第47話:『フォーマンセル!全てを無にする一撃!』
右拳にエースのマークを輝かせるカイト。
バギー:「エースのマーク。アストラル世界に選ばれしものの印…」
ボソッと呟くバギー。
カイトの右手にギャラクシー・サーベルを握り、バギーに一発の一太刀を与えた。
その一撃でバギーは少しだけ腰を落とした。
バギー:『さっきより威力が上がっているだと…!紋章の力か…!?』
バギーはカイトから少し距離を取った。
カイト:「本当の勝負はここからだ!」
第4OP『Butterfly Core《VALSHE》』
第47話:『フォーマンセル!全てを無にする一撃!』
単独行動している武藤ツバキは、急いで走っていた。
向かう場所は、カイトの元だ。
ツバキ:「ここからだと、すぐに増援に行ける。待ってて、カイト」
ツバキは1秒でも早く、カイトの元へ到着するためにも、早く走っていた。
近くで、爆発音がした。そこに、カイトが戦っている。
遊馬サイド
遊馬も1人走っていた。
何かを考えながら走っていた。
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男性A:「四大神王者の力は、世界勢力の中でも、圧倒的な力だ。彼等の存在が周りにも危害を受けかねん!」
黒いスーツを着用する男が言う。
ランセツ:「四大神王者は、世界を収めるのにも必要な存在だが、こいつらの所為でフロンティアは、今まで以上に被害を受けている!そして、これからも!」
十天老士のランセツが指を指し強く発言する。
百々原:「ま、待て!彼らの力があってこそのフロンティアだ!彼らが裏で支えてくれたからこそ!」
羽鳥:「元帥はあまい!こやつらの身体についている疫病神が、フロンティアの運命を絶望へと突き進ませるのです!」
元帥の言葉に反論する十天老士の羽鳥。
宝井:「こいつらは、ここに置いておくべきではない!国家政府と交渉し、こいつらを”孤独の法”の永久処罰を与えるべきだ!」
百々原:「なっ!?」
”孤独の法”。それは、フロンティアの刑の一つであり、罰せられたものは、フロンティアから追放され、特定の人々しか接触できず、やぶれば死刑になることもある。
メキボ:「孤独の法とは、大きく出たものだな」
キョウ:「しかし、彼らには、これほどのことをしなければ聞いてはくれないだろう」
キョウの言葉に他の十天老士の者たちが首を縦に振り頷く。
百々原:「今後の、フロンティアはどうするつもりだ!?」
杉山:「元帥。この世界のことをお忘れですか?1年に100人から200人程、永久の命を掴むことができる多元世紀です。未来に、沢山の優秀なデュエリストが来ますよ」
百々原:「人員を増やすのはいいが、同時に死者を増やすことにもなるぞ!」
杉山:「そうならないためにも、早く大組織との和平を結び、襲ってくる組織を亡き者にして、フロンティアが世界をまとめる中心的な存在になればいいのです」
北支:「まあ、それまで犠牲は多く出るが」
宝井:「全ては世界のため」
百々原:「ぬぅ……」
自分の話しを聞こうともしない会議室のメンバーに少しだけ怒りを覚えた百々原。
そして、その話しを聞いていた遊馬は両手で握り拳を作った。
歯を立てる遊馬。悔しい、そして、悲しい。当時、遊馬の心の中は、これらでいっぱいだった。
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遊馬:「カイト…」
カイトの名をボソッと呟く遊馬。
自分は孤独の法を受けている身。カイトとの接触は当然できない。
行けば、法を破ったことにもなるが、顔見知りのカイトたちにも危害が及ぶ可能性だってある。
だが、このまま仲間を放っておくことはできない。
だが、すぐに遊馬の目つきは変わった。
四大神王者にはある名言がある。
遊馬:「法なんて、破るためにあるのさ」
遊馬はニヤッと笑い、急いで走った。
その頃、ファミリー四天王ポッパーと遭遇してしまった、亮と三沢。
鋭い目で、ポッパーは2人を見るが、その目は赤く血のような色をしていた。
亮:「この男、様子がおかしい」
三沢:「ああ、気を付けた方が…」
2人がポッパーを完全に警戒するが…!
ポッパー:「今の俺は…」
亮と三沢の間に突如現れたポッパー。
2人は何が起きたのかわからなかった。
だが、確信したのは、自分たちが危ないということだ。
ポッパー:「誰にも止められない…!」
ポッパーから放たれた殺気が、2人を吹き飛ばす。
三沢:「ぐはっ!」
亮:「ぐわっ!」
地面に叩き付けられた2人。
三沢:「何だ?今の動きは!?」
亮:「いつの間に、俺たちの間に!」
立ち上がりながら呟く2人。痛みに耐えながら、立ち上がったことが顔に出ている。
ポッパー:「これが、王子が俺に授けてくれた薬の力!」
両手を見て、我の力に感動するポッパー。
三沢:「あいつ、今、薬の力って…」
亮:「ああ、俺も聞いた。あの赤い目は、その薬の影響によるものなのか…!」
2人は聞き漏らしていなかった。確かに、ポッパーは薬の力だと発言した。
2人は、ワックスポワロでの戦いで小鳥たちの身に起きたことを本人たちから聞いていた。
その事件の首謀者、狂言と一緒にいた男、キュミルは精霊の力を封印している薬を使って、強大なパワーを手にし襲いかかってきた。
もし、今、奴が使っている薬が、それと関係しているではないか。
2人の頭の中に、その考えが過った。
ポッパー:「俺を止めることは王子でも不可能!」
ポッパーの背中から黒い翼が出てきた。
そして、右手が鳥の足のように変化し、左手に黒いエネルギー体でできた斧のような形をした武器が持たれる。
ポッパー:「俺、今、限界勢力を超える力を手にした!ダーク・シムルグよ!俺に力を!」
ポッパーの背後に、ダーク・シムルグが現れ、黒い霧に包まれていく。
だが、ダーク・シムルグは、その霧に対抗している姿が見てわかる。
激しくもがく、その姿は嫌がっている証拠だ。
亮:「モンスターが対抗している!」
三沢:「ダーク・シムルグも、ポッパーに囚われるのを拒んでいるんだ」
三沢は、”ウォーター・ドラゴン”のカードを出す。
三沢:「水の守護剣”龍水刀”!」
刃が水でできた刀が三沢の手に持たれた。
亮もサイバードラゴンのデュエルギアを出す。
リボルバーマグナムタイプのデュエルギア”リボルバーマグナムEB(エヴォリューション・バースト)”。これが、亮が使用するデュエルギアだ。
ポッパー:「来い!弱気生物!」
ポッパーの背中についた黒い翼が大きく広げられ、突風が巻き起こる。
それに耐える三沢と亮。
その頃、先ほどポッパーと戦闘したマリクとリシドは、逃げたポッパーを追っていたため、今、ポッパーがいる場所の近くにいた。
いきなり起きた強い突風。
そして、叫び声。その声に聞き覚えがあった2人。
マリク:「今の聞いたか、リシド?」
リシド:「はい、あれはポッパーの声でした」
マリク:「あっちだ!」
声がした方へと走るマリクとリシド。
ポッパーとこれから戦いを挑む三沢と亮。
三沢:「カイザー、考えたら、あなたとはツーマンセルを組んだことがなかったですね。そちらの武器の特性を教えていただけると幸いなんですが」
亮:「俺のデュエルギアは見ての通り、リボルバー式の銃だ。しかも、その中でも圧倒的破壊力があるマグナムだ」
自分のデュエルギアを三沢に見せる亮。
三沢:「さすが、皇帝の異名を持つ人だ。いい武器を使う」
亮:「皇帝はよしてくれ。その異名は、とうの昔に捨てた。三沢、お前の武器は刀か」
三沢:「ああ、だから俺のは近接戦闘向きの武器だ」
亮:「秀才のお前だったら、どんな作成を立てる?」
亮が三沢に問う。
三沢は、ポッパーを見る。
三沢:「奴が使っている力はダーク・シムルグの力。ダーク・シムルグの特性を考えれば、奴が仕掛けてくる攻撃は、中距離か遠距離の攻撃ばかりだと推測する。そうなると…」
亮:「お前の刀で攻撃するためには、俺の武器で陽動攻撃を仕掛けるしかないということか」
三沢:「もしくは、俺が奴に攻撃を仕掛ける隙を与えず、近接攻撃で接近し攻撃し続け、カイザー、あなたの武器でトドメを指す方法もある」
亮:「それでは、あまりにも、三沢が危険すぎる」
三沢:「なら、前者の作戦ということで」
亮:「ああ」
亮が走り出す。
それに、気付いたポッパーが亮に目線を向ける。
亮はリボルバーマグナムEBから弾を数発発砲した。
ポッパーは黒い翼で身を守り、防御態勢に入った。
ポッパー:「それほどの攻撃が、俺に聞くか!」
ポッパーは左手に持つエネルギー体でできた斧を亮に向かって投げる。
三沢:「カイザー!」
亮:「くっ」
亮は瞬時に、しゃがむ。
建物の壁に、斧が突き刺さった。
もし当たっていたらただでは済まなかっただろう。
ポッパーが建物に刺さった斧を取りに行こうと動き出す。
亮は、すぐにその場を離れ、攻撃を続ける。
しかし、亮が撃つ弾は全て躱され、ダメージを与えることはできなかった。
ポッパー:「ド素人の攻撃だ。そんなもので、俺に傷を負わすことはできないぞ!」
ポッパーが建物に刺さった斧を取り戻す。
亮は、リボルバーマグナムEBは世間に出回っている物と同じで、連続で6発しか撃つことができない。
もし弾が切れたら、リボルバーに弾を込めなければいけない。
弾は、意識を集中すれば、すぐに手元に出てくるが、弾の入れ替えが一番のデメリットになる。
亮は、急いで隠れて、空の薬莢を6個取り出し、手元に出た銃弾をリボルバーマグナムEBに装填する。
三沢:「上だ!カイザー!!」
三沢の叫びで、カイザーは上を見た。
そこには、大きく羽を広げるポッパーがいた。
ポッパー:「死ねえ!」
羽からビームを出す。
今逃げても遅い。亮はそれをわかっていた。
これで終わりかと思った、そのとき!
???:「ゴイル・ダークネス!!」
???:「セルケトヘティト!!」
別の方から飛んできた攻撃が、ポッパーの攻撃とぶつかり、その間に亮は、その場から下がった。
三沢は、攻撃が飛んできた方を見る。
三沢:「あなたたちは!」
マリク:「大丈夫かい、2人とも?」
マリク、そして、リシドがそこに立っていた。
三沢:「ありがとうございます。おかげで助かりました」
マリク:「礼には及ばないよ。それより、あれは?」
マリクが視線を変えてみるもの。それはポッパーだ。
リシド:「四天王の1人ポッパー?だが、私たちと戦ったときより、様子が…」
マリク:「それもそうだが、僕たちが与えた傷も治っている…!?」
亮:「奴は、薬を服用したようです」
亮が、自分たちが思っていることを口にする。
マリク:「薬?」
三沢:「えぇ、奴は薬の力と口にしました。そのことから、ワックスポワロでキュミルが使用した薬と何か関係あるのではないかと…」
リシド:「我々の本来の目的は、この国に入国していた狂言の行動を調べること」
マリク:「狂言がバギーと接触していたことは、さっき奴の口から聞いた。その可能性はあるだろうな」
マリクが前に出る。
マリク:「ここからフォーマンセルで行くよ。人数が多い分、こっちに分があるしね」
リシド:「奴は、限界勢力の持ち主。油断はできません」
三沢:「さっきもあいつ言っていましたが、”限界勢力”って?」
三沢が気にしている単語の質問をする。
マリク:「精霊と宿主が心を通わせ通じ合ったときに、デュエルモンスターズそのものを身体に取り込んで力を宿主が発揮することができる人のことだよ」
限界勢力の説明をするマリク。
亮:「精霊と宿主が…。そうか、ダーク・シムルグが拒んでいたのは、奴と心を通わせていなかったからだ」
三沢:「だから、薬の力で膨大な力を得たポッパーに力を与えたくなかったんだ」
さっきダーク・シムルグがポッパーと一つになることを拒んでいた姿を目撃した2人。
これで納得がついた。
ポッパー:「無駄話は…そこまでだー!」
ポッパーが4人に近づいてきた。
ポッパー:「くらえ!黒き疾風!!」
ポッパーが翼を羽ばたかせ、竜巻を起こす。
しかも、その竜巻には黒いオーラがまとわりついていた。
近くの瓦礫を飲み込んでいく竜巻は、三沢たちも飲みこもうとする、
リシド:「ここにいては、我々も巻き込まれる…!」
マリク:「しかし、この規模の竜巻は、早く消滅させなければ他の場所にも危害が及ぶ!!」
マリクの言う通りだった。この竜巻を放っておけば確実に被害は大きい。
すると、そこにファミリーの部下数十名が増援に来た。
ファミリーの部下:「ポッパー様!助太刀します!!」
部下たちは武器を構える。
ポッパー:「邪魔をするな!」
ポッパーが部下たちに向かって攻撃を仕掛けた。
部下たち:「「「うわあああああ!」」」
部下たちは、その攻撃を受け、そのまま竜巻に飲み込まれてしまった。
リシド:「自分の部下を!」
マリク:「何故攻撃したんだ!?」
三沢:「まさか、力を制御しきれていないんじゃ」
亮:「三沢、何か止める手はないか?」
足を踏ん張りながら、三沢に聞く亮。
三沢は目を閉じて、どうすればいいのかを考えた。
三沢:『あの竜巻を止める方法、それは、ポッパーを倒すしかない。こっちは4人。数では勝っている。だが、力の差は確実に向こうが上だ…』
目を開けて、ポッパーを見る三沢。
ポッパー:「全てを飲み込み!全てを破壊しろ!あははははは…うっ!」
いきなり胸を押さえるポッパー。
三沢:「?」
ポッパー:「な、なんだ…この痛みは…!は!」
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バギー:「飲めば爆発的な力を手にすることはできるが、勿論副作用もある。ま、使ってれば、その内なれるだろうがな」
薬を渡されたとき、バギーが言っていた言葉を思い出したポッパー。
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この痛みが薬の副作用だとすぐに分かった。
ポッパー:「こんな痛み、力のためなら…!!」
ポッパーの目は更に濃く赤く色になる。
その後ろに現れたダーク・シムルグ。
ダーク・シムルグも目が赤かったが、嫌がっているのが一目でわかる。
三沢:「この力が、薬の影響で強くなったダーク・シムルグの力なら…。よし」
三沢が何を思いついたようだ。
三沢:「みんな聞いてくれ。おそらく、この力の源になるダーク・シムルグのカードさえ奪えば、この竜巻は収まるはずだ」
リシド:「ダーク・シムルグのカード…?」
マリク:「だが、そのカードはどこにある?奴が持っているのは間違いないが…」
三沢:「これは賭けだが、カードはおそらく右腰にあるデッキケース…!」
亮:「単純に考えたら、それがベストだが…」
マリク:「よしカードを奴から奪おう!」
マリクが三沢の話しに乗った。
リシド:「しかし、どうするので?この竜巻の威力、下手に動けば、すぐに飲み込まれます!」
亮:「竜巻の威力を一瞬殺せたら、あるいは!」
4人が色々話しているうちに竜巻のパワーは増していく。
ポッパー:「さあ、どうした?来ないのか?いや、来れないのか?この圧倒的で膨大なパワーに手も足も出ないか!」
ポッパーは何もしてこない三沢たちをバカにする。
マリク:「言わせておけば…!」
???:「あんたらは、奴に集中しろ」
4人のミッションウォッチから聞こえた男性の声。
すると、竜巻に向かって攻撃する粒子の光線がどこからか放たれた。
マリクはその放たれた場所を見る。
マリク:「君たちは…!」
マリクの目に映る人達。
鬼柳:「デス・ファイア・ブラスト!!」
インフェルニティ・デス・ドラゴンが黒い粒子を口から吐き出し竜巻に向かって、再び攻撃する。
ミスティ:「トラジェディ・ストリーム!!」
バッド・エンド・クイーン・ドラゴンもインフェルニティ・デス・ドラゴンに続いて攻撃する。
鬼柳:「この竜巻は俺たちが押させる!!」
竜巻が巻き起こす風に耐えながら戦いに挑む鬼柳、ミスティ。
エマリー:「この先には、避難民がいます!急いで!」
鬼柳の娘のエマリーがミスティの服を掴みながら言う。
ポッパー:「砂利がいくら集まったところで!」
ポッパーが歯を立てる。
三沢:「よし、彼らの努力を無駄にするわけにはいかない」
マリク:「必ず僕たち4人で奴を倒す!」
三沢、マリク、リシド、亮の4人が構える。
ミスティ:「頑張って!バッド・エンド・クイーン・ドラゴン!」
ミスティの声にバッド・エンド・クイーン・ドラゴンが応え、攻撃の威力を上げる。
鬼柳:「死神の真の力!インフェルニティ・デス・ドラゴン!いけぇ!!」
インフェルニティ・デス・ドラゴンが今まで放った攻撃よりもさらに威力のある攻撃を竜巻に向かて放った。
その時、竜巻の威力が少しずつ弱まってきたのが肌で感じてわかった。
三沢:「今だ!」
三沢たち4人は走り出し、ポッパーに接近する。
ポッパー:「束できたところで、結果は同じだ!」
ポッパーが風のバリアを周りに張った。
だが、バリアを張った瞬間!
ポッパー:「がはっ!また!」
胸が再び苦しみだした。
リシド:「セルケトヘティ!!」
矛槍類に属する長柄武器タイプのハルバードスコルピから斬撃を放ち、ポッパーの周りに張られているバリアにぶつける。
リシド:「いけぇ!」
リシドの攻撃が、風のバリアを突き破った。
ポッパー:「なっ!くそっ!」
黒いエネルギー体でできた斧を構え、鳥の足のように変化した右手を突き出すポッパー。
奴も攻撃を仕掛けるつもりだ。
マリク、亮、そして、三沢が攻撃態勢に入る。
亮:「うおおおお!」
リボルバーマグナムEBの弾丸を連射する。
マリク:「ゴイル・ダークネス!!」
短い錫杖タイプのデュエルギア”デビル・シュテッケン”からデビルの形をした波動を放つ。
三沢:「水竜楼破!」
三沢は龍水刀を地面に突き刺した瞬間、地面から数体の水の龍が現れ、口から水の塊でできた波動を放つ。
3人の攻撃が一つになり、強力なパワーがある攻撃が生まれた。
三沢:「これが、俺たちの戦いだ!」
3人の攻撃は、接近するポッパーに当たった。
ポッパー:「ぐはっ!」
攻撃を諸に喰らったポッパー。
すると、ベルトがちぎれたのか腰につけているデッキケースが三沢達の方へ飛んできた。
三沢は、デッキケースを拾い、中からダーク・シムルグのカードを取り出す。
すると、竜巻は弱まり、完全に消えた。
鬼柳:「ふぅ」
ミスティ:「なんとか危機を脱したわね」
一安心するミスティ達。
モンスターたちも消えて行く。
マリク:「ポッパーは?」
リシド:「そこに倒れています」
元の姿に戻っているポッパーは、地面に倒れていた。
亮:「薬の影響でまた暴れる可能性があるんじゃないのか?」
三沢:「この傷では、立ち上がることはできないだろう。それより、早く天城カイトのところへ急ごう」
亮:「そうだな」
三沢たちが話している間に、鬼柳たちも、こちらに来た。
三沢:「君たちが来てくれなかったら、俺たちは負けていた。礼を言う」
鬼柳:「礼には及ばないぜ。それより、早く行くんだろ?付き合うぞ」
三沢:「ああ」
三沢たちは、この場を去った。
向かう先は、バギーと戦うカイトの元だ。
三沢、亮、マリク、リシドVSポッパー
勝者:三沢、亮、マリク、リシド
第3ED『キミモノガタリ《little by little》』
次回予告
ナレーション:アンナの前に現れた幹部ディヴィット。
自分をバカにする態度に怒りを覚え、エースのマークの力を使って対抗するもアンナは、その力を制御できず暴走する。
増援に来たⅤとⅣも、アンナの攻撃に巻き込まれそうになるが、昔の思い出を思い出したアンナは、遂にその力の制御に…!
アンナ:次回、遊戯王5DXAL「破壊神と思い出の言葉」
アンナ:「絶対に、この力を使いこなしてみせるぜ!」
遊戯王5DXAL豆知識コーナー!!
亮:「”リボルバーマグナムEB(エヴォリューション・バースト)”はリボルバーマグナムタイプのデュエルギアだ。威力は申し分ないが、弾が6発しか装填できないため、弾が切れたときは弾を6発分装填しなければいけないというデメリットがある」