第74話【エレメンタル・ストリーム】
『さあて、万丈目。これからが本番だぜ』
十代が呟く。
すると
「十代」
万丈目が呼ぶ。
「ん?」
「お前、このデュエルを楽しんでいるのか?」
「なんだよ、いきなり…」
「しばらく、クローン・エンパイラとのデュエルが続いて、楽しいデュエルができなかったのはわかる。だが、俺は、楽しいデュエルをしている姿の貴様とやりたいんだ」
「…………」
「万丈目くん…」
「…なに言ってんだよ。俺は、ちゃんと楽しんでるぜ」
「ふん、それを聞いて安心した。デュエルを続行するぞ!十代!」
万丈目が言う。
第2OP Precious Time,Glory Days(サイキックラバー)
GX‐76【エレメンタル・ストリーム】
十代と万丈目のデュエル。
万丈目に傷一つ負わせることができず、6ターン目を迎えていた。
6ターン
十代
LP3500
万丈目
LP4000
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
『万丈目の場にはアームド・ドラゴンLV10が1体。俺のオーディン・マスターで破壊することはできるが、あの伏せカード……。最初に消しとくべきか』
十代が呟く。
「オーディン・マスターで、アームド・ドラゴンLV10に攻撃!オーバー・ジャッジメント!!」
オーディン・マスターが攻撃する。
しかし
「させるか!トラップ発動!’威嚇するほうこう’!このターン、相手は攻撃することができない!」
オーディン・マスターが攻撃を止める。
「カードを1枚セットし、ターンエンドだ」
十代のターンが終了した。
7ターン
十代
LP3500
万丈目
LP4000
「俺のターン!」
万丈目がカードをドローする。
「マジックカード’強欲な壺’を発動し、デッキから2枚ドロー!」
万丈目はデッキから2枚ドローした。
「アームド・ドラゴンLV10の効果発動!手札を1枚捨て、相手モンスターを全て破壊する!」
アームド・ドラゴンLV10の効果が発動した。
しかし、十代は
「隼人が作ってくれたカードの力、見せてやるぜ!トラップ発動!’エレメンタル・オブ・ガード’!手札のE・HERO…’ネクロ・ダークマン’を墓地に捨て、効果破壊を無効にする!」
十代は手札を1枚捨てた。
アームド・ドラゴンLV10の効果が無駄に終わった。
「くっ…ならば、カードを1枚セットし、ターンエンド」
万丈目のターンが終了した。
8ターン
十代
LP3500
万丈目
LP4000
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
「オーディン・マスター!次こそ、アームド・ドラゴンLV10を破壊しろ!オーバー・ジャッジメント!!」
オーディン・マスターが攻撃する。
しかし、
「残念だが、その攻撃もお預けだ!トラップ発動!’ユニオン・スティール’!相手からの攻撃を無効!更に、ライフを半分支払い、融合デッキから機械族モンスターを融合素材に使う融合モンスターを2体選択し、選択した融合モンスターの素材モンスターを融合デッキとデッキから墓地に送り、効果を無効にして特殊召喚する!」
オーディン・マスターの攻撃が無効になった。
万丈目
LP4000→2000
「俺は融合デッキから’VWタイガー・カタパルト’と、’XYZドラゴン・キャノン’、そして、デッキから’カブトップ’と、’クワガターボ’、’スパイダーベース’を墓地に送り」
万丈目が5枚のカードを墓地に送った。
「現れろ!’アサルト・キャノン・ビートル’!’VWXYZドラゴン・カタパルトキャノン’!」
万丈目の場に2体のモンスターが現れる。
アサルト・キャノン・ビートル
レベル8 攻撃力2800
VWXYZドラゴン・カタパルトキャノン
レベル8 攻撃力3000
「いきなり、融合モンスターが2体!」
明日香が驚く。
「ちょっとマズいかもな…カードを2枚セットし、ターンエンド」
十代のターンが終了した。
9ターン
十代
LP3500
万丈目
LP2000
「俺のターン!」
万丈目がカードをドローする。
「このターンで決めるぞ!十代!貴様からキングの称号を剥奪する!」
万丈目が言う。
「十代…」
明日香が呟く。
「アームド・ドラゴンLV10の効果発動!手札を1枚捨て、相手モンスターを全て破壊する!」
万丈目はラスト1枚の手札を墓地に捨て、オーディン・マスターを破壊した。
「っ!」
「行くぞ!十代!アームド・ドラゴンLV10でダイレクトアタック!アームド・ビッグ・バニッシャー!!」
アームド・ドラゴンLV10が攻撃する。
しかし
「トラップ発動!’サウザンド・バリア’!このターン、ライフを1000払い、攻撃を無効にする!」
十代
LP3500→2500
十代の周りにバリアが出て、攻撃を無効にした。
「だが、俺には、後2体のモンスターの攻撃が残っている。例え、攻撃が無効になっても、コストを支払うことで、お前のライフは2000支払うことになる!行け!アサルト・キャノン・ビートル!」
アサルト・キャノン・ビートルが攻撃する。
「サウザンド・バリア!効果発動!」
十代
LP2500→1500
アサルト・キャノン・ビートルの攻撃を無効にした。
「VWXYZドラゴン・カタパルトキャノンで攻撃!アルティメット・ディストラクション!!」
VWXYZドラゴン・カタパルトキャノンが攻撃する。
しかし
「サウザンド・バリアの効果発動!」
十代
LP1500→500
十代の周りにバリアが現れ、ドラゴン・カタパルトキャノンの攻撃を防ぐ。
「これで貴様のライフはわずか500。次の俺のターンで決着をつけさせてやる。ターンエンド」
万丈目のターンが終了した。
10ターン
十代
LP500
万丈目
LP2000
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
そして、引いたカードを確認する。
『このカードは、隼人が作った中でも、自信作と言っていたやつ…』
十代が、そのカードのテキストを読む。
『よし』
十代が呟く。
「俺はカードを1枚セットし、ターンエンドだ」
十代のターンが終了した。
「どうやら、勝負あったな」
万丈目が言う。
11ターン
十代
LP500
万丈目
LP2000
「さあ、ラストターンだ!ドロー!」
万丈目がカードをドローする。
「アームド・ドラゴンLV10!十代にトドメをさせ!アームド・ビッグ・バニッシャー!!」
アームド・ドラゴンLV10が攻撃する。
「っ!」
「十代!」
明日香が叫ぶ。
「これで、デュエルアカデミアのキングの称号は、俺が剥奪した!」
万丈目が言う。
しかし
「トラップ発動!」
「!?」
「’攻撃の無力化’!相手の攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了する!」
アームド・ドラゴンLV10の攻撃が無効になる。
「チッ…まだ、そんなカードを伏せていたか。だが、次のターンで最後だ。俺は、これでターンエンドだ!」
万丈目のターンが終了した。
12ターン
十代
LP500
万丈目
LP2000
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
「悪いが、万丈目。ここで仕留めさせてもらうぜ」
「なに!?」
「トラップ発動!’エレメンタル・ストリーム’!」
十代がトラップを発動した。
「エレメンタル・ストリーム?」
明日香が言う。
「融合デッキから20種類の種族の融合モンスターを墓地に送り、相手モンスターを全て破壊する!」
「な!20の種族だと!?」
「行くぜ!戦士族’ネオス・ナイト’!」
十代はカードを墓地に送った。
「ドラゴン族’ネオス・ドラグーン’!」
「バカな!そいつは戦士族のはずじゃあ…」
「悪いが融合デッキにあるネオス・ドラグーンは、その効果ゆえ、ドラゴン族としても扱うことができる」
「な!じゃあ、ほかのネオスもか!」
「ああ、そうだ!行くぜ!魔法使い族’ネオス・マジシャン’!」
十代はカードを墓地に送る。
「次は、アンデット族の’ネオス・デスサイス’、獣戦士族の’ネオス・ビーストソルジャー’!」
十代が更にカードを墓地に送る。
「獣族’ネオス・ビースト’!鳥獣族’ネオス・ガルーダ’!」
2枚のカードを十代は墓地に送る。
「悪魔族’ネオス・エピオン’!天使族’ネオス・ルーラー’!」
更に十代はカードを墓地に送る。
「昆虫族の’ネオス・ナチュラル’!恐竜族の’ネオス・ダイナソー’!爬虫類族の’ネオス・レプタル’!」
十代はカードを墓地に送る。
「魚族の’ネオス・スクアーロ’!海竜族の’ネオス・リバイス’!機械族の’ネオス・ジェネクス’!」
更に、墓地に送る。
「雷族の’ネオス・プラズマ’!水族の’ネオス・ウォーター’!炎族の’ネオス・ファイア’!」
3枚のカードを十代は墓地に送る。
「そして、岩石族’ネオス・ロック’!植物族の’ネオス・プラント’!」
十代は更にカードを墓地に送った。
そして、フィールド上空に、墓地に送ったモンスターが出る。
「これは!」
「すごい…」
明日香が言う。
「万丈目のフィールドを一掃しろ!エレメンタル・ストリーム!!」
20体のモンスターが色とりどりの光の魂となり、渦状に周り、竜巻を出す。
「うわああ!」
万丈目の3体のモンスターが破壊された。
「まだだ!俺は、このターン、通常召喚が残っている!墓地のネクロ・ダークマンの効果により、’ネオス’を召喚!」
十代の場にネオスが現れる。
E・HEROネオス
レベル7 攻撃力2500
「!!」
「ネオスでダイレクトアタック!ラス・オブ・ネオス!!」
ネオスが攻撃する。
「うわああ!」
万丈目
LP2000→0
「くっ……負けた」
万丈目が膝を床について言う。
すると、そこに、十代が来る。
「楽しいデュエルだったぜ」
十代が手を差し伸べる。
「ああ、そうだな」
万丈目は珍しく十代の手を取り、立ち上がる。
すると、そこに、
「やったわね、十代」
明日香が十代の腕にくっ付く。
万丈目は目を丸くする。
「て、天上院くん、なぜ、平気で十代の腕に………?」
「なんでだと思う」
明日香が聞く。
万丈目は怒る。
「十代!貴様、もう一度デュエルだ!今度は天上院くんを賭けてな!」
「はぁ?なんだよ、それ」
「いいから受けろ!貴様は、俺が絶対にたおーーす!」
万丈目が叫ぶ。
第2ED Endless Dream(きただにひろし)
予告
十代:遂に、デュエルアカデミアに25個目のHEROデッキを持ったクローン・エンパイラが現れた。
よっしゃあ!ここで、お前をぶっ倒すぜ!
次回【融合VS融合】
このHERO…E・HEROと同じ……