第117話:『天兵VS羅夢 自然の漸進』
とある任務の最中
その任務に参加していたのは、リーダー葵を初め、龍亜、龍可、氷室、ボマー、カーリー、そして天兵だった。
葵:「ターゲットは見つかった?」
ミッションウォッチの通信機能をONにし、口元を近づけ、小さい声でしゃべる。
ボマー:「私の方はまだだ」
ボマーも同様に口元をミッションウォッチに近づける。
氷室:「俺と龍可もまだだ」
建物の壁に隠れていた氷室と龍可。
誰かを捜しているようだ。
カーリー:「ごめん、私もまだ」
電柱に隠れているカーリー。
手が震えていた。
そして、天兵と龍亜が、壁際からこっそりと顔を出す。
天兵はミッションウォッチのホログラムを出し、1枚の写真を出した。
その写真に映る男性。
そして、自分たちの目の前にいる男性と照らし合わせると、顔が一致した。
龍亜:「目標を発見したぜ。間違いない」
ターゲットを見つけた龍亜と天兵。
葵:『わかったわ。座標を送って頂戴。私たちが行くまで、その男を監視するように。くれぐれも気付かれないようにね』
葵は龍亜たちとの通信を切った。
龍亜:「天兵、みんなにここの場所を教えてやってくれ」
天兵:「わかった」
天兵はミッションウォッチからホログラムを出して操作する。
龍亜は目の前にいる男を警戒する。
第7OP『二つの未来《黒田倫弘》』
第117話:『天兵VS羅夢 自然の漸進』
時は、数時間前
フロンティア元帥室
百々原:「この男を捜査し、発見し次第、すぐに拘束してほしい」
席に座る百々原が写真を1枚見せた。
葵が、その写真を手に持つ。
前には、葵、龍亜、龍可、氷室、ボマー、カーリーがいた。
百々原:「2日前に、この街にある美術館に展示している貴重なカードを強奪し、逃走している男だ。警察も追っているんだが、その男はデュエルギアを容赦なく使ってくるみたいでな。警察の方も手を焼いているらしい」
葵:「だから、私たちに依頼を?」
手に持っていた写真を机に起き、質問した葵。
百々原:「まあ、そういうところだ」
椅子に深く腰掛けて、百々原は言った。
氷室:「あまりやりがいの無い任務だな。こういうのは、SOA特務隊の性には合わないじゃないんですか?」
任務の内容に文句を言う氷室。
百々原:「そう言わないでくれ。動ける隊は、ほとんど出払っているんだ。それに、葵が、君たちを選んだということは、相当期待しているということだ」
龍亜:「え!そうなの?葵姉ちゃん!」
カーリー:「私たち期待されているの!」
目をキラキラさせる龍亜とカーリー。
葵:「え?ええ、まあ、そういうところよ」
葵が誤魔化したかのような口調で言った。
葵:『本当は、慎也たちを誘ったときに別の任務があるって断られて、そこに偶々通りかかったのが、あなたたちだったから、誘っただけだけど…』
少し冷や汗を垂らして葵は心の中で呟いた。
百々原:「この男は、まだ街中にいるはずだ。手分けして探してくれ」
百々原は葵たちにそう命令した。
そして、今に至る。
天兵:「よし、座標を教えたよ」
龍亜:「じゃあ、あとは、あいつ妙な動きをしなければいいだけか」
龍亜は壁際に隠れながら、尾行する男を見つめる。
天兵:「足疲れたちゃった。よいしょっと」
ずっとしゃがんでいた天兵が立ち上がったとき、足元に空き缶があることに気付かず、足で蹴ってしまった。
天兵が「あっ!」と言ったときには、もう遅かった。
空き缶がカランカランと音を鳴らした所為で、男はこちらを見つめ、龍亜と目が合ってしまった。
男性:「ちっ」
男性は舌打ちをして、その場を逃げた。
龍亜:「くそっ、追うぞ!」
天兵:「う、うん」
龍亜が飛び出し、天兵が申し訳なさそうな顔をして龍亜の後を追う。
龍亜:「わるい、ターゲットに気付かれちまった。今、追跡している」
龍亜がミッションウォッチの通信機能をオンにして、仲間たちに連絡する。
天兵:「ご、ごめん、僕の所為で…」
龍亜:「謝るのは後だ。奴を追うぞ」
必死に追う龍亜。
それを見て、自分の過ちを責めるような顔をする天兵。
ターゲットは、人通りが多い場所に出た。
人ごみに紛れて逃げる作戦だろう。
龍亜:「このままじゃ、見失っちまう!」
人ごみの中を走るターゲットを追う龍亜。
しかし、人通りが多い所為で、ターゲットを見失いそうになる。
そして、ターゲットは右に曲がり狭い路地に入った。
それを見ていた天兵。
天兵はミッションウォッチのホログラムを出して、この辺りの地図を出した。
地図全体を見て、「よしっ」という顔をする。
龍亜:「ちっ、見失っちまった!」
ターゲットを見失う龍亜。
だが、
天兵:「龍亜、こっち」
天兵が、狭い路地に入った。
龍亜:「お、おい」
天兵を追う龍亜。
龍亜:「お前は、あいつがどこに行ったかわかるのか?」
天兵:「ターゲットはさっき右に曲がったが見えた。けど、このまま追っても追いつけそうにないし、先回りするんだ」
龍亜:「先回りって、あいつがどこに向かっているのかわかるのかよ」
龍亜がそう質問すると、天兵は再びミッションウォッチからホログラムを表示して、この辺の地図を見た。
天兵:「大丈夫。この辺の路地は迷路のようになっているから、警察から逃げるときにはうってつけの場所らしいみたい。でも、その出口は一つだけだ」
天兵は走って、その出口に向かっていたのだ。
龍亜たちから逃げる男性は、何度も狭い路地を曲がり続け、追手を撒こうとしていた。
そして、遂に狭い路地から広い路地に出ようとした時…!
龍亜:「はーい、そこまで!」
龍亜と天兵が、目の前に現れた。
男は、足で急ブレーキをかけた。
龍亜:「天兵、すげえな。本当に当たっちまったよ」
天兵の予想を褒めた龍亜。
男性:「くっ!」
男性は右手に剣を持つ。
剣タイプのデュエルギアだ。
男性は剣を振り回す。
龍亜と天兵は、当たらないようにすぐに躱した。
しかし、天兵が足をつまずき、地面に倒れた。
龍亜:「天兵!」
天兵:「っ…!」
天兵はすぐに立ち上がろうとするが、ターゲットは天兵を見て、剣を振り上げていた。
天兵:「うわあああ!」
驚きのあまり悲鳴を上げる。
龍亜:「ストリームサバイバナイフ!」
龍亜が大声で叫び、咄嗟に天兵の前に立って、手に持つサバイバルナイフを使って、男性の剣を受け止めた。
龍亜の”ライフ・ストリーム・ドラゴン”のナイフタイプデュエルギア”ストリームサバイバナイフ”だ。
持ち手が黄色く、刃先が赤く光っている。
天兵:「りゅ、龍亜…」
自分を守ってくれた仲間の後ろ姿を見て、自分が情けないと思ってきた。
男性は手に持つ剣に力を入れ、刃が龍亜に迫ってくる。
龍亜:「くっ…」
両手でストリームサバイバナイフを持ち、男性の力に耐える。
一瞬でも力を緩めたら、確実に斬られると思ったからだ。
龍亜を斬り倒そうとする男性。
男性が持つ刃が少しずつ龍亜に近づく。
男性の方は体付きがいいから、パワーでは相手が上かもしれない。
それは、龍亜も天兵もわかっていた。
男性:「ふん!」
更に力を入れる男性。
龍亜:『や、やばい…!』
斬られると思った龍亜。
葵:「2人とも、伏せなさい!」
背後から聞こえた女性の声。
2人は、その声に操られたかのように、すぐに腰を下ろした。
そして、背後から飛んできた氷の矢が、男性の肩を掠り、それに驚いた男性は腰が抜けて地面に尻餅をついた。
龍亜たちの後ろから走ってくる葵は、”氷結界の舞姫”のデュエルギア”グラキエース・クロスボウ”を構えて、男性にこう言った。
葵:「大人しくしてなさい」
凍り付いた目に、男性は身体の力が抜けたのか、持っていた剣を地面に置いた。
龍可:「2人とも、大丈夫?」
葵と共に来た龍可たち。
天兵が送った座標を頼りに来たみたいだ。
カーリー:「よかった、間に合って…」
と、ホッとするカーリー。
氷室:「天兵が正確な座標を送ってくれたおかげで、すぐにここがわかったぞ」
天兵:「た、大したことないですよ」
照られながら立ち上がる天兵。
龍亜:「一時は逃げられると思ったけど、お前があいつの行動を予想してくれたおかげで、一度は追いつめられた。俺からも礼を言うぜ」
天兵を褒めながら、礼を言う龍亜。
天兵:「う、うん、ありがとう」
元気なさそうに天兵は言った。
ボマー:「ん?どうしたんだい?」
天兵の様子がおかしいと思ったボマーが問いかける。
すると、天兵は慌てて「ううん、何でもない」と答えた。
しかし、影に隠れて「はぁ」とため息をついた。
任務が終わって、数時間後
フロンティア本部
本部にいくつもあるデュエル場
天兵は、その1つのデュエル場に立っていた。
今日の出来事や、フロンティアに入ってからの出来事を思い出す天兵。
天兵:『みんな、強くなっている…。デュエルギアもちゃんと使いこなしている。なのに僕は…』
自分の掌を見て、ギューッと握り占める。
天兵:「僕は…弱いんだ…!」
天兵は悔しながら、そう呟いた。
みんな、強くなっているのに、自分だけが、ここに入って変わっていない。
天兵は、そんな気がしていた。
???:「誰が弱いって?」
顎に傷がある1人の男性がデュエル場に入ってきた。
天兵:「あ、あなたは…」
羅夢:「やあ」
笑顔で挨拶してきた羅夢。
羅夢:「どうしたんだい?変な独り言言って?」
羅夢がそう聞くと、天兵は目線を下に向けた。
今日会ったことを話す天兵。
そして、今までのことを振り返って、自分が思っていることを話す天兵。
羅夢:「なるほど、それで、自分が弱いなんて言っていたんだ」
天兵:「僕、自分が情けなくて…。いつも守られてばっかしで…」
羅夢:「人間には、それぞれ個性がある。強い人間もいれば、弱い人間もいる。頭がいい人もいれば、悪い人もいる。それが人間さ。キミは、自分が弱いって言ってたけど、それ、誰かに言われたのかい?」
天兵:「い、いえ。自分が思っているだけですが…」
羅夢:「さっき葵さんから聞いたよ。ターゲットを取り逃がすところだったらしいけど、キミの冷静な判断力と、相手の行動予測で何とかできたって」
天兵:「葵さんが、僕のことを…」
羅夢:「力はないかもしれないけど、キミには、その冷静さと判断力があるじゃないか。それだって、戦いの中で活かせる武器さ」
天兵の中に眠る才能を羅夢は褒めた。
天兵:「僕の才能…」
ボソッと呟いた天兵。
けど、それが本当に戦いの中で活かせる力なのか、自分が考えてもわからなかった。
「まだ自身がつけないか」と、羅夢は天兵の顔を見てそう思った。
羅夢:「天兵くん、俺とデュエルしよう」
天兵:「え?」
いきなり言われたことに戸惑う天兵。
羅夢:「試してあげるよ、俺が君の能力を。デュエルでね」
天兵:「で、でも…」
いきなりデュエルしようと言われても、戸惑ってしまう天兵。
羅夢:「君自身だって知りたいはずだ。自分の力を」
それは、羅夢さんの言う通りだ。
僕は、弱いかもしれない。でも、もしかしたら、別の意味で強い力を持っているかもしれない。
天兵:「お願いします。羅夢さん」
天兵は羅夢にそう言った。
お互いにデュエルディスクを左腕に取り付ける。
天兵:『デュエル、久しぶりだな…』
デュエルディスクをつけたことで、そう思った天兵は付けたデュエルディスクを撫でるように触った。
羅夢:「さあ、手加減はなしだ!いいね?」
天兵:「勿論です。僕も全力で行きます!」
お互い、デュエルディスクを展開した。
「「デュエル!!」」
2人の掛け声と共に、デュエルがスタートした。
両者
LP4000
1ターン
羅夢:「先行は、俺がもらう。俺のターン、ドロー!」
羅夢が先行を取り、手札が6枚になる。
引いたカードと、手札にあるカードを見て、最初の一手を考える羅夢。
羅夢:「俺は”ナチュル・マロン”を攻撃表示で召喚!」
羅夢の場に、クリの実のモンスターが現れる。かわいい目がぱちぱちしていた。
ナチュル・マロン
LV3 攻撃力1200
天兵:『ナチュルモンスター…。一部を除いては、昆虫族と植物族でモンスターが集約されているカテゴリー』
羅夢:「ナチュル・マロンの効果発動!デッキから”ナチュル”と名の付いたモンスター1体を墓地へ送る。俺は、レベル6の”ナチュル・スタッグ”を墓地へ送る!」
クワガタ虫の姿をしたナチュルモンスターが墓地へと送った羅夢。
羅夢:「カードを1枚セットし、ターンエンド」
羅夢のターンが終了した。
羅夢:「キミに見せるのは、初めてだったかな?俺が使用するデッキかはナチュルデッキだ。「自然と天然」、その意味が込められたデッキだ」
天兵:「僕、ナチュルデッキを使う人とデュエルするのは初めてです。どんな戦術で来るか、楽しみにしています」
ニコニコしながら、天兵は言った。
楽しみなのだ。これから、羅夢が操るナチュルが、どんな行動を取るのかを…。
2ターン
両者
LP4000
天兵:「僕のターン、ドロー!」
後攻の天兵がカードをドローし、手札が6枚になる。
天兵:『ナチュルか。だけど、あのカテゴリーの特性は知っている。まずは、コントロール戦術に長けたナチュルを主軸とするデッキ。だが、その多くは下級のモンスターばかし。そして、相手が行動しないと、ナチュルは効果を発動することはほとんどない』
羅夢のデッキを見つめる天兵。
引いたカードを確認し、手札に加える。
天兵:『だがデッキタイプによっては、本命となるナチュルのモンスター効果で相手を翻弄しつつ、それぞれのフィニッシャーで攻めていくことが基本戦術のときもある。そうなると少し厄介だ』
手札にあるカードを1枚右手に持つ天兵。
天兵:『幸い相手の場にあるモンスターはナチュル・マロンのみ、相手の行動で発動する効果は持っていない。このターンで、まずは攻撃を仕掛けて、流れを掴む!』
天兵は、自分がやるべきことを考えて行動に移った。
天兵:「僕は”電池メン-角型”を攻撃表示で召喚!」
角型電池がモチーフのモンスターが天兵のフィールドに現れた。
電池メン-角型
LV4 攻撃力1000
天兵:「このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから”電池メン”モンスター1体を手札に加えることで、このカードの攻撃力・守備力を元々の倍にする!」
デッキから1枚カードを手札に加え、電池メン-角型が電流を浴び、攻撃力が上昇する。
電池メン-角型
攻撃力1000 → 2000
天兵:「これならナチュル・マロンを倒せる!デュエルの流れを取らせてもらいます!電池メン-角型でナチュル・マロンに攻撃!!」
電池メン-角型が身体中に電流を溜めて攻撃態勢に入る。
羅夢:「残念だけど、そうはさせない!トラップ発動!”検問”!このカードは相手モンスターの攻撃宣言時に発動できるトラップカード。相手の手札を全て確認し、その中にモンスターカードがあった場合、その攻撃を無効にする!さあ、キミの手札を拝見させてもらおうか」
羅夢が天兵に手札を見せるように要求した。
悔しそうな顔をして、天兵は自分の手札を羅夢に見せた。
天兵の手札には、”電池メン-単一型”があった。
羅夢:「モンスターカードの存在を確認。悪いけど、電池メン-角型の攻撃は無効になってもらうよ」
電池メン-角型が攻撃をやめた。
羅夢:「更に、自分は相手の手札からモンスター1体を選んで捨てる。そうだね、そのカードを捨ててもらおうか」
羅夢は天兵の手札にあったもう一枚の”電池メン-単一型”を指さして墓地へ捨てるよう要求した。
天兵は仕方なく、選択されたカードを墓地へ捨てた。
天兵:『流れを掴むつもりが、裏目に出てしまった。手札の中を確認されて、相手に次の行動が読まれた…!』
心の中で天兵は呟いた。
天兵:「僕は、これでターンエンドです」
天兵のターンが終了した。
羅夢:「忘れていないよね?電池メン-角型のこと?」
天兵:「電池メン-角型はエンドフェイズ時、自身効果で破壊される」
小さい声で天兵がそう言うと、電池メン-角型が感電するように身体をビリビリさせてフィールドから消えた。
羅夢:「デュエルの流れを掴むって言ってたけど、逆に不利になったね。電池メン-角型も効果で破壊され、キミの場はがら空き。悪いけど、流れは俺がもらうよ」
羅夢が少し真剣な顔で言った。
天兵は悔しそうに歯を立てた。
3ターン
両者
LP4000
羅夢:「俺のターン、カードドロー!」
羅夢がデッキからカードをドローし、手札が5枚になった。
羅夢:「俺は”ナチュル・マンティス”を召喚!」
羅夢の場にカマキリの姿をしたかわいいモンスターが現れる。
ナチュル・マンティス
LV4 攻撃力1700
羅夢:「更にマジックカード”ナチュルの自然合唱”を発動!」
羅夢のフィールドに1本の木が現れ、その木になっている無数のかわいい目がある木の実が笑っていた。
その笑い声はまさに合唱のようだった。
羅夢:「自分フィールド上にナチュルと名の付いたモンスターが存在するとき、デッキから”ナチュル”と名のついた植物族モンスター1体を特殊召喚する。デメリットとして、特殊召喚したモンスターは、このターン攻撃できない!俺は”ナチュル・ガーディアン”を特殊召喚!」
フィールドに現れた木が輝き、新たな木の姿をモンスターが現れる。
ナチュル・ガーディアン
LV4 攻撃力1600
羅夢:「行くよ、天兵君!まずはナチュル・マロンでダイレクトアタック!」
ナチュル・マロンが自分の身体を武器にして、天兵に突進してきた。
天兵:「うっ」
天兵
LP4000 → 2800
羅夢:「そして、ナチュル・マンティスでダイレクトアタック!」
カマキリと言えば、鎌のような手。それを利用して、天兵に攻撃するナチュル・マンティス。
天兵:「うわっ!」
ナチュル・マンティスの攻撃についビビってしまった天兵だった。
天兵
LP2800 → 1100
天兵のライフは一気に半分以上も削られた。
羅夢:「カードを1枚セットし、ターンエンド」
羅夢のターンが終了した。
天兵:『ナチュルモンスターは、ほとんどが下級モンスターだけど、攻撃力はまた別だ。次こそ、反撃する!』
天兵は心の中でそう呟いた。
第7ED『Last Moment《SPYAIR》』
次回予告
ナレーション:羅夢のナチュルデッキに苦戦を強いられる天兵。
天兵は心を無にし、羅夢のペースに乗せられないようにフィールドを分析し、反撃のチャンスを伺った。
そして、羅夢との駆け引きが始まったとき、天兵に勝利の女神が舞い降りた!
天兵:次回、遊戯王5DXAL「ありがとう、ネオコーポレーションシティ」
天兵:「僕は、新たなステップに進む!」
遊戯王5DXAL豆知識コーナー!!
天兵:「僕が使う電池メンはモンスターとサポートカードを最大限に活用することで、力を発揮するよ。自分のタクティクスを信じれば、ワンターンキルも夢じゃない!」