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第79話【自分の影】




実体化したダメージをゼロが受け、顔に付けている仮面が砕けかけてくる。


「言ったはずだ…俺は影だと」
ゼロが言う。


そして、仮面が完全に砕け、ゼロは顔を見せる。


「……!?」
十代が驚く。





「ああ!?」


「そんな…」


「これは…」


「どんなっているんだ…?」
画面越しから見ていたみんなも驚く。



そう、仮面の裏に隠された姿。髪の毛や瞳の色は違っていたが、紛れもなく十代と瓜二つだった。




「十代が…2人…?」
明日香が言う。





「ゼロ……お前は…」
十代が言う。







第2OP Precious Time,Glory Days(サイキックラバー)






GX‐79【自分の影】





仮面の裏に隠されたゼロの姿。

十代は少しだがパニック状態になる。


「ゼロ!お前は一体、何者だ!」


「フッ…この顔を見られたからには答えるしかないか。十代、俺はお前の実の父親、健三によって作られた、お前のクローン的存在だ!」

「なに!」





「シニョール十代の、クローン!」


「どういうことだ?」
クロノス教頭と、エドが言う。






「お前も、ご両親や、前に戦ったプラネから話しは聞いているはずだ。貴様の心に宿る覇王の意志がもし暴走したときのことを考え、健三が覇王対策のものを作ったと…。その覇王対策のものを知っているのは、設計した健三、そして妻の美優ぐらいだ」


「……!、まさか、その対策物って…」


「ああ、それが、俺だ」


「!!」






「あれが、覇王対策物だっていうのか…?」

「だが、なぜ、クローン…?」
ヨハンと、オブライエンが言う。







「教えてやろう。24年前に、健三と美優に何が起きたか…」


「…………」


「みんなは事故だ、事故だと言っているが、2人は事故で死んだのではなく、俺が殺した」


「!!」


「当時、健三は、俺を作るのに、夢中になり、美優はHEROカードを作るのに専念していた」
ゼロが説明し出す。


「美優の方はうまく行っていたのだろ…しかし、事件は、健三が作っていた俺にあった。あいつは、人格や性格を作るため、俺をマインドコントロールした。もちろん、どんな性格にするつもりだったかは、俺も知らない。だが、健三はマインドコントロールする調整を誤り、俺の性格、人格を強度に歪めてしまった」


「…………」


「そして、俺は歪んでしまったクローンとして暴走。2人を殺めた。そして、美優が設計していた全てのHEROデッキを取ろうとした。だが、E・HEROとM・HEROは見つけることができず、幻のE・HEROは、機械の誤作動により、人工の石に封印され、各場所へ散った。更に、ネオスのカードたちは、作るのが間に合わなかったため、当時の新技術を使って、お前の脳にインプットした。いつか、十代がネオスたちのカードを作るようにと……」


「…じゃあ、お前の部下共は全員クローンだったってことか?」



「それは違う。あいつらは、人間でもクローンでもない。一つ一つのデッキの闇の心が生み出した、空想人間のようなものだ」

「!」





「じゃあ、デュエルで負け、いきなり消える理由は、負けて使命を果たしたから…」
レイが言う。





「……だから、俺は健三ども復讐しようとした。こんな俺を作った健三に。だが、健三は死んでいた。だから、俺は健三と同じ存在、人間に復讐を誓った。26のHEROデッキが集まったときの力を使いな」


「そんなことで、人間を殺すってのか」


「ああ、面白いだろ?」


「面白いなんてあるもんか!関係のない人間を殺して、何が楽しんだよ?」


「楽しい?…バカいえ、俺だって、そんなことは楽しいとは思ってないさ。だが、全ての人間は、俺の敵だ」
ゼロがデュエルディスクを構える。







「そんなことだけのために…」


「許せないザウルス!」
明日香と剣山が言う。





「デュエルを続行するぞ」
ゼロが言う。




8ターン
十代
LP3000
ゼロ
LP1400


「俺のターン!」
ゼロがカードをドローする。


「ふん、いいカードを引いたな…」


「!?」


「マジックカード’ありがたき回復’!相手の融合デッキから融合モンスターを10枚墓地に送り、俺はライフを3000回復する!」

十代の融合デッキから’アクア・ネオス’、’グロー・ネオス’、’フレア・ネオス’、’ブラック・ネオス’、’エアー・ネオス’、’グラン・ネオス’、’カオス・ネオス’、’マグマ・ネオス’、’ストーム・ネオス’、’セイラーマン’が墓地に送られた。


ゼロ
LP1400→4400


「!?」






「ネオス・ワイズマンで与えたダメージが!」


「1ターンで回復したノーネ!」


「しかも、十代くんの融合デッキも削られた!」
翔、クロノス教頭、藤原が言う。






「そして、パンガイアを生け贄に捧げ」
パンガイアがフィールドから消える。


「現れろ!’Z・HEROフォーゼ’!」
ゼロの場に新たなモンスターが現れる。


Z・HEROフォーゼ
レベル9 攻撃力3500



「こいつは、Z・HERO1体生け贄で召喚可能なモンスターだ!」


「攻撃力、3500…」


「フォーゼで、ネオス・ワイズマンに攻撃!フォーゼ・リスペクト!!」
フォーゼが攻撃する。


「言っておくが、こいつにトラップカードは通用しないぞ!」
ゼロが言う。
そして、ネオス・ワイズマンが破壊された。


「うわっ!」


十代
LP3000→2500


「ネオス・ワイズマン撃破!」


「くっ…ネオス・ワイズマンがバトルで破壊されたとき、ユベルを除外し、ネオスを復活させる。現れろ!ネオス!」
十代の場にネオスが戻ってきた。


E・HEROネオス
レベル7 攻撃力2500


「ふん…ターンエンドだ」
ゼロのターンが終了した。





「せっかく出したネオス・ワイズマンが破壊されたザウルス!」


「十代……」
剣山と明日香が言う。







9ターン
十代
LP2500
ゼロ
LP4400


「俺のターン!」
十代がカードをドローする。


「マジックカード’賭けの引き’!融合デッキから融合モンスターを5枚墓地に送り、デッキから5枚ドローする。ただし、このターン、融合のカードは使えない。…俺は融合デッキから’テンペスター’、’エリクシーラー’、’プラズマ・ヴァイスマン’、’ネクロイド・シャーマン’、’スチーム・ヒーラー’を墓地に送って、5枚ドロー!」
十代は融合デッキから5枚のカードを墓地に送り、デッキから5枚ドローした。


「マジックカード’プラン・ネオスペーシア’を発動!融合デッキから6体の融合と名のついたネオスを墓地に送り」
十代は融合デッキから’ティンクル・ネオス’、’マリン・ネオス’、’バーン・ネオス’、’スカイ・ネオス’、’グランド・ネオス’、’シャドー・ネオス’を墓地に送った。


「相手は次のターン、攻撃することができない!」


「攻撃封じか」


「俺はカードを1枚セットし、ターンエンドだ」
十代のターンが終了した。





10ターン
十代
LP2500
ゼロ
LP4400


「俺のターン!」
ゼロがカードをドローする。


「攻撃ができないのであれば、このターン、バトルだけはおとなしくさせてもらうか。だが、やれることだけはやらせてもらう。マジックカード’Z・サモン’を発動!デッキからZ・HEROを可能な限り特殊召喚する!現れろ!Z・HERO’ヴォンラ’、’テバイス’、’ルース’、’ティオラ’!」
ゼロの場にモンスターが4体現れる。


Z・HEROヴォンラ
レベル4 攻撃力1900


Z・HEROテバイス
レベル4 攻撃力1900


Z・HEROルース
レベル4 攻撃力1900


Z・HEROティオラ
レベル4 攻撃力1900


「!!」






「一気にモンスターが4体も!」


「攻撃をすることができないから助かったものの、これはマズい!」
エドと、亮が言う。






「俺はカードを1枚セットし、ターンエンド」
ゼロのターンが終了した。




『モンスターが5体……だが、あのカードさえ、ドローできれば…』
十代が呟く。





11ターン
十代
LP2500
ゼロ
LP4400


「俺のターン!」
十代がカードをドローする。


『来た!』
引いたカードを見て呟く。


「行くぞ!マジックカード’エレメンタル・ストリーム’を発動!」
十代がマジックカードを発動した。





「あのカードは!」
画面越しから見ていた万丈目が言う。





「融合デッキから20種類の種族を1体ずつ、墓地に送り、相手モンスターを全て破壊する!」
十代は右手に20枚のカードを取り出した。


「俺が今、持っている20種類の種族の力を持つネオスを融合デッキから墓地に送る!このカードたちは、通常戦士族だが、融合デッキにあるときはネオスと融合素材にする種族と同じ種族として扱うことができる!」
十代は20枚のカードを墓地に送った。

すると、フィールドの頭上に墓地に送ったモンスターたちが現れる。

「フィールドを粉砕しろ!エレメンタル・ストリーム!!」
墓地に行ったいろんなネオスが多彩な色の魂となり、竜巻を作り、相手フィールドのモンスター5体を一掃した。


「っ!」






《やったニャ!》
大徳寺先生が言う。



「ゼロのモンスターゾーンをがら空きにした!」
明日香が言う。





「更に、トラップ発動!’フューチャー・ビジョン’!フィールドにネオスがあるとき、手札の融合と、デッキから6体のネオスペーシアンを墓地に送る!」
十代は合計7枚のカードを墓地に送った。


「そして、今、墓地に送ったネオスペーシアンと、フィールドのネオスをデッキに戻し、究極コンタクト融合!!現れろ!’ゴッド・ネオス’!」
ネオスの周りに6体のネオスペーシアンが現れ、ネオスと一つになる。


E・HEROゴッド・ネオス
レベル12 攻撃力3000


「ゴッド・ネオスの効果!デッキからネオスペーシアンを除外し、そのモンスター効果を吸収。1体につき攻撃力を500アップ!更に、吸収したフレア・スカラベの効果により、更に400ポイントアップする!」


E・HEROゴッド・ネオス
攻撃力3000→6000→6400






「攻撃力6400!この攻撃が通れば、兄貴の勝ちだ!」
翔が言う。





「ゴッド・ネオスで、ゼロにダイレクトアタック!レジェンダリー・ストライク!!」
ゴッド・ネオスが攻撃する。


「これで最後だ!」
十代が言う。


しかし、


「いや、最後を飾るのは、俺だ!トラップ発動!’ゼロ・ジャッジメント’!フィールドにZ・HEROがないときに、自分が攻撃を受けるとき発動!攻撃を無効にし、相手のデッキ、そして、融合デッキから、それぞれ5枚のモンスターカードを墓地に送る!」
ゴッド・ネオスの攻撃が止まる。


「っく……」
十代はデッキから’フェザーマン’、’バースト・レディ’、’バブルマン’、’クレイマン’、’スパークマン’を、融合デッキからは’ランパート・ガンナー’、’ワイルド・ウィングマン’、’ワイルド・ジャギーマン’、’ダーク・ブライトマン’、’マッド・ボールマン’を墓地に送った。



「Z・HEROは、相手を0まで追い上げるHERO。デッキ破壊も備わっている」

「くっ…ゴッド・ネオスが吸収した’エアー・ハミングバード’の効果発動。相手の手札1枚につきライフを500回復する」
ゼロの手札は3枚だった。


十代
LP2500→4000


「カードを1枚セットし、ターンエンド」
十代のターンが終了した。


「そして、効果が切れたゴッド・ネオスの攻撃力は元に戻る」


E・HEROゴッド・ネオス
攻撃力6400→3000






「せっかくのチャンスが…」

「無駄に終わった…」


「だが、十代のライフも降り出しに戻った。まだ決着は長引くぞ」
レイ、藤原、オブライエンが言う。






12ターン
十代
LP4000
ゼロ
LP4400


「俺のターン!」
ゼロがカードをドローする。


「Z・HEROの力は、まだ上がある。その力をとくと味わうがいい!」
ゼロが言う。






第2ED Endless Dream(きただにひろし)






予告


十代:HEROの結束を無駄にしなければ、怖いものなどない!例え、それが神であっても、魔王であってもだ!

ゼロ、貴様は、俺のE・HERO……いや、俺のHEROたちで倒し、Z・HEROを、お前の呪縛から解放する!


次回【世界最強のHERO】


こいつが、HEROの結束の証しだ!







ヒーロー講座


今回は最後、’Z・HERO’についてだ。クローン・エンパイラの指揮官、ゼロが持っているHEROで、戦闘ダメージを0にする力を持っている。
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