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第50話:『小鳥VSバックス 隠された謎の力』






ドルべとベクター。2人は、王宮側へ行こうと走っていた。

しかし…。



ファミリー部下:「おい、こっちだ!!いたぞ!!」
ファミリー部下がドルべとベクターを見つける。


ベクター:「チッ、また見つかってまったか。ここはもう!」
ベクターがこっちに近づく、敵に威圧をぶつけようとするが…。


ドルべ:「よせ、ベクター。我々の目的は、急いでバギーと交戦しているカイトの元へ急ぐことだ」

ベクター:「だがよ、このままじゃ、同じことの繰り返しだ」

ドルべ:「我々は、この後、王子と交戦するかもしれない。それまで、エナジーや体力は温存しておくべきだ」
ドルべの言う通りだ。ここで、雑魚を相手にしたら、体力は消耗する。

少しでも多く体力やエナジーは温存しておきたい。その気持ちはベクターも同じだった。

ベクター:「チッ、わかったよ」
ベクターはドルべの言う通りに従う。

2人は、この場から走った。


ベクター:「で、どうする?敵に遭わないよう、進もうとしても、その先には敵がいるぞ」

ドルべ:「分かっている。だが、それでも向こうへ早く行くためには、こうやって人目のない道を突き進むしかないんだ」
走りながら、話す2人。


すると、2人が腕につけているミッションウォッチから音が鳴った。


2人は何だと、ミッションウォッチを見る。








第4OP『Butterfly Core《VALSHE》』








第50話:『小鳥VSバックス 隠された謎の力』







ドルべとベクターがミッションウォッチのボタンを押す。

通信のようだ。



ツバキ:『こちら、ツバキです。現在、ダイシャラス王国第2王子バギーはラットリーと共に王宮へ逃走中』
ミッションウォッチから聞こえるツバキの声。










ツバキサイド






ツバキ:「繰り返します。現在、王子は王宮へ逃走中。カイトと共に追跡中です」
カイトと共に行動するツバキは、走りながらミッションウォッチに口元を当てて、仲間たちに状況を繰り返す。











慎也サイド

慎也:「そうか、ツバキが合流してくれたか」


凌牙:「だが、なぜ王宮へ戻っているんだ?」


慎也:「今は、考えている暇はない。当初の目的通り、王宮へ向かう」
凌牙と慎也は、カイトの元へではなく王宮へ目的地を変更した。








哲平サイド



2人で行動を共にする哲平、羅夢は、先ほど交戦していたバックスを追っていた。


しかし、途中で見失い、ただひたすら前を進んでいた。



羅夢:「あの男、どこへ行ったんだ?」

哲平:「完全に見失ったか」

羅夢:「どうします?このまま、捜索を続行しますか?」

哲平:「いや、奴の身体はもう戦えるような身体じゃない。それに、奴を完全に倒したところで、この戦いに終わりはない」

羅夢:「なら…」

哲平:「俺たちも王宮へ行くぞ。羅夢」

羅夢:「了解です」

羅夢と哲平もバックスの追跡は中断し、王宮へと目的地を変更した。







その頃、別動隊も王宮へと急いで向かうことにした。


王子を倒せば、この戦いに終止符が打たれる。

そうなれば、ファミリーは壊滅し住民たちは救われる。


1秒でも早く、王宮へ到着し、王子を倒す。それが、今のSOA特務隊の目的だ。




海馬サイド





モクバ:「目的地戻ったね、兄様」


ペガサス:「少ないとは言えませんが敵の数も減っていマース」

隼人:「ともかく急ぐんだな」
海馬と共に行動する3人も走る海馬の後を追う。








ドルべサイド




ドルべ:「どうやら、カイトは無事のようだな」

ベクター:「だが、目的地が変わっちまったってことは、進む道も考えなきゃいけねえんじゃねえか?」

ドルべ:「カイトがバギーと交戦したのは、王宮から10キロも離れていない。なら、このまま進めば、大丈夫だ」
ドルべとベクターはツバキの通信を聞いて、王宮へ向かうことにした。








小鳥サイド




四天王の1人バックスと遭遇した小鳥。


バックス:『チッ、ついてないぜ』
舌打ちをするバックス。


小鳥はフェアリー・チア・ガールを弓タイプデュエルギア”フェアリー・アーチャリー”を手に持ち構える。


小鳥:「怪我をしていても、邪魔するなら容赦はしないわ」

バックス:「くっ、女、調子に乗るんじゃねえよ!」
バックスはデュエルギアを手元に出そうとするが、その前に小鳥が弓から矢を放ち、バックスの右肩に傷を負わせた。

バックス:「ぐわっ!」
右肩を押さえるバックス。

倒れはしなかったものの、先ほど受けたダメージと今のダメージの所為で、身体はボロボロ。膝をついてしまった。


小鳥:「命まで取るつもりはないわ」
小鳥は、この場を去ろうとする。


バックス:「くっ」
バックスは懐のポケットから何かを出した。

それは、ポッパーが飲んだものと同じ薬だった。


バックス:「女に、嘗められるなんざ、俺のプライドが許さねえ。悪魔でも怪物でも、なってやろうじゃねえか!」
バックスは薬を飲んだ。


バックス:「待てよ!!」
大きな声で小鳥を呼び止めるバックス。


小鳥は振り向き、バックスを見る。



バックス:「その嘗めた口を塞いでやるよ…。俺様の力でな!!」
ニヒッと笑った瞬間、目が黄色く光り。鋭い目つきで小鳥を見る。



小鳥:『何…!?この凍えるような威圧は…!』


バックス:「俺様のフレムベル共で、お前を壊してやる!!さあ、来い!地獄の戦いの始まりだ!」
バックスが手に数枚のカードを持ち、それを投げた。

すると、カードは輝き、モンスターが実体化して出てきた。


フレムベル・デスガンナー、フレムベル・グルニカ、フレムベル・デビル、フレムベル・ヘルドッグ、ネオフレムベル・サーベル、5体のモンスターは小鳥の前に姿を現した。

しかも、5体とも、目の色がバックスと同じだった。



小鳥:「!!」


バックス:「やれ!フレムベル共よ!あの女を焼き殺せ!」
5体のフレムベルが小鳥に襲いかかる。


小鳥:「私には、これが!」
小鳥が右手にエースのマークの紋章を浮かび上がらせた。


すると、紋章の力で小鳥の周りにバリアが張られた。

そのバリアが小鳥を守る。


バックス:「そんなもので、どうにかなると思ったか!!」
バックスが手から炎を吹き出した。


小鳥:「炎を手から!」
バックスが出した炎はそのまま小鳥のバリアへヒット。

凄まじい炎の攻撃が小鳥のバリアを襲い、そして、遂にバリアにヒビが入った。


小鳥:「そ、そんな!!」

バックス:「喰らえ!」
炎の攻撃を強め、遂に、小鳥のバリアを打ち壊した。


小鳥:「きゃあああああああ!!!」
小鳥が悲鳴を上げる。








ドルべサイド


ベクター:「今のは…!」

ドルべ:「小鳥の声だ!急ごう!!」
2人は小鳥の悲鳴がした方へ走る。






遊馬サイド





遊馬:「!!」
何かを感じ取った遊馬。


遊馬:「今の感じは…」



???:『間違いない、小鳥の声だ』
何者かがテレパシーで遊馬の頭の中に自分の声を届けた。



遊馬はペンダントを握る。


???:「急いだほうがいいのではないのか?」

遊馬:「そろそろ迷いを消した方がいいかもな、俺も。そう思うだろ?アストラル」
遊馬は前を向いて走った。








小鳥サイド


バックスのフレムベルの攻撃を受けた小鳥。


右肩に大やけどを負ってしまう。


バックス:「バリアで威力を弱めたそうだが、残念だったな。俺たちの方がパワーは上だ」
不気味な笑みを浮かべながらしゃべるバックス。

バックスの周りにいるフレムベルモンスターも小鳥を睨みつける。


小鳥:『このマークの力でも防ぎ切れないなんて…』
しゃがみ込んだ状態で、右手を見る小鳥。


バックス:「ネオフレムベル・サーベル!そいつを八つ裂きにしろ!」
刀身が燃える剣を持つネオフレムベル・サーベルが小鳥に迫ってくる。


小鳥は傷ついた身体で立ち上がり、逃げようとする。


バックス:「フレムベル・ヘルドッグ!あいつを取り押さえろ!」
バックスの命令でフレムベル・ヘルドッグが行動を開始し、小鳥が逃げる先へ回り込んだ。

小鳥は逃げるルートを変更したが、次はフレムベル・デスガンナーに回り込まれた。


そして、その次も、更に次も逃げる先にフレムベルモンスターに回り込まれ、最終的に四方をフレムベルモンスターに囲まれてしまった。


小鳥:「そんな…!」
逃げる場所を失った小鳥。


バックス:「絶体絶命だな」
目を光らせ、憎い目で小鳥を見るバックス。


小鳥は涙を一滴流す。

バックス:「フッ、泣いてんのか?泣いたって、もう遅い。お前は、ここで焼かれて死ぬんんだ」
バックスのフレムベルモンスターが攻撃準備に入る。


小鳥は目を閉じる。


バックス:「じゃあな」
バックスが目を大きく開けた。

これは攻撃開始の合図。フレムベルモンスターたちが攻撃を放とうとする。

???:「アンブラル・ビートダンス!!」
上から無数の斬撃が振って来て、フレムベルモンスターを一掃する。

バックスはすぐにその場を離れた。


小鳥はゆっくりと目を開くと、目の前に顔に見覚えのある男が立っていた。


ベクター:「何、べそかいてんだよ」
大鎌のデュエルギアを持つベクターが立っていた。


小鳥:「ベクター…!」


ドルべ:「大丈夫か?小鳥」
小鳥の肩を持つドルべ。


小鳥:「ドルべ、どうして?」

ドルべ:「こいつが、ここへ導いてくれたのさ」
そうやって見せるのは、右手の甲に浮かぶエースのマークだった。

ドルべのも小鳥のも輝いていた。


ドルべ:「キミが、まさかNo.2とはね」

小鳥:「お互い、エースのマークに選ばれたってことね」

ベクター:「おーい、俺様を仲間はずれにしないでくれよ。それに敵さんが怒ってるみたいだぜ?」
ベクターが小鳥とドルべを呼ぶ。


2人は立ち上がった。


ドルべ:「奴は、ファミリーの?」

小鳥:「えぇ、四天王の一人よ」

ドルべ:「確か、増援に来てくれた哲平さんが、四天王1人を取り逃がしたって、それがこいつか」
小鳥もドルべもバックスの顔を見る。



バックス:「増援の登場ということか」
舌打ちをしてイライラ感を体で出すバックス。



ベクター:「ああ?なんだよ、その目は?やるってのかよ!」
ベクターが大鎌を構える。


ドルべ:「目が光っている。それになんだ?この奇妙な威圧は」

小鳥:「ドルべも感じる?あの人、途中から様子がおかしくなったのよ。それに、最初に出くわしたときの傷もほとんどない。何かの力で自己再生でもしたのかも」

ドルべ:「デュエルモンスターズの力なのか?それとも、それとは別の…」

ベクター:「ごちゃごちゃ考えるのはやめだ。要はぶっ飛ばせば、それで済むことだ!」
ベクターがバックスに接近する。


バックス:「……」
黙って立つバックス。


ベクターはジャンプする。


ベクター:「お前の首、貰ったぞ!」
笑いながら大鎌を振るベクター。

しかし、バックスの右拳が燃え盛り、そして、突っ立ったまま、ベクターの頬を思いっきり殴った。


ベクター:「ぐはっ!」
ベクターは吹き飛ばされ、建物に激突した。

バックス:「雑魚が。すっこんでろ」
右拳から徐々に体全体を炎で包むバックス。


ドルべ:「なんだ?これは!?」

小鳥:「あ…」
目を丸くし怯える小鳥。


炎の化け物が二人の前に立ちふさがる。


ベクター:「くそっ…」
瓦礫から出てきたベクター。

そして、目に映る光景を見て驚く。


ベクター:「なんだよ、ありゃあ。人間なのかよ」


ドルべ:「これもデュエルモンスターズと…」

小鳥:「人間の力だというの…」

バックス:「さあ、ひれ伏せ!砂利ども!!」
炎に包まれたバックスが、身体中から火の粉を出し、小鳥たちを襲う。


ベクター:「うおっ!」

ドルべ:「くそっ!」

小鳥:「きゃあ!」
逃げる3人。

バックス:「逃げろ、逃げろ!逃げられるものならな!!ひゃははは!」
周りにまき散らす火の粉はやがて形を変え、龍の形となって、3人はおろか建物の影に隠れていた野良犬や野良猫、ネズミなども襲う。


火の粉に触れて、身体が燃えている犬などを見てしまった小鳥。

小鳥:「あ、ああ」
頭を抱える小鳥。恐怖心が高まっているのだ。


ドルべ:「小鳥!しっかりしろ!!!」
頭を抱える小鳥に声をかけるドルべ。しかし、小鳥の恐怖心はドルべの声を遮っていた。

ベクター:「うわああああ!」
バックスの火の粉の攻撃に当たってしまったベクター。

ドルべ:「ベクター!はっ!」
自分の方にも、バックスの火の粉が迫ってきた。


ドルべ:「小鳥!」
小鳥を強く押し飛ばすドルべ。

ドルべ:「うわあああ!」
ドルべも火の粉に当たってしまう。

小鳥は何が起きたのか、後ろを見る。

すると、そこにいたのは、自分以上にやけどを負ったドルべが倒れていた。


小鳥:「ドルべ…!!」
ドルべを見て慌てる小鳥。



ベクター:「くそが…」
ベクターもやけどを負った状態でしゃがんでいた。


小鳥:「ベクター!」
ベクターの姿を見て叫ぶことしかできない小鳥。


そして、笑い声がする方を見ると、そこには、炎に包まれた化け物、バックスがいた。


バックス:「弱い、弱すぎる。これが、人間か?これが生物か?こんなに簡単に壊れるとはな」


小鳥:「あ…」
バックスの姿を見て、またもや怯える小鳥。


バックス:「王子はいい力を俺にくれたぜ。これだったら、何にでもなれる。悪魔にも、神にもな!」
体を覆う炎が更に燃え盛った。


バックス:「これで、この国を滅ぼしてやる!!」
燃え盛る炎の大きさは尋常ではなかった。








カイトたちから逃げているバギーたち




奇妙な違和感を感じたバギー。


振り向くと、そこには巨大な炎が燃え上がっていた。


ラットリー:「王子、あれは?」


バギー:「ふ、ふふふ、地獄への予兆だ」
ニヒッと笑うバギー。






ラットリーと交戦した六十郎と共にいるメンバー、一馬、双六、アーサー、鮫島、影丸、クロノス、ナポレオン、矢薙、トロン、フェイカーに春、イェーガー、トメさん、セイコ、マーサとシュミット、羽蛾、竜崎、そして、宝井にも燃え盛る巨大な炎が見えていた。


みんな、驚きのあまり声が出なかった。







その頃…。



斎王:「あれは、なんだ?」
妹の美寿知を行動していた斎王。


2人にも、燃え盛る巨大な炎が目に映る。


???:「斎王、美寿知!」
2人を呼ぶ声。2人には聞き覚えのある声だった。


斎王:「ヨハン・アンデルセン!それに!」
最初に目に映ったのはヨハンだった。


だが、後ろには他にもオブライエン、ジム、ジュンコ、ももえ、等々力、チャーリーがいた。



ジム:「2人とも無事だったか」

斎王:「ああ、だが、あれは?」

オブライエン:「嫌な予感がするな」
燃え盛る炎を見て、そう呟くオブライエン。




大きいあまり、この大きく燃え盛る炎はいろんな場所から目撃されていた。







遊馬サイド



遊馬:「チッ、国丸ごと吹き飛ばすつもりか」
舌打ちをする遊馬。


直ぐに止めたいが、急いでいったとしても、間に合わない。遊馬は、自分がいるところと、燃え盛る炎の距離を見て、そう思った。









小鳥サイド



バックス:「お前たちじゃあ、なにもできやしないのさ」

小鳥:「何をする…つもり」

バックス:「言ったろ、この国を地獄へと変えるのさ」

小鳥:「そんなことすれば、多くの人が…!」

バックス:「俺は、人間が死ぬ様を見るのが好きで仕方がねえのさ」

小鳥:「!」

バックス:「この力を使えば、一度に沢山の死ぬ場面が見られる!ひゃはははは。さあ、地獄の宴だ!!!」
バックスが攻撃体勢に入る。


小鳥の脳裏には、バックスの攻撃で、燃え死ぬ住民や仲間たちの姿が思い浮かんでしまった。


琴羽:『こ、とり…』


セイ:「た…」

サチ:「すけて…」
無残に燃えてなくなる母や友達。その姿を思い浮かんでしまった小鳥は、思わず叫んでしまった。




小鳥:「やめてえええええええええええ!!!」



………


風が吹いた。

静かなに数秒の時が流れた。



バックス:「う…あ」
巨大に燃え盛る炎が徐々に静まり返る。

ドルべ:「な、なんだ…!」


バックスの身体が地面に落ちた。

小鳥:「私、今、何をして…」

バックス:「体が、動かねえ。くそ、がっ!」
無理に立ち上がろうとするバックス。


小鳥はハッと気づき、バックスに仕掛ける。


小鳥のエースのマークが光る。

小鳥:「いい加減にしなさーい!!」
小鳥の鉄拳がバックスの右頬に炸裂。

歯が折れ、バックスはそのまま気絶してしまった。



ベクター:「なんだったんだ?今のは」
何が起きたの理解できないベクター。

驚きのあまりぽかーんと口が開くベクターにドルべが近づいてきた。

ドルべ:「大丈夫か?ベクター」

ベクター:「とりあえずはな」

ドルべ:「私の力で回復させよう」
ドルべのエースのマークが輝き、右手で怪我をしているベクターの身体に触れる。

すると、少しではあるが、ベクターのやけどが消えていくのがわかる。


ドルべ:『小鳥が攻撃を仕掛けている様子はなかった。何が起きたというのだ?』
小鳥の後ろ姿を見て、心の中で呟くドルべ。

すると、小鳥が振り向き、こちらに近づいてきた。


小鳥:「2人とも、大丈夫?」

ドルべ:「あぁ、私の力で応急処置は済ませられる。問題ない」

ベクター:「おめえすげえな。何やったんだ?」

小鳥:「え?そ、それは…、私にも何がなんだか」

ベクター:「秘められた力ってやつか?俺にも、今度教えてくれよ」
笑いながら話すベクター。

ドルべ:「その話しは今度にしろ。歩けるなら、急いでいくぞ」

ベクター:「はいはい」

小鳥:「うん」
ドルべ、ベクター、そして、小鳥は急いで王宮へと向かう。


小鳥VSバックス

勝者、小鳥!



ナレーション:小鳥は一体、何をしたのか。それは、本人を含め、その場にいた誰もが理解できなかった。

しかし、この力もまた、世界を動かすための力として語られることになる。









第3ED『キミモノガタリ《little by little》』






次回予告

ナレーション:王宮へ着いたバギーとラットリー。2人を追いかけてきたカイトとツバキも王宮へ到着し、戦闘開始のコングが再び鳴り響く。

海馬や、万丈目といった仲間たちも続々と合流し、最終決戦の時が近づいてきた。

しかし、バギーは思わぬ力でSOA特務隊を襲う!!

ツバキ:次回、遊戯王5DXAL「味方同士の戦い バギーの罠」


ツバキ:「これが最終手段…!」


遊戯王5DXAL豆知識コーナー!!


小鳥:「私が使用するデュエルギアは、”フェアリー・チア・ガール”の弓タイプ、”フェアリー・アーチャリー”よ。光の矢を放って、敵の攻撃に立ち向かうわ。エースのマークの力でより強力な矢を放つことができるわ」
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