい」
ガリーナの言う通りに、僕の体に眠るエネルギーは、僕自身邪魔でしかない。早く無くしたい。

だが、そのために、アラクネーの宝玉と共鳴させてドミナシオンを復活させることになってしまう。

この森にいるみんなに被害を与えてしまう。


アドレー:「僕は…」
答えが決められないアドレー。

ドミナシオンを復活させて綺麗な身体を取り戻すか、綺麗な身体を諦めて、ドミナシオンの復活を阻止するか。

選択しは2つに1つだった。

首を少し回し、後ろを見るアドレー。


必死に追いかけてくるキャットちゃんたちの姿がどんどん遠くなっていく。






キャットちゃんたちも、ガリーナとアドレーの姿が遠くなっていくのがわかっていた。


キャッシー:「は、早い…」
走るのが物凄く速いガリーナ。

距離が縮まらない。



龍可:「早くしないと、アドレーが!」

キャッシー:「わかってるけど…!」
全力で走っているが、全然距離が縮まらない。



ピカン

茂みが一瞬光る。


静香:「危ない!」
静香はキャットちゃんに飛びつき伏せた。


すると、茂みの中から弓の矢が飛んできた。


龍可:「敵!」
龍可がエンシェント・フェアリー・ドラゴンのクロスボウタイプデュエルギア”エターナル・クロスボウ”を手に持ち、光の矢を弓の矢が飛んできた茂みに向かって飛ばした。


茂みの中から「ぐわあ!」と苦しむ声が聞こえ、茂みの中から1人の男性が倒れて出てきた。


肩にはさっき龍可が放った矢が突き刺さっている。

キャッシー:「プラントの人!」
茂みの中から出てきた人を見てそう叫んだキャットちゃん。


その人の肩に刺さった光の矢は、少しずつ消えていった。


静香とキャットちゃんは、すぐに立ち上がり、周りを見渡す。

龍可:「い、いつの間に…!」
周りを見ると、少人数ではあるが囲まれているのがわかった。


キャッシー:「こんな時に…!相手をしている暇はないのに!」
キャットネイルを右腕につけて、ここから抜け出そうとするキャットちゃん。


静香:「待って。こんな人たちを相手にする時間はないわ。時間の無駄になるから」

キャッシー:「でも、どうやって」

静香:「2人とも、そこから動かないで」
真剣な目をする静香。

静香の言う通り、キャットちゃんと龍可が少し下がり、その場に留まる。


静香の手には”聖女ジャンヌ”のカードが握られていた。

静香:「”デュランダルク”!」
カードが武器となった。


静香聖女ジャンヌの剣タイプデュエルギア”デュランダルク”。

フランスの歴史によく出る聖剣デュランダルと同類の剣だ。

しかし、よく見ると刃がついていない剣だ。


龍可:『初めて見た…。あれが静香さんのデュエルギア』

キャッシー:『今まで、戦いの中で、あまり一緒になることなかったから見る機会がなかったけど、剣のデュエルギアなんて…』
静香のデュエルギアを初めて見せつけられ、つい見とれてしまった2人。


すると、静香がデュランダルクを両手で持ち垂直に上げる。


静香:「行きます!オルレアンの舞!!」
剣先から、空目掛けて光の球体が飛んできた。


そして、その光の球体から無数の矢が地上に降り注いだ。


自分たちを囲う敵たちは驚いて、持ち場を離れてしまう。


静香:「今よ、行きましょう」
デュランダルクを収め、早くアテーナーの池に向かう静香達。


キャッシー:「くっ」
静香さんが、隙を作ってくれたとはいえ、既に自分たちの目の前たガリーナとアドレーの姿はなかった。


龍可:「諦めちゃダメ。早く行って、アドレーを助けないと!」
キャットちゃんの背中を叩いて龍可は軽く喝を入れた。


キャッシー:「は、はい」
龍可の言葉で、我を思い出し全力で走るキャットちゃんたち。





キャットちゃんたちから距離を取ったガリーナは、アテーナーの池の到着する。



部下たちがまだレイドと戦っていた。


レイド:「お、戻ってきたね」
レイドは余裕そうな表情で、木の上に立つ。



数人の部下たちは、地面に倒れていた。

戦っている者たちも息を切らしている。


敵1人にここまで手こずるとは…。そう思いながら、悔しい気持ちを少しだけ見せるガリーナ。


レイド:「ドミナシオンを復活させるんだろ?なら、さっさとしな。復活には手を出すつもりはないんだ。だが、その後は、ドミナシオンの力を手に入れるために、俺の隙にさせてもらう」

ガリーナ:「あなたにドミナシオンの力を渡すつもりはないわ。手にするのは、私たちプラントよ」
ガリーナが一歩ずつアテーナーの池の近づく。






池のすぐそばに立つガリーナが、抱えていたアドレーを側に立たせる。



アドレーの背中を思いっきり押し、アテ-ナーの池にもっと近寄らせる。


アドレー:「僕は、僕は、悪夢が復活するぐらいなら、身体の中にあるエネルギーを受け入れる!お前たちの思うようには!」

ガリーナ:「もう後戻りはできないわ」
アドレーを見ずにどこか別の場所を見て口を開いたガリーナ。


アドレーは後ろを振り向いた。



池の中心が紫色に光っているのが目でわかる。


???:『我が一部よ、戻ってきたか』


アドレー:「え?」
頭の中に響く不気味な声。

紫色に光る部分から闇のオーラが出てきた。


ガリーナ:「遂に、出てきたわね」
ガリーナがすぐ後ろに下がる。



レイド:「あれが、ドミナシオン。いや、あれはドミナシオンの片割れか…」
池の中から出てきた闇のオーラを見て、そう呟くレイド。


闇のオーラに目のような模様が浮かび上がり、不気味な笑いをする。


アドレー:「あ、あぁ…」
恐怖に怯えるアドレー。

足が震えている所為で、自分の意志で足が動かなかった。


早く逃げないと…!

そんな気持ちを胸に抱きながら、この世のものではないものを見ていた。


???:『50年以上の歳月を得て、今、ここに我がドミナシオンは復活する。その身体に眠る我が一部をもらい受けるぞ』
アドレーにしか聞こえない声が、そういうと闇のオーラがアドレーを包み込んだ。


アドレー:「う、うわあああああああ!」
いきなり叫ぶアドレー。



その声は、こちらに向かっているキャットちゃんにも聞こえた。



龍可:「今の声!」

キャッシー:「アドレー!?」
キャットちゃんたちは、急いで池に向かう。




アドレー:「うわあああ!身体が熱い!や、やめて…!!」
闇のオーラに包まれたアドレーは、頭を押さえ、激しく身体を揺さぶっていた。




レイド:『あの子供の中にあるエネルギーと、池の中に眠るアラクネーの宝玉のエネルギーが共鳴を始めたか。代償は高そうだな』
苦しむアドレーを見ながら、嬉しそうに笑って呟く。


レイドにとってほしいものは、ドミナシオンの力。それが復活するのであれば、アドレーのことなんてどうでもよかった。





キャッシー:「アドレー!」
アドレーが苦しむ中、キャットちゃんたちがアテ-ナーの池に到着した。


静香:「あ、あれ!」
静香が指を指した場所には、アドレーがいた。

だが、その姿はどす黒いオーラに覆われ、苦しむ姿だった。


ガリーナ:「一足遅かったわね。残念だけど、ドミナシオン復活の準備はもう整っているわ」
右腰に手を当てて、ガリーナは言った。


龍可:「そんな、じゃあ、宝玉との共鳴が始まったの!」

キャッシー:「なら、無理矢理止めるだけです!」
キャットネイルを右腕につけて走ってアドレーに向かって走るキャットちゃん。


しかし、キャットちゃんの足元に弾丸が放たれ、咄嗟にその場に止まる。



アントン:「悪いが、これ以上、隙にはさせない」
ショットガンタイプのデュエルギア”プロミネンス・トレンチガン”を手に持つアントンと、ずっとアントンと共に行動していたラーヴルが目の前に現れる。


ラーヴル:「どうやら、間に合ったようですね?」
首を少し回して背後にいるガリーナに聞いたラーヴル。


ガリーナ:「ええ、でももう少し早く来てほしかったわね」
腕を組んで笑って呟くガリーナ。


アントン:「文句言わないでくれよ隊長。アンタが忙しそうにしていたから、俺たちは急いで、ここに来たんだからよ」

ガリーナ:「私が連絡を入れていなくても急いで来てほしかったわね」
アントンの言葉にガリーナは、そう返した。


ラーヴル:「エネルギーの共鳴が始まっているということは、ドミナシオンが復活するんですか?」

ガリーナ:「ええ、でも、完全に復活するまでには時間がかかるみたい」
苦しむアドレーを見て、ガリーナはそう言った。




ガリーナ:「ドミナシオンが復活するまで、彼女たちを食い止めるわよ」
アントンとラーヴルの間に入ってガリーナはそう言った。



龍可:「私たちをアドレーに近づけさせないつもりね」
龍可がガリーナたちを見てそう言った。


ラーヴル:「女相手では少しやりづらいところもあるが、容赦はしない」
限界勢力発動中のラーヴルは、エレキテルドラゴンと一つになっている影響で、身体中に電流が流れていた。




アントン:「やりづれえと思っているのは、お前だけだ。殺し合いに男も女も関係ねえ。弱い方が負けて、強い方が勝つ!それだけのことだ。言っておくが、俺が前者になることはねえがな」
嫌な目でアントンはキャットちゃんたちにガンを飛ばした。


アントン:「おれぇ!誰が俺の相手だ!」
アントンはプロミネンス・トレンチガンから弾丸を発砲した。



キャットちゃんたちの戦いが始まる―。






その頃、レミは―。




プラント隊員A:「四方に散れ!一斉に攻撃するぞ!」
数人のプラントの隊員たちがレミの四方を囲うように立つ。


レミ:「はぁ、はぁ」
少し息を切らしているレミ。


残る敵は、今立っている人達のみ。他の敵は、全員、倒れていた。


勿論、殺してはいない。


レミ:『これ以上、長く戦うのは危険ね。まだ、力のコントロールがうまくいかないから完成したものじゃないけど、あれを使って、全滅させる!』
レミは、マジークガイドソードとデスサイズ・ラモールを構えた。



プラント隊員A:「我々を相手に、ここまで立っているんだ!手加減なしで攻撃するぞ!」
その言葉、何回聞いたかしら…。そんなことを思いながらレミはため息をついた。


レミ:「決着をつけるわ!」
両手に持つデュエルギアが緑色に光る。

風属性の波動を、デュエルギアに込めているのだ。


プラント隊員A:「攻撃!!」
レミの四方に立つプラントの隊員たちがデュエルギアを使って、一斉に攻撃を仕掛けた。


冷静に目を閉じるレミ。


攻撃がすぐ側まで飛んできている。


すると、目を閉じていたレミは目を開いて、身体を捻り出した。


身体を捻ると同時に右足を軸に回転し、手に持つマジークガイドソードとデスサイズ・ラモールの力により、竜巻を生み出す。


レミ:「ゼピュロス・インパクト!!」
巨大な竜巻が発生し、敵が放った攻撃を打ち消し、竜巻が敵を飲み込む。


プラントの隊員たちは、竜巻に吹き飛ばされてしまう。


周りの木も竜巻によって斬り倒されていく。





しばらくして竜巻は収まった。


元々倒れていた敵たちも竜巻によって吹き飛ばされていた。

レミ以外、周りにいる人達は全員倒れている。

切り倒された木は、その辺に転がり落ちている。



レミ:「はぁはぁ、波動の力の制御がうまくいっていない。それに、動きにも無駄がある。まだまだ修行が足りないわね」
周りの風景を見てそう思ったレミ。


今のままでは、もし味方が近くにいたら、巻き沿いを受けること間違いなし。レミは、胸の中でそう思いながらデュエルギアを収めた。



レミ:「キャットちゃんたちは無事かしら」
急いでアテ-ナーの池のある方へ走るレミ。








その頃、キャットちゃんたちは、真剣な目で自分たちの目の前にいる敵と目を合わせていた。




静香とラーヴル


龍可とアントン



そして、キャットちゃんとガリーナ



3つ同時に行われる1対1の戦いが始まろうとしていた。









第8ED『あしあと《Clair(クレア)》』







次回予告

ナレーション:アラクネーの宝玉との共鳴を止めようとするキャットちゃんの前に立ちふさがるガリーナ。

そして、静香と龍可の前にはそれぞれ、ラーヴルとアントンが立ち塞がっていた。

敵が女でも容赦しない攻撃を龍可にするアントン。

戦いをすぐに終わらせようと静香に攻撃を一方的に仕掛けるラーヴル。

そんな戦いをする静香と龍可に、兄との約束が思い浮かばれてきた。


静香:次回、遊戯王5DXAL「兄との約束を胸に」

静香:「克也兄さん、私、仲間のために戦うわ!」
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