第82話【HERO】
クローン・エンパイラの指揮官ゼロと決着がついた十代。
その数時間後、十代は明日香とともに部屋に戻り、手当てをする。
明日香は保健室にいる鮎川先生から手当て道具を借り、十代の傷ついた場所を手当てする。
だが、その手当ての仕方は少しおかしかった。
体など、服に隠れた場所は包帯で巻いてくれたが、手や、顔、首筋はなぜか明日香本人が舐める。
「うおぉぉ!シミる!明日香!」
十代は明日香の腕を持って離そうとするが、明日香は十代の首筋から、なかなか離れない。
「この辺は軽傷だから、舐めればすぐ治るわ」
「だからって、うわっ!シミる!」
明日香は次に十代の右頬についたキズにキスする。
「我慢しなさい、仕返しよ」
「え?」
「私を心配にさせた仕返し。そして、これが」
明日香は十代の左頬についたキズを舐める。
「ぐっ」
「私を泣かせた、仕返し。そして、これが、」
すると、明日香は十代にキスする。
「これが、無事に帰ってきた、仕返しじゃなくて、お詫びよ」
「明日香…」
再び2人の顔が近づく。
第2OP Precious Time,Glory Days(サイキックラバー)
GX‐82【HERO】
十代の手当てが終わって数時間後、
明日香は保健室に道具を返しに行った。
その頃、十代は、自分のデッキを1枚1枚、テーブルに並べていた。
そして、そこに明日香が帰ってきた。
「あら?なにしてるの?」
明日香が聞く。
「ん?ああ、デッキの整理をな。考えて見りゃ、俺、融合モンスター凄く増えてよ…しかも、クローン・エンパイラとの戦いで新しいモンスターも手に入れたからさ」
「確かにそうね」
明日香が十代の横に座る。
「お前、俺のモンスターの名前、全て覚えてるか?」
「まあ、大半は…。全部は無理ね」
「俺は自分のデッキだから、覚えているけど、やっぱり、みんなから見たら覚えるのが大変だよな。なんか、いずれ、ルールが変わって融合デッキに制限がかかりそうだ」
「そうね。十代、私、あなたのデッキのモンスター、全て覚えるわ」
「は?」
「特に、幻のE・HEROや、儀式E・HERO、それに新しいネオスに、ハネクリボーも」
「いや…」
「ダメ?」
明日香が十代に可愛さを演じるように言う。
「ダメじゃないぜ」
十代が明日香の唇を奪う。
「じゃあ、教えて」
「ああ」
十代が言う。
(ここからは十代と明日香が言ったモンスターが回想されていると考えて下さい)
十代:まずは、幻のE・HEROから行くか。最初は’E・HEROバーニング・ボンド’だ。
明日香:最初に手に入れた幻のE・HEROね
十代:ああ、炎の力を自在に操るバーニング・ボンド。そして、ツイン・フュージョンすることで6つのWE(ダブルエレメンタル)・HEROになるんだ。
明日香:まずは、炎属性の’WE・HEROアカシック・ストーム’ね
十代:こいつは、より強力な炎を扱うモンスターだ
明日香:それに風属性’ベント・テンペスタ’。それに光属性’フォトン・フレイム’。
十代:それと水属性の’マグマ・ウォーター’、闇属性の’デス・ヒート’、地属性の’ヴォルカ・グラビィタ’だな。
明日香:WE・HEROだけで、6体もあるのね。
十代:ああ、そして、次は2枚目に手に入れた’トルネード・エクイメント’だ。風の幻のE・HEROだな。
明日香:このモンスターは個性よね。ツイン・フュージョンして、AE(アサルトエレメンタル)・HEROになって、しかも装備カードにもなるから。
十代:そうだな。まずは、炎の爪のような武器を持つ’AE・HEROファイア・クロー’だ。
明日香:それに、風の双剣を持つ’タイフーン・ソードマン’。それと、輝く剣を持った’ルミーレ・ブレード’。
十代:それに水の錫杖を持った’アイス・スティック’。闇の槍を持った’ファントム・ランサー’。そして、地面をも砕く斧を持つ’パニッシャ・アックス’だな。
明日香:次はオーストラリアで手に入れた地の幻のE・HERO’グラヴィティ・アルマメント’だな。
十代:こいつももちろん、6つのツイン・フュージョンを可能にし、GE・HERO(ギア・エレメンタル・ヒーロー)にになるんだ。まずは、炎属性の力を手に入れた’フィアンマ・バーナー’。それに、風の力を手に入れた’ワード・ウィング’。それと輝く手を持つ’ライジング・フィンガー’だ。
明日香:それに、氷のような固い鎧をつけた’コールド・アルムルン’に、闇に染まった腕を持つ’ヘル・ガントレット’。そして、地面のような楯を持った’グレート・シールド’ね。
十代:お前、覚えてんじゃんか。
明日香:少しよ、少し。さ、次、行きましょう。
十代:あ、あぁ、次は4枚目に手に入れた水の幻のE・HERO’ブリザード・ホーリー’だ。こいつは、ツイン・フュージョンすると、フィールド魔法になるFE(フィールドエレメンタル)・HEROになるんだ。
明日香:1体目は’ブレイジング・ファリソン’。炎の力を備わっているFE・HEROね
十代:ああ、そして、風の力を備わった’クラウン・トルビルオン’。さらに、天空のフィールドになる’ザ・スカイ’。
明日香:さらに、雨のフィールドになる’レイン・ピオッジャ’。幻覚のフィールドになる’ブイルディング・ナイト’。それに、地の力を持つ’グラン・ハーベニング’ね。
十代:よくご存知で。
明日香:知ってる?私、アカデミア時代は成績1位、2位を争う成績だったのよ
十代:誰でも知ってるよ。
明日香:なんですって?
十代:いでで!ほっぺたつねるの禁止。次、行くぞ。
明日香:次は、闇に邪悪な力から解放し助け出した闇の幻のE・HERO’ヴィジョン・ダークマン’ね。
十代:ああ、そして、こいつがツイン・フュージョンすると、マジック、トラップゾーンに置けるVE(ヴィジョンエレメンタル)・HEROになるんだ。
明日香:じゃあ、紹介して。このモンスターに関しては、私、口出さないから
十代:ああ、まずは、炎と闇の’バーン・バーサーカー’だ。そして、風と闇でできた’サイクロン・ムルケーション’。さらに、闇に対する光と一つになった’エレクトロ・カオス’。カオスは混沌って意味だな。さらに、闇と水が重なった’フリージング・シャドウ’。2つの闇が重なり合った’ブラック・キラー’。そして、闇と地が重なり合う力’グランド・ダーク’だ。
明日香:お疲れ様。
十代:はあ、疲れた。
明日香:でも、まだあるわよ。
十代:ああ、わかってるよ。次は最後に手に入れた光の幻のE・HERO’シャイニング・ゼウス’だ。
明日香:このモンスターは、ツイン・フュージョンすることで神のE・HERO、ZE(ゼウスエレメンタル)・HEROになるのよね。
十代:それだけじゃないぜ。条件に見合っていれば、ゴッド・エヴォリューションして、進化するんだ。
明日香:まずは強力な炎の力を持つ’デウス・サンシャイン’。
十代:こいつが進化すると、宇宙の誕生を示す言葉、’デウス・ビッグバン’に進化するんだ。
明日香:次は光の天空’ハウメニー・チエーリ’。
十代:こいつが進化しると、無敵の光’インヴィンチービレ・チエーリ’になるんだ。
明日香:天空から無敵って、あまり合っていないわね
十代:あんまり、察しないでくれ…
明日香:ごめんなさい。じゃあ、次は、海の神、そして氷の力を持つ’ブリザード・ポセイドン’ね。
十代:こいつは、進化するとダイヤのような輝きを放つ’ダイヤモンド・ポセイドン’に進化するんだ。
明日香:そして、次は魔神の力を持つ’オスクリダ・ディオス’。
十代:進化すると、’ハイ・オスクリダ・ディオス’になるぜ。
明日香:次は覇者の異名を持つ地属性のZE・HERO’カンクウル・バルキリオン’。
十代:進化すると、さらに強くなった’カンクウル・オメガ’になるんだ。
明日香:そして、最後は神の中の神。’オーディン・ルーチェ’ね。
十代:こいつが進化すると、’オーディン・マスター’になるんだ。
明日香:これで最後かしら?
十代:いや、まだあるぜ。幻のE・HEROが一つになった…
明日香:思い出したわ。’XE(エクスエレメンタル)・HEROエンペラー・ノヴァ’ね。
十代:そうだぜ。こいつも凄いモンスターだ。
明日香:じゃあ、次は儀式E・HEROを紹介しましょう。
十代:ああ
明日香:まずは、光の儀式E・HERO’フォルテ・レオネ’。
十代:レオネはライオン、つまり獅子って意味なんだよな
明日香:次は地の儀式E・HERO’アイアン・ティグレ’。虎の力を持つ儀式E・HEROね
十代:そして、次は一角獣、つまり、ユニコーンの血を引き継ぐ’ヌーヴォラ・ユニコーン’だ。以外に闇属性だぜ。
明日香:次は不死鳥の力を持つ’ヒーリング・フェニックス’ね。
十代:さらに、水を駆けるペガサス’ヴォランテ・ペガサス’だな。
明日香:最後は風のドラゴンの力を持つ’サルト・ドラゴ’ね。
十代:そして、最後は、この6体が融合してできたヒーロー’セレーノ・ジェネシス’だ。
明日香:考えてみれば、儀式E・HEROは元素からかなり離れているわね。
十代:そうだな。だから、儀式なのかもしれないな。
明日香:次は、どのモンスターにする?
ユベル:《次は僕だよ》
十代:うわぁ!ユベル!いつのまに!
ユベル:《次、紹介するのは、僕がE・HEROになった姿、’E・HEROユベル’だ。攻撃力はネオスと同じ2500だよ》
明日香:あ、消えたわ。
十代:それだけのために出てきたのかよ?
明日香:じゃあ、次はハネクリボーね。
十代:ハネクリボーはレベル9や、レベル10のほかに、レベル2からレベル8まで多彩な姿を持つようになった。
明日香:普通のハネクリボーから、レベル10までのハネクリボーだなんて、見た目に関わらず、凄いわね
ハネクリボー:《クリクリィ》
十代:ハネクリボーも喜んでるぜ。
明日香:凄いわね。ハネクリボー
ハネクリボー:《クリクリィ》
明日香:じゃあ、次は新しいネオスペーシアンと、新しいコンタクト融合でできたネオスね。
十代:じゃあ、まずは、ティンクル・モスとネオスがコンタクト融合した’ティンクル・ネオス’。グロー・ネオス の進化版だ。
明日香:次はフレア・スカラベの進化’バーン・スカラベ’ね。
十代:こいつとネオスがコンタクト融合すると、フレア・ネオスの進化形態’バーン・ネオス’になるんだ。
明日香:次は、そうね。グラン・モールの進化’グランド・モール’。そして、ネオスとコンタクト融合すると’グランド・ネオス’になるわ。
十代:じゃあ、次はブラック・パンサーが進化した姿’シャドー・パンサー’ね。ネオスとコンタクト融合すると’シャドー・ネオス’になるんだ。
明日香:そして、最後は’スカイ・ハミングバード’ね。コンタクト融合すると、’スカイ・ネオス’になるんだ。
十代:ああ、だが、もう1体いるぜ。
明日香:ネオスペーシアンが一つになった’キング・ライガー’ね。
十代:ああ、ネオスとコンタクト融合すると、王のネオス、’キング・ネオス’になるんだ。
明日香:ネオスも進化するわね。
十代:だが、ネオスの進化は、これだけじゃないぜ。決められた種族とネオスを融合することで現れるネオスもいるんだ。ネオス・ナイトみたいにな。
明日香:まずは、ネオスとドラゴン族が融合した’ネオス・ドラグーン’。右腕が竜の形をしているわね。
十代:次は、ネオスと魔法使い族が一つになった’ネオス・マジシャン’。錫杖を持っているぜ。
明日香:え~と、次はアンデットの力を手に入れた’ネオス・デスサイス’。大釜を持っているわね。まるで死神になったネオスだわ。
十代:次は、獣戦士の力を持つ’ネオス・ビーストソルジャー’。手には大剣を持ってるぞ。
明日香:じゃあ、次は、獣族の力を持つ’ネオス・ビースト’。両手には鋭い爪がついているわ。
十代:次は鳥獣族の力を持った’ネオス・ガルーダ’。手には長剣を持ってるぜ。
明日香:まだまだあるわよ。悪魔の力を手にした’ネオス・エピオン’手には、スピアを持っているわね。それに、天使の力を持つ’ネオス・ルーラー’。武器はもちろん、弓よ。
十代:次は昆虫の力を受け継いだ’ネオス・ナチュラル’。手には小さな剣、短剣を持っている。それに、恐竜の力を持った’ネオス・ダイナソー’。武器は斧だ。
明日香:そして、爬虫類族の力を受け継いだ’ネオス・レプタル’。武器は双剣よ。
十代:次は一気に言わせてもらうぜ。魚族と融合し、槍を持った’ネオス・スクアーロ’。さらに、海竜族と融合し、バズーカのような機関系の武器を持った’ネオス・リバイス’。そして、機械族と融合し、トンファーを両手に持った’ネオス・ジェネクス’だ。
明日香:次は雷族と融合し、銃を持った’ネオス・プラズマ’。さらに、水族と融合し、ロッドのような武器を持つ’ネオス・ウォーター’。そして、炎族と融合し、矛のような武器を持つ’ネオス・ファイア’ね。
十代:残りは、俺が一気に紹介するぜ。岩石族と融合した’ネオス・ロック’。手には鉄球のような武器を持つ。そして、最後に植物と融合した’ネオス・プラント’。手にはムチを持っている。
明日香:考えてみれば、この方法で融合したネオスは全部、武器を持っているわね。
十代:そうだな。さて、あともう少しだ。次は、ネオスと、翔のサイバー・エンド・ドラゴンが融合した’サイバー・ネオス’だ。サイバー流の血を引き継ぐネオスだぜ。次はエドのブルーディとネオスが融合した’デステニー・ネオス’。ネオスにD(デステニー)・HEROの力が重なったネオスだ。
明日香:そして、私のサイバー・プリマとネオスが融合した’サイバー・エンジェル・ネオス’ね。サイバー・エンジェルと名のついたモンスターを墓地に送ることで効果が決まるわ。
十代:これで、全て終わった…とは言わせないぜ。最後にもう1体いるんだよな
明日香:ええ、クローン・エンパイラの指揮官ゼロとのデュエルで最後に出したE・HERO。
十代:その名も’∞NE(インフェニット・ネオ・エレメンタル)・HEROワールド・ネオス’だ。
明日香:全てのHEROと、ネオスペーシアン、ネオスの力が一つになった世界最強のヒーローね。
「ふ~、終わった。まだ昼間なのに、今日は疲れたな。なあ?明日-」
十代が言うと、明日香は十代の唇を奪う。
そして、唇を離す。
「約束覚えてるかしら?」
「約束?…あ」
「帰ってきたら、30回以上キスするって。あなたが言ったのよ」
「本気でやるのか?」
「私は、あなたがやるって言ったらやるわよ」
「じゃあ、するか?30回、キスをな」
十代は明日香をソファーに押し倒す。
明日香は十代の首に手を回す。
第2ED Endless Dream(きただにひろし)
予告
十代:ついに、みんなとのお別れが近づいてきた。
だが、俺は、まだ自分の道を決めていないんだよな
すると、そこに、あの人が!
次回【十代VSキング】
あなたが、どうして、ここに……