第89話:『体感!デュエルバトル!!』
多元世紀45年、今から6年ほど前に、このゲームは流行した。
ミスターYと名乗る人物が”ノルマンディーカンパニー”と共に作り上げ発表した作品。
このゲームはすぐさま世界中に広まった。
そして、このゲームを舞台にした大会が今、開幕しようとしていた。
それに、挑戦するのは、不動一星…!
シティの救世主、不動遊星の息子。
彼の新たな挑戦が始まる!
第6OP『ハートウェーブ《福圓美里》』
第89話:『体感!デュエルバトル!!』
セルビアとフレシャス財団が壊滅して1か月…。
『field system standby』
デュエルバトルフィールドシステム。デュエルバトルを行う際に用いるバトルフィールドが起動する。
そのフィールドを挟んで立つ二人の男性。
うち一人は、フロンティアSOA特務隊の1人ラリー・ドーソンだった。
『Terminal PET setup』
ターミナル・ペット。デュエルバトルを行うときに使用するモンスターカード、それをサポートするサポートカード(マジックやトラップカード)などを装填する端末のことである。
両プレイヤーは、それぞれカードを装填しているターミナル・ペットをデュエルバトルフィールドシステムにセットする。
『Review Terminal PET』
2人がターミナル・ペットのセットし、それをフィールドシステムが確認した。
『yuseiParticle Spread』
フィールドシステムに地形が現れた。
『Stage ”Mountain”』
山が沢山並ぶステージのようだ。
『Monster Call!』
その山が並ぶステージの中に2体のモンスターが現れた。
ラリー側には黄色いボディを纏った機械戦士”ワンショット・ナイト”が立っていた。
対する敵は、”モンタージュ・ドラゴン”が立っていた。
大きな遠吠えを上げるモンタージュ・ドラゴン。
『DuelBattle START!!!』
バトル開始の合図と共に2体のモンスターが動き出した。
男性A:「先手必勝だ!モンタージュ・ドラゴン!パワー・コラージュ!!」
3つの頭を持つモンタージュ・ドラゴンの口から虹色の光線が放たれる。
しかし、ワンショット・ナイトは、その攻撃をすんなりとかわした。
デュエルバトル・基本ルールその1:戦うモンスターは1体。モンスターの種類に制限はない。
ラリー:「そんな攻撃がワンショット・ナイトに当たるわけないだろ!」
ワンショット・ナイトが前に出る。
ラリー:「次はこっちの番だ!装備魔法!ワンショットライフル!」
ワンショット・ナイトにライフルが持たれた。
ワンショット・ナイトは手に持つライフルを連射してモンタージュ・ドラゴンを襲う。
モンタージュ・ドラゴンにライフルの弾が数発当たるが敵はすぐに対応してきた。
男性A:「嘗めるな!”ドラゴン・シールド”!」
モンタージュ・ドラゴンにアーマーが装備された。
そのアーマーが弾を弾き飛ばす。
ラリー:「ここで防御タイプのサポートカードを使うとはな。後が苦しくなるぞ」
デュエルバトル・基本ルールその2:サポートカードは、5枚まで。
男性A:「バカにするなよ!2枚目のサポートカード!”竜の逆鱗”!」
モンタージュ・ドラゴンは、口から光線を放つ。
その攻撃を躱すワンショット・ナイト。
躱した攻撃が地面に当たると、地面に大きな穴が開いた。
さっきの攻撃では、こんなことなかったからラリーも少し驚く。
ラリー:「へー、やるね」
男性A:「一気に攻めまくるぜ!」
モンタージュ・ドラゴンの乱れ打ち攻撃が炸裂する。
しかし、ワンショット・ナイトは、それらの攻撃を全て躱した。
男性A:「!」
ラリー:「デュエルバトルに攻撃力は関係ない。限られたサポートカードと、その組み合わせ、そして、何より戦っているモンスターとデュエリストの深い絆が勝敗を決める!」
そんなことを言いながら、自分のモンスターはずっと敵の攻撃を躱していた。
男性A:「ええい!モンタージュ・ドラゴン!奴を亡き者にしろ!」
モンタージュ・ドラゴンの特大攻撃が襲ってきた。
しかし、ワンショットライフルを犠牲に、その攻撃を躱した。
ラリー:「それじゃあ、コンビネーション攻撃行くぞ!サポートカード!”ワンショットロケット”!」
ワンショット・ナイトの前に赤い装甲のモンスターが現れた。
デュエルバトル・基本ルールその3:サポートカードは、5枚までだが、うち1枚はモンスターカードを入れてもよい。
ラリー:「1分しかないからね、すぐに決めるよ!」
デュエルバトル・基本ルールその4:サポートカードは一度のバトルで一回しか使用できない。サポートカードに入っているモンスターカードが使用されたとき、継続時間は1分まで。
ワンショット・ロケットがモンタージュ・ドラゴンに突撃する。
それを受け止めるモンタージュ・ドラゴン。
ラリー:「”ジャンク・アタック”!」
サポートカードを使ったラリー。
ワンショット・ナイトの身体が赤く光り、一瞬でモンタージュ・ドラゴンの背後に回っていた。
男性A:「は、早い!」
ラリー:「ワンショット・ジャンク・タイラント!」
ワンショット・ロケットも炎を逆噴射し、モンタージュ・ドラゴンをワンショット・ナイトがいる方に押し出す。
近づくモンタージュ・ドラゴンを、パワーアップしたワンショット・ナイトが吹き飛ばす。
モンタージュ・ドラゴンのHitPoint0の表示が出た。
『DuelBattle End! DuelBattle End!』
デュエルバトル・基本ルールその5:最初に設定されたヒットポイントを無くした者が負けとする。
審判:「勝者!ワンショット・ナイト!ラリー・ドーソン!」
審判がラリーの勝ちを認める。
ラリーはガッツポーズした。
男性A:「さすがだぜ。負けたよ」
相手も負けを認めた。
デュエルバトル・基本ルールその6:禁止カードは従来のデュエルモンスターズと同じとする。
ここは、ネオコーポレーションシティにあるとあるデュエルバトル専門の店。
ラリーのバトルをずっと見ていた一星。
ラリーに誘われてここへきたのだ。
ラリーが一星の元に来る。
一星:「お疲れ様です」
一星がラリーに水が入ったペットボトルを渡す。
ラリー:「ありがとう、一星」
ラリーは水を受け取り、すぐにキャップを外して中の水を飲んだ。
一星:「デュエルバトル、強いんですね」
ラリー:「まあね、流行してからずっとやってるからな」
エッヘンと自分の強さを自慢し、再び水を飲む。
ラリー:「デュエルバトル。6年前に”ノルマンディーカンパニー”が発表した新作ゲーム。そのゲームを発案した”ミスターY”は初代社長ノーマン・マグスト以外、顔を見たことがないらしいと聞く」
一星:「顔を見たことがない?」
ラリー:「用心深い人なんじゃない?」
2人は店を出て、フロンティア本部に戻るルートを歩いていた。
ラリー:「その初代社長も、第5回デュエルバトルカーニバル選手権が開催された2年前に病死しているから、実質ミスターYの正体を知っているのは、この世にいないだろうね。でも、ミスターYは凄いよ。何たって、あの”遊星粒子”を使ったゲームを開発するんだからよ。遊星の奴も驚いてただろうな」
遊星粒子。遊星歯車に似た性質を持つもの。それが遊星粒子だ。
そして、それを発見したのが一星の父方のお父さん、つまり、一星から見たおじいちゃんが、それを発見した。
父が物心つくときに、前世紀の一星にとって生まれ故郷でもあるネオ童実野シティを襲った大災害”ゼロ・リバース”発生と共に死んだ。
もっと詳しくいうと、この天変地異によって、シティとサテライトの大地は分断し、多くの死傷者が出た。
のちの17年間、シティとサテライトでは身分の差があったため、サテライトにいた者たちは「クズ」呼ばわりされていた。
一星が生まれたときにはすでに、そのような身分はなかった。
そして、その当時に生きており、そんな街を変えた人物も既に自分たちが生まれてすぐに行方不明となっている。
ラリー:「あ、ゴメン。考えもなしに…」
一星:「いえ、気にしていないです」
その街を変えた人物こそ、シティの救世主とも呼ばれた父、不動遊星だ。
父の優しさを知らない一星。
父とは一体、何なのか。父ですら知らないことを、自分でも味わっている。
一星:「父さんは、立派な人だったんですよね」
ラリー:「それは勿論だよ!頭もいいしデュエルも強い。それにイケメンだしね」
遊星のことは全部知っているような口調で話すラリー。
一星:「どうして、父は母を残して消えたんでしょう」
元気なさそうに一星が言った。
ラリーはなんて答えようか困ってしまったが、つい「それは、モーメントが暴走が…」と口走る。
不動遊星は、一星が生まれてすぐにシティに設置していたモーメントが暴走し、モーメントから放たれた眩しい光と共に遊星は消えたという話しだ。
あれから、50年以上が経っている。
一星:「研究熱心だったって、母が言っていました。父はシティの未来のために頑張っていたって」
ちょっとだけ笑う一星。
それに釣られてラリーも笑ってしまう。
ラリー:「そうだね。遊星はネオ童実野シティのために、ずっと頑張っていたよ」
遊星の顔を思い出すラリーであった。
数十分後、一星とラリーはフロンティア本部に到着した。
驚くことに広場にトラックが沢山並んで止まっていた。
別に珍しいことではない。トラックが並んで止まっていることなんて、よくあることだ。
しかし、その止まるトラックはいつも同じメーカーだ。
だが、今回は初めて見るトラックメーカーだった。
ラリー:「どうしたんだろう?」
一星:「さあ」
とりあえず、フロンティア本部のビルに入った2人。
すると、奥から数十人の人が、こちらに向かってきた。
2人はすぐにどけて、こちらに来ていた人たちは、外に出た。
トラックの運転手:「こちらにサインをお願いします」
トラックの運転手とも思われる人が、エントランスにいた案内係の人に書類のサインを求めていた。
案内係の人は躊躇なくサインした。
トラックの運転手:「ありがとうございます。では私たちはこれで」
トラックの運転手は帽子を取って礼儀正しくお辞儀をして外に出た。
止まっていたトラックが一斉に出た。
ラリー:「何か大きなものを持ってきてみたいだね」
そう呟くラリー。
2人はエレベーターに乗って、いつもの場所に来た。
SOA特務隊の人たちもよく来るリフレッシュルームと呼ばれる場所だ。
エレベーターを降りると…。
ラリー:「あれ?みんな」
タカ、ナーヴ、ブリッツの3人がいた。
他にも、フロンティアの関係者数十名がいた。
タカ:「お、ラリー戻ってきたな」
ラリー:「みんなどうしたの?」
とラリーが問いかける。
ブリッツ:「見てみろよ」
ブリッツの目線にあるもの。
ラリーもそこを見て驚いた。
ラリー:「え!?あれって!」
一星:「デュエルバトルフィールド…!」
さっきまでラリーがやっていたデュエルバトルのフィールドシステム数台が、そこにはあった。
ナーヴ:「ああ、元帥が頼んだらしい」
ラリー:「元帥が…!」
ラリーが驚くと…。
百々原:「どうだ?喜んでくれたか?」
張本人が来た。
ラリー:「元帥…!?」
後ろにいた百々原に驚くラリー。
百々原:「みんな、任務とかで頑張ってくれているからな。気晴らしと思って数台注文した。これで少しは隊員たちの楽しめる時間も増えるだろう」
タカ:「流石、元帥。太っ腹ですね」
ナーヴ:「お、おい、失礼だぞ。タカ」
タカの耳元で囁くナーヴに、「あ、いけねえ」とタカが後頭部を掻く。
百々原:「はは、気にしていないさ。それよりも、設置したばかりでまだ起動テストしていない。誰かやってみないか?」
百々原がそう聞くと、ラリーがすぐに手を挙げる。
ラリー:「はい!俺がやってみます!一星、一緒にやろうぜ」
ラリーが一星を対戦相手に指名した。
一星:「ですが、俺やったことないですよ」
ラリー:「いいから、いいから。慣れれば楽しいぜ」
ラリーは笑って言う。
断れなかった一星は、とりあえずやってみることにした。
ラリー:「まずは、ターミナル・ペットに戦闘させるモンスター1枚と、サポートカードを5枚セット。サポートカードの1枚はモンスターカードでも大丈夫だからな」
ラリーの言われた通りに、ターミナル・ペットの所定の場所にそれぞれカードを入れる。
『field system standby』
デュエルバトルフィールドシステムが起動する。
『Terminal PET setup』
ラリー:「ターミナル・ペットをフィールドシステムにセット」
ラリーと一星がターミナル・ペットをデュエルバトルフィールドシステムにセットした。
『Review Terminal PET』
ターミナル・ペットのセットを確認。
『yuseiParticle Spread』
フィールド内に遊星粒子が散布される。
『Stage ”City”』
フィールドに高層ビルが立ち並ぶステージができた。
『Monster Call!』
2人のモンスターがフィールド内に現れた。
ラリーはエースモンスターともいえる”ワンショット・ナイト”だった。
そして、一星のモンスターは青とオレンジの鎧を纏う戦士、シンクロモンスター”ジャンク・ヴィクトリー”が現れた。
ラリー:「ジャンク・ヴィクトリーか。デュエルバトルで戦うモンスターには最適かもね」
『DuelBattle START!!!』
ラリー:「初めてだからって手加減しないよ!」
ラリーが先手。ワンショット・ナイトが前に出る。
ラリー:「いきなり、サポートカード使わせてもらおうよ!”ダブル・サイクロン”!!」
赤紫と黄色の竜巻がフィールド内に現れ、ジャンク・ヴィクトリーを飲み込む。
一星:「ジャンク・ヴィクトリー!」
竜巻に飲み込まれたジャンク・ヴィクトリーを見てつい叫んでしまった。
ブリッツ:「ラリーの奴、初めてやる奴に容赦ねえな」
タカ:「まったくだ。大人げない」
ラリーの行動に呆れるブリッツとタカだった。
二つの竜巻がジャンク・ヴィクトリーを宙に浮かす。
周りに立ち並ぶビルの窓ガラスも次々と割れる。
一星:「”神剣-フェニックスブレード”!」
一星がサポートカードを使用し、ジャンク・ヴィクトリーがフェニックスブレードを手に持ち、その剣を振り回し、竜巻を消し飛ばす。
ラリー:「!」
少し驚くラリー。
ナーヴ:「へえ、やるな、一星の奴」
一星を褒めるナーヴ。
一星:「今度はこっちから行きます!」
ジャンク・ヴィクトリーがフェニックス・ブレードを持って、ワンショット・ナイトに接近する。
一星:「”ジャンク・ダッシュ”を発動!!」
再び一星がサポートカードを使用。ジャンク・ヴィクトリーの背中にジェット機のようなノズルが2基取り付けられ、炎を噴射し、スピードを上げる。
ラリー:「ワンショット・ナイト!受けて立つぞ!”ジャンク・アタック”!」
ラリーもサポートカードを使用し、ワンショット・ナイトがパワーアップする。
そして、ジャンク・ヴィクトリーとワンショット・ナイトがぶつかり合う。
ラリー:「負けるな!ワンショット・ナイト!!」
一星:「行け!ジャンク・ヴィクトリー!その名の通りに勝利を掴むぞ!」
一星の声に応えるかのように、ジャンク・ヴィクトリーがパワーを上げ、ワンショット・ナイトを吹き飛ばす。
ワンショット・ナイトの身体は立ち並ぶビルを次々と貫通した。
ブリッツ:「おいおい、まさか!」
タカ:「初心者である一星の勝ちか…!」
誰もがラリーのワンショット・ナイトが敗れたと思った。
一軒のビルの屋上に立つジャンク・ヴィクトリー。
ワンショット・ナイトが吹き飛んだ場所を上から眺める。
一星:「俺の勝ち…なのか?」
ラリー:「いや、まだだ」
ラリーがそう言うと、砂塵が舞う中からワンショット・ナイトが現れた。
バリアのようなものを纏っていた。
一星:「!」
ラリー:「サポートカード”シンクロン・リフレクト”。こいつで、ワンショット・ナイトを守ったのさ」
ギリギリでジャンク・ヴィクトリーの攻撃を防がれていた。
ナーヴ:「流石、ラリーだな」
ブリッツ:「まったくだ。サポートカードを使うタイミングが絶妙だな」
ラリーのタクティクスを褒めるナーヴたち。
ラリー:「さて、そろそろ終わりにするよ」
ラリーの残りサポートカード枚数は2枚。内1枚はモンスターカードのはず。
そう考えた一星。守りに出ることにした。
一星:「ジャンク・シールド!」
サポートカードを使用し、ジャンク・ヴィクトリーに盾が持たれた。
ラリー:「サポートモンスター!”ワンショット・ブースター”!!」
ワンショット・ナイトの目の前に黄色い装甲のロボットが現れ、ジャンク・ヴィクトリーに向かって突貫する。
ワンショット・ブースターはジャンク・シールドに直撃し、その身を犠牲にジャンク・シールドを破壊した。
ラリー:「ワンショット・ナイト!」
ワンショット・ナイトの身体が光に包まれる。
ラリー:「5枚目のサポートカード!それは、”デーモンの斧”!」
ワンショット・ナイトがデーモンの斧を手に持ち、その気迫のパワーがジャンク・ヴィクトリー、そして一星を襲う。
一星:「!」
ラリー:「トドメだ!ワンショット・ナイト!!」
ワンショット・ナイトがジャンク・ヴィクトリーにトドメを指す。
その瞬間、一星は味わったことがない空気を感じたかのように思えた。
一星:「これが、デュエルバトル…」
『DuelBattle End! DuelBattle End!』
勝者、ラリー・ドーソン!
タカ:「ラリーの勝ちだな」
ブリッツ:「だが、一星も初めてにしてはやるな」
ナーヴ:「ああ」
3人が2人の戦いぶりを褒めたたえる。
一星:「いいバトルでした。こんな初心者と戦ってくれてありがとうございます」
ラリー:「こっちこそ、対戦してくれてありがとう」
2人は拍手する。
百々原:「どうやら、勝負は付いたようだな」
百々原が前に出てきた。
ラリー:「元帥!」
百々原:「君たちの戦いぶり見させてもらったよ」
一星:「見てたんですか」
百々原:「ああ、楽しいものをみせてもらったよ。どうだね君たち。これに参加してみないか?」
百々原は1枚のチラシを見せた。
ラリー:「こ、これって…!?」
ラリーは驚愕した。
チラシにはこう書いてあった。
”第5回デュエルバトルカーニバル選手権”と。
数日前にデュエルバトルを制作した会社が大会開催の宣言し、今、テレビでも告知がなされている。
デュエルバトルを主役に開かれる世界大会だ。
次回予告
ナレーション:数日前、デュエルバトルを制作した”ノルマンディーカンパニー”が第5回デュエルバトルカーニバル選手権の開催を宣言した。
同時に、ノルマンディーカンパニー社長の秘書が各大組織の本部に訪れ、招待状を渡す。
百々原は、あの男に接触する機会を作るため、デュエルバトルカーニバル選手権に出場する適任者を求めていたのだった。
ラリー:次回、遊戯王5DXAL「第5回デュエルバトルカーニバル選手権開催!メイジンの称号を手にした男」
ラリー:「俺、絶対に出たい!」
遊戯王5DXAL豆知識コーナー!!
ラリー:「今回は、俺のエースモンスターともいえる”ワンショット・ナイト”だ。デュエルバトルでしか登場してないからわからないかもしれなかったが実は、レベル6のシンクロモンスターなんだ。分厚い装甲を身に纏う機械戦士だぜ!」